獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

0を1にすることと 1を100にすることの優劣

2014-02-25 20:04:26 | 雑感
 聴覚障害者なのに交響曲を作曲する転載さむらごうちまもる。現代のベートーベンと称される彼。

 だけど本当は作曲したのは別の人で、聴覚障害者というのもうたがわしい。

 そのことをスクープした週刊文春を読んだ。サピエ図書館からダウンロードして聞いた。網膜色素変性症な私デスペア。ボランティアさんが朗読録音してくれた週刊文春を聴く。朗読録音作業のため発売してから1週間おくれできくことができる。

 その文春によると、ゴーストライターとして作曲した人がこう言っていた。彼はどこからか仕事をとってきた。彼は0を1にする人で、私は1を100にする人だととのこと。

 さむらごうちはまったくまかせきりではなく曲の構想とかリズムテンぽなどを指示書として図形をつかって伝えていたとのこと、またゲーム音楽にオーケストラの曲があうと売り込んで注文をうけてきたとか書いてあった。

 まさしく0を1にする人だな。仕事をとってきて、イメージしてそのイメージを形にする。その形にする段階でゴーストライターの力をかりる。

 0を1にする人と、1を100にする人はどっちがどうだろう。

 私はどんどん視力が低下していって今までできていた仕事ができなくなっている。事務処理、つまりは1を100にする仕事はどんどんできなくなっている。できることなら発送とか視点を私なりにもって、0を1にする仕事ができたらいいな。

 障害者は効率とかスピードとかは健常者にはとうていかなわないので、0を1にするなにかの能力がほしいね。

 楽器もできない譜面もよめないさむらごうちが結果的にオリンピックのふぃぎあスケートのBGMにつかわれるぐらいの名曲をうみだした。

 だとすると、目がみえない視覚障害者だって結果的になにかなしとげられるんじゃないかと思った。

 さむらごうち氏には「0を1にする力」とかで本を書いてほしいな。
コメント (2)
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