まーさーー
今日は、土曜日、大阪の箕面にできたあたらしい劇場、箕面市立文化芸能劇場1400セキ。その劇場で17時開演の舞台を見に行く私。元ベリーズ工房のすどうまあさスドウマアサ32歳が出演する舞台、幕があがる。平田オリザという有名な脚本家の脚本のお芝居、過去に何度も上演されているよう。
目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。目が見えないので、ストレートプレイのお芝居よりも、途中、歌がはいるミュージカルのほうが好き。ストレートプレイだと、動作だけのシーンもあり、なかなか視覚障害者は把握できない。
でも、私は行く。℃-uteでは岡井千聖、ベリーズ工房では須藤茉麻が好きだった私。3枚目キャラが私はすきなのよね。その前は小川麻琴だったね。
そんな茉麻が大阪にきてくれるということでいかなきゃということで、家からバスにのって箕面へ。50分230円。劇場は、新しくできた駅、箕面仙波阪大前駅のの建物の中にある。バス停でいうと、千里中央駅バス停のひとつ手前、新仙波ミナミバシバス停下車して、徒歩3分ぐらい。アクセスいいね。
はじめての劇場だったので、ガイドヘルパーさんと一緒に劇場へ。バスの中は、女子高校生みたいな子が多かった。その女子高生風の若い女性も、私、中年盲人とおなじく、劇場にいくよう。あとでわかったのだけど、この舞台、幕があがるという舞台は、高校生演劇を題材とした演劇。女子高生の演劇部員たちのお話。なので、どうやら、大阪の演劇部の生徒たちが、招待されているよう。入場口も、一般、関係者、招待席と3つわかれていた。女子高生たちは、おそろおいのTシャツをきて、観劇しているグループもあった。買えば高い1階席でみていた女子高生たち。私は、2階席の一番うしろ4500円の席。
開場前に現場に到着して、劇場のとなりの図書館で時間つぶし。飲食できるスペースもあったので、そこで家からもってきた、ずっしりデニッシュ96円ヤマザキを食べる。今はヤマザキ秋のパンまつりなので、どうしてもパンを買うならヤマザキになっちゃうね。
食べ終わって、劇場へ。入り口で、ガイドヘルパーさんとわかれて、私だけスタッフに手引きされて劇場の中へ。スタッフに聞くと、今日の舞台は、休憩なしの、2時間20分のお芝居。17時開演なので、19時20分に、ガイドヘルパーさんにまた入り口にきてもらうように伝えて、私だけで観劇。この観劇の間は、ガイドヘルパーさんは、時給はつかないのよね。ガイドヘルパーの仕事って大変だよね。そして、ありがたい。もっとお金持ちになって、ガイドヘルパーさんの分のチケットも買ってあげられるようになりたいね。
デスペア的須藤茉麻主演、幕が上がるの見るポイント
1、茉麻が主役
今回のお芝居は、もともとは、元つばきファクトリーの山岸理子が出演する予定だったけど、っ急遽、山岸欠席。体調不良、適応障害とのこと。そこで、代役が須藤茉麻。同じ事務所の先輩3歳の須藤茉麻。山岸理子が25際。その代役がまあさ。
まあさが出演するんだから、先生役かなとおもっていた私。高校演劇部の顧問かなにかかなとおおもっていたら、おおまちがい。
なんと、茉麻が、17歳の女子高生役、しかも主役。
さらにおどろいたのは、2時間20分、ずっと茉麻はでずっぱり。セリフの量もとてもおおい。お芝居の全体のセリフの3分の2が茉麻のセリフといっても過言ではない。
マアサは、役としてのセリフと、それ以外にも、説明描写的な、ストーリーテラーのようなセリフもある。それで、セリフが膨大。
この膨大なセリフだったけど、まあさは、かむこと、言い間違いをすることもまったくなかった。ほかの出演者が、かんだりしても茉麻はかまなかった。
このセリフの量のおおさで、山岸理子はへこたれたのかもしれないね。山岸も、連続して、いろいろな舞台にでていたので、キャパをオーバーしたんだろうね。その代役として、申し分ない須藤茉麻。すごいね。
たしかに、声とかセリフまわしは、女子高生っぽくはなくて、はじめ、ステージの上の茉麻が何の役かわからなかった私。家のしーーんではじまるので、てっきり茉麻は、おかあさん役化とおもった私。今回のキャストは全体的に年齢がたかめ。元NMBのカトウさんとか、夏目さんとか、おそらく20代の人たちが主演で、メインキャストでは、現役の高校生はいなかったよう。茉麻の弟役の人も、10年前が高校生でしたと、最後のあいさつしていたので、28ぐらいかな?なので、それほど、茉麻32歳の17歳役もういてなかった。
声は、いつもの茉麻の声より、ちょっとだけ女子高校生っぽい高い声をだしていた。目の見えない私、この声だれだろう?まあさかな、そうじゃないかな?とおもっていたら、茉麻だったことがお芝居序盤によくあった。
2時間20分のお芝居おえて、カーテンコール。そのカーテンコールのあいさつも、須藤茉麻がしきる。まさに、座長まあさ。すごいね。おもわず、茉麻のあいさつのときに、2階席一番うしろから、マーーサーーーと叫んでしまった私。
盲人にさけばせるほど、茉麻の活躍はすばらしかった。急遽、代役、しかも主役、しかも女子高生役をなんなくこなす茉麻。Berryz活動休止して9年、その間、コンスタントにお芝居に出演していた茉麻だからできる代役だったね。今度、茉麻のお芝居をまたみたくなった。11月に東京、スペースゼロであるオチャノオオーマの初主演舞台に、須藤茉麻もでるようなので、そこもいかなきゃね。
2、ストーリー
幕があがるのストーリーは、ありきたりと言えばありきたり、弱小の演劇部が、元学生演劇のの人気女優の先生から指導を受けて、メキメキ演技が上達し、その先生に、茉麻演じる部長が、演出の能力をみいだされる。そこに、セミプロの高校生女優が天候してきて、はなしがすすむ。
演劇部の全国大会に出場するためには、まず、県大会の前の地方大海で3位にはいり、そこから、県大会、さらにブロック大会で、それぞれ上位3位にはいって、ようやく全国大会。
しかも、ブロック大会までは秋にあるのに、全国大会は、なんと翌年の夏。つまりは、もう3年生はいなくて、次の3粘性が、全国大会に出場する。へんな仕組み。
物語は、2年生の須藤茉麻からはじまり。3年になり茉麻が部長になり、新しい先生がやってきて、大海をどんどん勝ち進んでいく物語。劇中劇のはじまり、演出の茉麻が、必ずこういって、劇中劇がはじまる。
さぁ、幕があがる。
この膜があがるのセリフがとてもかっこいい。いpっぱくためて、幕が上がると言う茉麻。かっこいいね。
ただ、そのかっこよさは、17歳のかっこよさではないのよね。このセリフを、ファニーボイスの山岸理子が言ったらどうなるんだろう? とハロプロファンの私は思った。
お芝居の後半は、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を題材としたお芝居。茉麻が作、演出のお芝居。これがよかった。銀河の中の星は、ひとつひとつはとてもはなれているけども、さらに遠くの星からみたら、そのはなれている星たちはまるでひとつの星のようにみえる。ばらばらなのに、ひとつ。ひとつなのにばらばら。まるで人間関係、高校生の人間関係のよう。そういうメッセージがこめられたお芝居。とてもいいね。
ジョバンニ訳の夏目さん、カンパネルラ役のカトウさんも、なかなか演技がよかったね。カトウさんのちょっと冷たい演技いいね。
3、その他
セリフだけだとそれほど感動しないのに、そのセリフにBGMがのると、なぜか感動的なシーンになるのが不思議。言葉とメロディー。不思議な関係。
出演者の中の最年長は55歳のスズキケンスケ。どこかできいたことがある名前だなとおもったら、ナインティナインのラジオでときどきでてくる名前。岡村隆史の高校時代の同級生で、役者をしているスズキケンスケ。ラジオでは2枚目の俳優科とおもったら、今日の舞台では、すっかり、いいおじさん役だった。最後のカーテンコールでは、車で15分のところにすんでます、高校時代の同級生におかむら、後輩にしずちゃんがいます。茨城に施行出身ですと自己紹介していた。
スズキケンスケと須藤茉麻以外、20人ぐらいの出演者がいたけど、私はだれも名前をしらなかった。
客席は茉麻ファン多いかなとおもったけど、まーさーーと叫ぶのは私たった一人だけだった。
2時間35分でカーテンコールもふくめてすべておわり、その後私はスタッフに手引きされて、出口へ。エレベーターで1階にいくも、別のフロアだったらしく、そこのフロアは出演者が、関係者と雑談しているスペースだった。茉麻の声聞こえるかなとおもったけど、人の声がざわつきすぎていて聞き取れず。
【タイトル】舞台「幕が上がる」
<STORY>
ある地方の高校演劇部を指導することになった女性教師が部員らに全国大会の出場を意識させる。
高い目標を得た部員たちは恋や勉強よりも演劇ひとすじの日々に。
演劇強豪校からの転入生に戸惑い、切磋琢磨して一つの台詞に葛藤する役者と演出家。
彼女たちが到達した最終幕はどんな色模様になるのか。
爽快感を呼ぶ少女たちの青春譚。
原作:平田オリザ(講談社文庫刊)
脚本・演出:久保田唱
【出演】
須藤茉麻 / 夏目愛海 / 加藤夕夏 / 七瀬恋彩 / 寶珠山駿 / 湯本亜美 / 春名真依 / 竹内麗 / 神澤直也 / 影山ミク / 花崎暖 / 岡村茉奈 / 相澤瑠香 / 芳本紗良 / 宮村大輔 / 芹沢尚哉 / 森山栄治 / 南園みちな / 栗山絵美 / 我膳導 / 鈴木健介
ハロプロ ライブおはなし配信 盲人ひとり 須藤茉麻 主演 部隊幕が上がる@箕面文化芸能劇場 に行ってきました。32歳が演じる女子高生
毎週土曜8時 ライブおはなし配信 大阪大学 脳情報通信融合研究所に行って脳の実験をうけてきたおはなし その他大阪箕面にいってきたお話など
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます