獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

いとうせいこう「想像ラジオ」を読んだ。

2014-01-02 13:43:22 | 雑感
年案津年始は読書しよと思っている私デスペア。先日の朝のNHKラジオで林真理子が3冊おすすめをあげていた。いとうせいこう著「想像ラジオ」、「ホテルローヤル」、「北斗」

 さっそく想像ラジオを読んでみる。

 村上春樹のねじまき鳥よろしく、杉の木のてっぺんでなぜか仰向けになってしゃべりつづけるラジオDJの話。ほとんど彼のひとり語りで物語がすすんでいく。彼が語るエピソードはたわいもない思いで話だったり、リスナーからのどこにでもあるようなお便りなのだが涙が出た。なぜだろう。

 そして明かされるこのDJの真実と思い。あなたは誰に思いを伝えたいですか?また誰の声を聴きたいですか?がテーマ。

 私が泣いたのはなぜか21才の缶詰工場で働く女性のお便り。平凡な日常なのになぜか涙がでた。なぜ私が涙を流したかしりたい人はぜひ読んでみてね。

 網膜色素変性症な私デスペア。デイジー図書というボランティアさんが朗読してくれた録音図書をサピエ図書館からダウンロードしてきいたのだが、この朗読の人が朗読が上手だった。想像ラジ・・・・オのジングルもなんんかよかったし、おじいさんの声もよかった。
コメント
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