獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

JTBに視覚障害者タイひとり旅をお願いしている。

2017-07-19 23:14:20 | モーニング娘。と私
 9月8日からスタートする宮本佳林がエースをつとめるJuice=Juiceのワールドツアー。アメリカ、メキシコ、イイギリス、フランス、ドイツ、マレーシア、タイ。まだマレーシアとタイの公演日程は発表されていない。

 Juice=Juiceは過去2回、2015年10月には台湾と香港、2017年2月には香港で単独ライブを大成功させている。どちらも行った私デスペア。網膜色素変性症な私。ほぼ全盲な視覚障害者の海外旅行は危険なので、日本からガイドヘルパーをつれだっての旅行二人旅。

 でもガイドヘルパーさんと海外で長時間いるのは気疲れする、ガイドヘルパーさんも人間なので、旅行中気分のうきしずみとかがあって、こちらもしんどい。それにお金も倍かかる。
 そこで、今回のJuice=Juiceワールドツアーは視覚障害者の私一人で海外に行ってみようと考えている。関空からタイまでの往復航空機kチケッとと、そして現地ホテるで2泊して、Juice=Juiceライぶ当日は現地のガイドさんをやとって手引きしてもらおうという計画。

 それらの手配のため7月3日に家の近くのJTBに相談。はじめのほうは相談にのってくれていたが、後日電話があり、解除が必要なお客様のツアー旅行の申込みは受付できませんという断りの電話。

 あそうなのね、とひきさがろうとおもったけど、そのころにバニラエアの車いすユーザーの搭乗拒否事件があり、やっぱり障害者はまずは声をあげようと決意の私。

 直接JTBに苦情をいうのは効果がないので、そこで大阪府の障害福祉室の権利擁護グループに手紙を書く。障害者差別解消法が施行されたのに、JTBは私の目の状態や、どんな解除が必要か、可能かなどを考慮せず、いきなりツアー拒否したのはいかがなものかという内容の手紙。
 するととすぐに、職員から電話があり、こちらからJTBに確認してみますとのこと。

 すると翌日、断りをいれてきた同じJTBの社員が私に電話してきて、すみませんでした。どのような解除ができるか、私たちにどのようなことができるかをもう一度詳しく聞かせてくださいとの電話。
 それから数回電話があり、

 まず関空からタイの空港、そこでの入国手続きはJALならやってくれる。お手伝いできるとのこと。
 空港からホテルまでは、現地添乗員がつれていくので、問題は、Juice=Juiceのライブ当日の現地ガイドの手配。どのような形で現地ガイドを手配できるか料金はどのぐらいかかるかを今調整中ですとの電話が今日あった。

 とても親切な丁寧な対応にびっくり。障害者差別解消法が役に立ったね。

 飛行機はJALなら大丈夫ということだけども、心配なのはその値段。LCCだとタイ往復はとても安いけどJALだときっと高いんだろうなとおもって、JTBの人にきいてみると。

 一番安い往復チケット、フライト便をずらすことのできないチケットだと往復で4万円ぐらいとのこと。」以外にやすくてびっくり。それに空港手数料とかJTBの手数料とか含めても往復で6万円ほどとのこと。

 これならタイ2泊3日視覚障害者ひとり旅も金銭的にも可能だね。ホテる2泊で2万円、あと現地ガイドに1日2万円としても、10万円で対旅行いけそうだね。

 さて、あとはJuice=Juiceのタイ公演の日程が発表されるのを待つのみ。
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