ビバリーヒルズ青春白書とふるはうすを足したような
久しぶりの松下IMPホール。たぶん真野恵里菜のデビューコンサート以来かな。吉川友の舞台をみるため。4煮ん舞台。網膜色素変性症な私デスペア。ステージは見えないのでセリフと音楽を楽しむ。登場人物が少ない今回の舞台だからセリフが多くて、見えなくても十分たのしめた。3年前にも同じ出演者4人で舞台「かわいくなくちゃいけない理由」をえんじていたとのこと。今回はその続編の「幸せでなくちゃいけない理由」。
幸せだけやるかと思えば、ハロコンのように2パターン。昼はかわいくを再演して夜は幸せを上演。私が見たのは夜の幸せのほう。アフタートークがあって、そこでかわいくと幸せ両方みた人?と演者の質問にほとんどの人が手をあげていた。
客層はというと、ハローの真逆。ハローは30代以上の男性が客層の8割をそしめているけど、今回の舞台は9割が20代の女性で男性は1割程度だった。カップルの数もすくなくほとんどが若い女性だった。まぁ若いと言ってもハローメンバーのような元気の和か若しさはなく、どこかおばさん空気が充満していた。この女性たちは誰目当てなんだろう。
デスペア的吉川友舞台「幸せでなくちゃいけない理由」の見るポイント
1、なんだかな
ただ吉川友が出演するという理由だけでぴあでチケットをとって見に行った私。座席は最後列だった。今回の舞台はめずらしく。ステージの上にもステージをかこむように客席があった。東京では円形劇場で上演して、大阪にはないからステージに客席をもってきたのかな。こういったステージもいいね。ハローでもやってほしいな。いやいやステージに客がいるということはいやおうなくステージを見ると客が目に入ってくるのね。うーんハロではあまりみたくないかな(笑)
2時間15分ぐらいの上演時間。はじめの20分は吉川友出てこず。2人の男女。村井と村川絵梨がずっとセリフをいいあっている。それも女性が男性を一方的に言い争っている。どうやらこの2人は元恋人。今は村井が村川絵梨の親友の吉川友とつきあっている。
2人がずっとしゃべっているのだけど、なんか違和感。お互いをグレッグ、ステファニーと呼んでいる。うん?これはアメリカが舞台なのかな。あとにでてくる吉川友もカーリー、もう一人の男性上原はケントという役名。
だれかとだれかがくっついて、わかれて、でもまだ好きで、でももう相手には家庭があって、こどももいる。だけどやりなおしたいという。4人の男女の物語。グレッグは読書家で優柔不断で、ケントはマッチョで肉体労働者でケンカっぱやい。ステファニーはずけずけ物をいって勝気な美容師、吉川友カーリーは美人でケントとの間にジェニファーという娘がいるもケントとはわかれて、今はくれっぐとつきあっている。ちっちゃな人間関係の仲での物語。まるでアメリカのテレビドラマのビバリーヒルズ高校白書や青春白書みたい見たことないけど()
アメリカドラマ独特の、かけあいというか、ウィットにとんだジョークとか、店舗はあるんだけどなぜかうわすべりのセリフのオンパレード。登場人物はなやんでいるんだろうけど、悩んでいると口にはだすけど、なぜかその悩みが伝わってこない。優柔不断な男性は優柔不断のままで、ケンカっぱやい人はずっとケンカっぱやい。登場人物に深みがない。親近感がわかない。おもっていることをすぐに口にだすのでわかりやすいけどとても登場人物が単調。人間は時には弱気になったりときには自信家になったり、ひとりが好きだったり、でもひとりはさびしかったりといろんな面をもっているとおもうのだが、今回の登場人物はキャラクターが1面だけしかなかった。
そして最後もハッピーエンドになるわけでなく、みんなが元のさやにもどるわけでもなく、なんかいまいちな結論。この舞台はアメリカで演じられて賞もとっているようだけど、アメリカの舞台っていうのはこういうものなのね。わかりやすいけど、わかりにくい。キャラクター設定はわかりやすいけど、結論はわかりにくい。この舞台よりも、宮本佳林が主演した「恋するハローキティ」のほうが、よっぽど主人公に深みがあり、ストーリーもわかりやすくて涙もながせて、こっちのほうがエンターテイメントだと思う。ぜひ恋するハローキティをアメリカで再演してほしいな。
2、ステファニー役の村川絵梨
ステファニーはずっと元彼のグレッグに口げんかばっかりしかけている、ズバズバものをいい、人のはなしをきかない、ずっとひとりでしゃべっている。ひとことで言ううとかわいくない。宮本佳林の真逆。私は好きになれないなステファニーは。
演じている村川絵梨っていう女優も役のままの性格なんだろうなとおもって、検索してみたら、なんと2005年のNHK朝ドラ風邪のハルカのヒロインじゃないですか!これにはびっくり。朝ドラをもう20年以上見続けている私。風のハルカも当然しっていて、ヒロインはほわほわしていてやさしい性格、しゃべり方もおっとりしていたような記憶。あのヒロインのハルカが10年後27歳になってステファニーを演じていた。まったく同じ人だとは思えない。おどろいた。
アフタートークで40すぎのおっさんがえりちゃーんとかなんたらこうたらと客席から大声でトークにはいりこんでいたけど、そのとき村川絵梨はしっかり適当にありがとうございますといい、あしらっていた。このあしらいかたはさすが27歳だと思う。10年前の朝ドラヒロインころならあたふたしてしまうところだろうけどね。
えりちゃーんと言うのなら、我らがキッカにも声援あるかとおもったら、吉川友のファン、ゆうフレは無言のままだった。ハロヲタはしっかり空気を読むのね。ゲキハロとか演劇女子部のようなハローの舞台だと必ず名前をコールするのだけど、今日はひとこともキッカーと叫ぶ人はいなかった。
3、吉川友は堂々と
たぶん4人の出演者の中で22歳の吉川友が一番年下だとおもうのだけど、アフタートークショーでは、いつものきっからしく、ボケたり、とぼけたりして客席から爆笑をとっていた。おそらく女性客は吉川友がアイドルであることなどしらないとおもうが、それでもアフタートークは橘川ペースで、吉川友が流れをつくっていた。やるね吉川友。ほかの出演者とちがって、吉川友はソロでコンサートを数多くこなしていて、ソロでいろんなコンサートにもゲスト出演しているその経験がいきたね。
役者はどうしてもかっこつけだから、きっかみたいなボケられるキャラクターだと目立つね。役者はどうしてもまじめだけど、きっかはどこかふざけているからそこがとってもいいね。たぶん女性客も吉川友について家に帰って検索しただろうな。それぐらい吉川友はアフタートークはよかった。
本編でも長セリフをしっかり言えていたし、相手役の男性にだきついたり、なぐったり(していたと会場の雰囲気からそう感じ取った視覚障害者の私)とうまく演じていた。それに、男性にむかってあなたを食べたい、あなたとやりたい!と連呼したり、あなたとベッドしたいのとか、ハロ現場では聞けないセリフも堂々と言っていた吉川友。ハローでは見られない女優吉川友がそこにいた。
セリフでかんだのは1回だけで、「ただダンキンドーナツが」のだが重なったところでつっかえていた。セリフまちがいはそれだけだったと思う。これはたいしたこと。
これからは女優きっかにも注目だな。
アフタートークおわって19時。ロビーでパンフレット1500円を買う。ほかに橘川湯の写真セットと村井良大きの写真セットがあるだけで、ほかの出演者の写真セットはなかった。Tシャツつくれば売れるのになと思った。あと入場時に手引してもらったスタッフにきくと、各出演者ごとにプレゼントボックスがあるとのこと。だれのボックスが一番プレゼントがおおいか気になったが、今日はアウェーなのでやめておいた。
帰りも一人白杖をついて心斎橋でのりかえて梅田へ。心斎橋駅で親子連れののお父さんに手引してもらった。話してみると、娘さんが明日から長野にスキーにいくので、松屋町のタナベスポーツでスキー靴をかってきたとのこと。最近はアルペンとかヒマラヤとかのショップがなくなってしまって松屋町まで買いに来たとのこと。夫婦と娘さんの3人。仲がいい3人。むすめさんの声やしゃべり方でこどもじゃないとおもって、あとできいたら大学生とのこと。大学生にもなって親と一緒に買い物?とおもったけど、親にしてみたらとってもうれしいことなんだろうな。はなしの流れで私が今見てきた舞台は幸せでなくちゃいけないという舞台で、村井、上原、吉川友、村川という人が出演してましたけど、だれか知ってますか?と聞くも、おとうさんもおかあさんも娘もだれひとり聞いたことないですねとのこと。わざと吉川友だけフルネームでたずねてみたんだけど残念だった。
一般人からしたらだれも知らないで当然なのかな?とすると気になるのは、女性客はどうやってこの舞台を知って、だれがお目当てで、それはどういったきっかけはゆーから好きになったのかということが知りたいな。
あとかわいくなくちゃのほうDVDが出ているのなら見てみたいな。そっちのほうがもっとわかりやすいかな。
公演情報
『シアワセでなくちゃいけないリユウ』
作◇ニール・ラビュート
演出◇深作健太
出演◇村井良大 植原卓也 吉川友 村川絵梨
久しぶりの松下IMPホール。たぶん真野恵里菜のデビューコンサート以来かな。吉川友の舞台をみるため。4煮ん舞台。網膜色素変性症な私デスペア。ステージは見えないのでセリフと音楽を楽しむ。登場人物が少ない今回の舞台だからセリフが多くて、見えなくても十分たのしめた。3年前にも同じ出演者4人で舞台「かわいくなくちゃいけない理由」をえんじていたとのこと。今回はその続編の「幸せでなくちゃいけない理由」。
幸せだけやるかと思えば、ハロコンのように2パターン。昼はかわいくを再演して夜は幸せを上演。私が見たのは夜の幸せのほう。アフタートークがあって、そこでかわいくと幸せ両方みた人?と演者の質問にほとんどの人が手をあげていた。
客層はというと、ハローの真逆。ハローは30代以上の男性が客層の8割をそしめているけど、今回の舞台は9割が20代の女性で男性は1割程度だった。カップルの数もすくなくほとんどが若い女性だった。まぁ若いと言ってもハローメンバーのような元気の和か若しさはなく、どこかおばさん空気が充満していた。この女性たちは誰目当てなんだろう。
デスペア的吉川友舞台「幸せでなくちゃいけない理由」の見るポイント
1、なんだかな
ただ吉川友が出演するという理由だけでぴあでチケットをとって見に行った私。座席は最後列だった。今回の舞台はめずらしく。ステージの上にもステージをかこむように客席があった。東京では円形劇場で上演して、大阪にはないからステージに客席をもってきたのかな。こういったステージもいいね。ハローでもやってほしいな。いやいやステージに客がいるということはいやおうなくステージを見ると客が目に入ってくるのね。うーんハロではあまりみたくないかな(笑)
2時間15分ぐらいの上演時間。はじめの20分は吉川友出てこず。2人の男女。村井と村川絵梨がずっとセリフをいいあっている。それも女性が男性を一方的に言い争っている。どうやらこの2人は元恋人。今は村井が村川絵梨の親友の吉川友とつきあっている。
2人がずっとしゃべっているのだけど、なんか違和感。お互いをグレッグ、ステファニーと呼んでいる。うん?これはアメリカが舞台なのかな。あとにでてくる吉川友もカーリー、もう一人の男性上原はケントという役名。
だれかとだれかがくっついて、わかれて、でもまだ好きで、でももう相手には家庭があって、こどももいる。だけどやりなおしたいという。4人の男女の物語。グレッグは読書家で優柔不断で、ケントはマッチョで肉体労働者でケンカっぱやい。ステファニーはずけずけ物をいって勝気な美容師、吉川友カーリーは美人でケントとの間にジェニファーという娘がいるもケントとはわかれて、今はくれっぐとつきあっている。ちっちゃな人間関係の仲での物語。まるでアメリカのテレビドラマのビバリーヒルズ高校白書や青春白書みたい見たことないけど()
アメリカドラマ独特の、かけあいというか、ウィットにとんだジョークとか、店舗はあるんだけどなぜかうわすべりのセリフのオンパレード。登場人物はなやんでいるんだろうけど、悩んでいると口にはだすけど、なぜかその悩みが伝わってこない。優柔不断な男性は優柔不断のままで、ケンカっぱやい人はずっとケンカっぱやい。登場人物に深みがない。親近感がわかない。おもっていることをすぐに口にだすのでわかりやすいけどとても登場人物が単調。人間は時には弱気になったりときには自信家になったり、ひとりが好きだったり、でもひとりはさびしかったりといろんな面をもっているとおもうのだが、今回の登場人物はキャラクターが1面だけしかなかった。
そして最後もハッピーエンドになるわけでなく、みんなが元のさやにもどるわけでもなく、なんかいまいちな結論。この舞台はアメリカで演じられて賞もとっているようだけど、アメリカの舞台っていうのはこういうものなのね。わかりやすいけど、わかりにくい。キャラクター設定はわかりやすいけど、結論はわかりにくい。この舞台よりも、宮本佳林が主演した「恋するハローキティ」のほうが、よっぽど主人公に深みがあり、ストーリーもわかりやすくて涙もながせて、こっちのほうがエンターテイメントだと思う。ぜひ恋するハローキティをアメリカで再演してほしいな。
2、ステファニー役の村川絵梨
ステファニーはずっと元彼のグレッグに口げんかばっかりしかけている、ズバズバものをいい、人のはなしをきかない、ずっとひとりでしゃべっている。ひとことで言ううとかわいくない。宮本佳林の真逆。私は好きになれないなステファニーは。
演じている村川絵梨っていう女優も役のままの性格なんだろうなとおもって、検索してみたら、なんと2005年のNHK朝ドラ風邪のハルカのヒロインじゃないですか!これにはびっくり。朝ドラをもう20年以上見続けている私。風のハルカも当然しっていて、ヒロインはほわほわしていてやさしい性格、しゃべり方もおっとりしていたような記憶。あのヒロインのハルカが10年後27歳になってステファニーを演じていた。まったく同じ人だとは思えない。おどろいた。
アフタートークで40すぎのおっさんがえりちゃーんとかなんたらこうたらと客席から大声でトークにはいりこんでいたけど、そのとき村川絵梨はしっかり適当にありがとうございますといい、あしらっていた。このあしらいかたはさすが27歳だと思う。10年前の朝ドラヒロインころならあたふたしてしまうところだろうけどね。
えりちゃーんと言うのなら、我らがキッカにも声援あるかとおもったら、吉川友のファン、ゆうフレは無言のままだった。ハロヲタはしっかり空気を読むのね。ゲキハロとか演劇女子部のようなハローの舞台だと必ず名前をコールするのだけど、今日はひとこともキッカーと叫ぶ人はいなかった。
3、吉川友は堂々と
たぶん4人の出演者の中で22歳の吉川友が一番年下だとおもうのだけど、アフタートークショーでは、いつものきっからしく、ボケたり、とぼけたりして客席から爆笑をとっていた。おそらく女性客は吉川友がアイドルであることなどしらないとおもうが、それでもアフタートークは橘川ペースで、吉川友が流れをつくっていた。やるね吉川友。ほかの出演者とちがって、吉川友はソロでコンサートを数多くこなしていて、ソロでいろんなコンサートにもゲスト出演しているその経験がいきたね。
役者はどうしてもかっこつけだから、きっかみたいなボケられるキャラクターだと目立つね。役者はどうしてもまじめだけど、きっかはどこかふざけているからそこがとってもいいね。たぶん女性客も吉川友について家に帰って検索しただろうな。それぐらい吉川友はアフタートークはよかった。
本編でも長セリフをしっかり言えていたし、相手役の男性にだきついたり、なぐったり(していたと会場の雰囲気からそう感じ取った視覚障害者の私)とうまく演じていた。それに、男性にむかってあなたを食べたい、あなたとやりたい!と連呼したり、あなたとベッドしたいのとか、ハロ現場では聞けないセリフも堂々と言っていた吉川友。ハローでは見られない女優吉川友がそこにいた。
セリフでかんだのは1回だけで、「ただダンキンドーナツが」のだが重なったところでつっかえていた。セリフまちがいはそれだけだったと思う。これはたいしたこと。
これからは女優きっかにも注目だな。
アフタートークおわって19時。ロビーでパンフレット1500円を買う。ほかに橘川湯の写真セットと村井良大きの写真セットがあるだけで、ほかの出演者の写真セットはなかった。Tシャツつくれば売れるのになと思った。あと入場時に手引してもらったスタッフにきくと、各出演者ごとにプレゼントボックスがあるとのこと。だれのボックスが一番プレゼントがおおいか気になったが、今日はアウェーなのでやめておいた。
帰りも一人白杖をついて心斎橋でのりかえて梅田へ。心斎橋駅で親子連れののお父さんに手引してもらった。話してみると、娘さんが明日から長野にスキーにいくので、松屋町のタナベスポーツでスキー靴をかってきたとのこと。最近はアルペンとかヒマラヤとかのショップがなくなってしまって松屋町まで買いに来たとのこと。夫婦と娘さんの3人。仲がいい3人。むすめさんの声やしゃべり方でこどもじゃないとおもって、あとできいたら大学生とのこと。大学生にもなって親と一緒に買い物?とおもったけど、親にしてみたらとってもうれしいことなんだろうな。はなしの流れで私が今見てきた舞台は幸せでなくちゃいけないという舞台で、村井、上原、吉川友、村川という人が出演してましたけど、だれか知ってますか?と聞くも、おとうさんもおかあさんも娘もだれひとり聞いたことないですねとのこと。わざと吉川友だけフルネームでたずねてみたんだけど残念だった。
一般人からしたらだれも知らないで当然なのかな?とすると気になるのは、女性客はどうやってこの舞台を知って、だれがお目当てで、それはどういったきっかけはゆーから好きになったのかということが知りたいな。
あとかわいくなくちゃのほうDVDが出ているのなら見てみたいな。そっちのほうがもっとわかりやすいかな。
公演情報
『シアワセでなくちゃいけないリユウ』
作◇ニール・ラビュート
演出◇深作健太
出演◇村井良大 植原卓也 吉川友 村川絵梨