【善悪の知識の実】ルーカス・クラナッハ
実をいうと、12月に「おまえは本当にわかっているのか?」という記事のあと、暫く更新できなかったのは、引越しをしたためだったりします→。
それで、何分この御時勢ですので、インターネットで日曜礼拝が守れるようにと、引越し先ですぐネットを繋げるよう工事の日程を入れておいたのですが……色々トラブルがあって、結局ネットを使えるようになったのは引越しをした約1か月後だったのです(OMG!!)
ネットを使えない期間、とにかく部屋の中に積み上げられたダンボールの整理をしていたのですが――その時見つけた雑誌の中で、とても興味深い記事などがあって、暫し読み耽ってしまったものでした
そのですね、その雑誌というのがAERAで、バックナンバーでかなり前に取り寄せたものなのですが(By密林さまより)、発行年がなんと!!昭和63年です(笑)
なんでそんな昔のアエラをバックナンバーで注文したかというと――表紙が大・大・大好きな指揮者のクラウディオ・アバドさんだったからという
あ、そんなわたしの個人的な話なぞはどーでもよく、「きゃっ!アバちゃん!!」などと思いつつ、ぱらぱら雑誌をめくっていったところ……「これまでに突然現れたウイルス」とか、「生物でも無生物でもないウイルス」、「寄生しなければ生きられない」といった文字が目に飛び込んできたのでした。
いえ、わたしこの雑誌取り寄せたの、とにかくひたすらにアバドの表紙と半ページのインタビューが目的だったので、このあたりのページについてはその時、ろくに読んですらいませんでしたでも、今回はガン見できちんと読まずにいられませんでしたよ、もちろん
>>突然現れたウイルス
マールブルク・ウイルス(1967年)【ドイツ】
ラッサ・ウイルス(1969年)【ナイジェリア】
エンテロ・ウイルス(エンテロ70)(1969年)【ガーナ】
エボラ・ウイルス(1976年)【スーダン】【ザイール】
サビア・ウイルス(1990年)【ブラジル】
ニューハンタ・ウイルス(1993年)【アメリカ】
新型モービリ・ウイルス(1994年)【オーストラリア】
雑誌の発行されたのが昭和63年なので、まだ新型コロナウイルスについては当然記載がありません。でも、ウイルスの発生源ですとか、そもそもウイルスとは何かとか、そうした事柄について書かれていることは、これまでテレビなどで新型コロナウイルスについて語られてきたことと、大体同じことが書いてあったりします
それで、わたし的に結構びっくりしたのが――実はこの中で唯一耳にしたことあるのが「エボラ・ウイルス」のみだったことでしょうか(いやはや、無知ですね~。恥(*'艸') )。
エボラ・ウイルスに関しては、2014年頃にも西アフリカで発症し、それが欧米の先進国に飛び火したことで、当時大変恐れられたのが記憶に新しいところではないでしょうか。しかもこのエボラ・ウイルス、同じくアエラからの抜粋となりますが、>>「エボラ出血熱は1976年にアフリカのスーダンとザイールの国境付近で出現し、600人の患者のうち430人余が死亡するという猛威をふるったことがある」とのことで……新型コロナウイルスに関して、「わたしは新型コロナウイルスはつきあいやすいウイルスだと思いますよ」と、テレビで生物学者の先生だったか誰かがおっしゃっていたのを思い出しました。
ちなみに、感染の危険に応じてレベル1~4に分けられる中で、エボラやマールブルクウイルスは4、エイズが3……ということなのですが、やっぱり、致死性の高いエボラなどに比べると、「新型コロナウイルスはまだ全然マシだ」という、専門家の先生のご意見としてはそうしたことなのかなと思ったり。。。
1994年、オーストラリアに出現した新型モービリ・ウイルスは馬から人に感染したと言います。亡くなったのは馬を看病していたトレーナーの方1名とのことで、その後発病はピタリと止まったとのことです。1993年、アメリカに現れたニューハンタ・ウイルスは>>5月、熱や下痢を訴えたアリゾナ周辺のインディアンらが、あっという間に肺水腫を起こして死んだのが発見のきっかけとなった。年末までに全米で46人が感染し、27人が死亡した――とのこと。また、>>感染経路ははっきりしないが、1993年には米国で、ニューハンタの宿主であるシカネズミが異常に増えた。その糞や尿が乾燥し、エアゾール状になったものを吸って広がった、ともいわれる……そのですね、このウイルスに関しての6ページくらいの記事を読んでいて思いますのに、このウイルスたちというのは、ある日突然現れて、ある日突然なんかよくわかんないけど消えちゃった……といったことが多かったりするのかなと思いました
いえ、誤解を招かないために一応先に書いておきますと、「だから新型コロナウイルスもそうなるといいね!」といったことではまるでないのです(個人的に、そうした楽観的なことはまったく考えていません。もちろん、魔法のように今日今すぐにでもなくなってくれたらどんなにいいかとは思いますけれども(>_<))。新型コロナウイルスに関しても、一番最初に中国の武漢で発生した時、「感染経路はおそらくコウモリではないか」と言われたりしているのを聞いて――個人的に、「は?コウモリ??どゆこと?」と思ったりしたものでした。また、無知なことには、そのことと合わせて「人間と自然、野生の動物などが科学の進歩・発展によって近くなりすぎたことが原因ともいえる」……みたいに語られても、「いや~、んなこと言ったってさ……」と、大学教授の方などのおっしゃることはまったくそのとおりと思いつつ、かといって今さら全人類に飛行機乗るなとかいうのも無理だし、人間や科学が進歩・発展していくために、自然破壊といったことをなくすのはまずもって難しいだろうと思ったりしました
いえ、WWFの会報などを読むにつけ、「自然保護大事!!動物保護超大切!!」といったようには、ずっと思ってきました。でも、今「途上国」と呼ばれる国の多くが、先進国と肩を並べるくらい経済成長を果たすとしたら――その過程で人類っていうのは自分で自分の首を絞める形で滅びゆく道を辿ることになるのではないだろうか……といった意味で、地球の自然破壊を止めるというのは無理なんじゃないかな……と、悲観的なことを思っていたのです(^^;)
でも、そうじゃないんですよね。近ごろよく「SDGs」、「エスディージーズ」……といった言葉を聞くのですが、どうも聞くところによると、こうした「持続可能な社会のために」ということに関して何か発言すると、「何気取ってんだよ」的にネットなどでは叩かれやすいそうです。たぶんわたしが思うにそれは、「SDGs」ってなんか言葉が格好いいからっていうのがあるんじゃないでしょうか。「じゃあそれでおまえ、持続可能な社会のために具体的に何やってんだよ?志だけはなんかやたら高そうだけどさあ」、「え~っと、エコバッグ使ってみたりとか……」、「そんなん、みんなやってることだろ?大したこと実行してもいねえのに、SDGsとか言ってカッコつけんなよ」的な、そうしたことなのかな~なんて思ったり。。。
でも、新型コロナウイルスっていうのは見方を変えてみると、地球の悲鳴のひとつだという言い方も出来、そうした意味では自然保護といったことや経済発展といったこととも全部繋がってるんだなと思いました。>>「マールブルク病は、突然ドイツに現れた。ポリオのワクチンをつくるため、ウガンダから輸入されたミドリザルの腎臓を扱っていた人らに発生し、確認された患者31人のうち7人が死んだ。旱魃や飢餓、人口爆発に加え、航空網の発達で、本来人間が接する機会のなかった、限られた地域に潜んでいたウイルスまでが、簡単に地球を一周できるようになった」……大体動物を媒介にしてこうしたウイルスというのが人間世界で流行るということは、「えっ、なんで、どうして!?」って考える以前に、やっぱり人間の側に問題があるっていうことなんだなって思わされたというか。
>>それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。……私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。
(ローマ人への手紙、第8章20、22節)
これは新約聖書のパウロの言葉ですが、旧約聖書の一番初めの書、創世記には神さまが全天全地、世界のすべてを創造され、それから最初の人間であるアダムを形造ったとあります。そしてその次にアダムの奥さんであるエヴァを造られたわけですが――誰もがご存知のとおり、サタンの化身である蛇に騙されて、ふたりは善悪の知識の実を食べてしまったことにより、エデンから追放されることになってしまいました。
これが説明するまでもなく、超有名な「失楽園」ということですが、以前、ある本の中で面白い文章を読んだことがあります。つまり、楽園から出ていくようにされたのはアダムとエヴァの人間だけであり、神さまが形作ってアダムに名前をつけさせた動物などは、楽園から追い出されなかった……それゆえに、人間以外の動物は原罪を背負っておらず、ただ人間だけが自分の罪を背負って悩みうめくという宿業を与えられているのだ――ということだったと思います。
個人的に、この考え方がものすごく気に入って、ずっと覚えていたのですが、新型コロナウイルスといったものが、人間の、というか、先進国の人間の傲慢な振るまいによって自然や動植物、あるいは地球そのものを傷つけ続けた結果として起きたということなら……「人間よ、ここで立ち止まってよくよく考えよ」という、そうした部分もあるのだろうかと、アエラの記事を読んでいて初めて考えさせられたといった次第ですm(_ _)m
それではまた~!!
実をいうと、12月に「おまえは本当にわかっているのか?」という記事のあと、暫く更新できなかったのは、引越しをしたためだったりします→。
それで、何分この御時勢ですので、インターネットで日曜礼拝が守れるようにと、引越し先ですぐネットを繋げるよう工事の日程を入れておいたのですが……色々トラブルがあって、結局ネットを使えるようになったのは引越しをした約1か月後だったのです(OMG!!)
ネットを使えない期間、とにかく部屋の中に積み上げられたダンボールの整理をしていたのですが――その時見つけた雑誌の中で、とても興味深い記事などがあって、暫し読み耽ってしまったものでした
そのですね、その雑誌というのがAERAで、バックナンバーでかなり前に取り寄せたものなのですが(By密林さまより)、発行年がなんと!!昭和63年です(笑)
なんでそんな昔のアエラをバックナンバーで注文したかというと――表紙が大・大・大好きな指揮者のクラウディオ・アバドさんだったからという
あ、そんなわたしの個人的な話なぞはどーでもよく、「きゃっ!アバちゃん!!」などと思いつつ、ぱらぱら雑誌をめくっていったところ……「これまでに突然現れたウイルス」とか、「生物でも無生物でもないウイルス」、「寄生しなければ生きられない」といった文字が目に飛び込んできたのでした。
いえ、わたしこの雑誌取り寄せたの、とにかくひたすらにアバドの表紙と半ページのインタビューが目的だったので、このあたりのページについてはその時、ろくに読んですらいませんでしたでも、今回はガン見できちんと読まずにいられませんでしたよ、もちろん
>>突然現れたウイルス
マールブルク・ウイルス(1967年)【ドイツ】
ラッサ・ウイルス(1969年)【ナイジェリア】
エンテロ・ウイルス(エンテロ70)(1969年)【ガーナ】
エボラ・ウイルス(1976年)【スーダン】【ザイール】
サビア・ウイルス(1990年)【ブラジル】
ニューハンタ・ウイルス(1993年)【アメリカ】
新型モービリ・ウイルス(1994年)【オーストラリア】
雑誌の発行されたのが昭和63年なので、まだ新型コロナウイルスについては当然記載がありません。でも、ウイルスの発生源ですとか、そもそもウイルスとは何かとか、そうした事柄について書かれていることは、これまでテレビなどで新型コロナウイルスについて語られてきたことと、大体同じことが書いてあったりします
それで、わたし的に結構びっくりしたのが――実はこの中で唯一耳にしたことあるのが「エボラ・ウイルス」のみだったことでしょうか(いやはや、無知ですね~。恥(*'艸') )。
エボラ・ウイルスに関しては、2014年頃にも西アフリカで発症し、それが欧米の先進国に飛び火したことで、当時大変恐れられたのが記憶に新しいところではないでしょうか。しかもこのエボラ・ウイルス、同じくアエラからの抜粋となりますが、>>「エボラ出血熱は1976年にアフリカのスーダンとザイールの国境付近で出現し、600人の患者のうち430人余が死亡するという猛威をふるったことがある」とのことで……新型コロナウイルスに関して、「わたしは新型コロナウイルスはつきあいやすいウイルスだと思いますよ」と、テレビで生物学者の先生だったか誰かがおっしゃっていたのを思い出しました。
ちなみに、感染の危険に応じてレベル1~4に分けられる中で、エボラやマールブルクウイルスは4、エイズが3……ということなのですが、やっぱり、致死性の高いエボラなどに比べると、「新型コロナウイルスはまだ全然マシだ」という、専門家の先生のご意見としてはそうしたことなのかなと思ったり。。。
1994年、オーストラリアに出現した新型モービリ・ウイルスは馬から人に感染したと言います。亡くなったのは馬を看病していたトレーナーの方1名とのことで、その後発病はピタリと止まったとのことです。1993年、アメリカに現れたニューハンタ・ウイルスは>>5月、熱や下痢を訴えたアリゾナ周辺のインディアンらが、あっという間に肺水腫を起こして死んだのが発見のきっかけとなった。年末までに全米で46人が感染し、27人が死亡した――とのこと。また、>>感染経路ははっきりしないが、1993年には米国で、ニューハンタの宿主であるシカネズミが異常に増えた。その糞や尿が乾燥し、エアゾール状になったものを吸って広がった、ともいわれる……そのですね、このウイルスに関しての6ページくらいの記事を読んでいて思いますのに、このウイルスたちというのは、ある日突然現れて、ある日突然なんかよくわかんないけど消えちゃった……といったことが多かったりするのかなと思いました
いえ、誤解を招かないために一応先に書いておきますと、「だから新型コロナウイルスもそうなるといいね!」といったことではまるでないのです(個人的に、そうした楽観的なことはまったく考えていません。もちろん、魔法のように今日今すぐにでもなくなってくれたらどんなにいいかとは思いますけれども(>_<))。新型コロナウイルスに関しても、一番最初に中国の武漢で発生した時、「感染経路はおそらくコウモリではないか」と言われたりしているのを聞いて――個人的に、「は?コウモリ??どゆこと?」と思ったりしたものでした。また、無知なことには、そのことと合わせて「人間と自然、野生の動物などが科学の進歩・発展によって近くなりすぎたことが原因ともいえる」……みたいに語られても、「いや~、んなこと言ったってさ……」と、大学教授の方などのおっしゃることはまったくそのとおりと思いつつ、かといって今さら全人類に飛行機乗るなとかいうのも無理だし、人間や科学が進歩・発展していくために、自然破壊といったことをなくすのはまずもって難しいだろうと思ったりしました
いえ、WWFの会報などを読むにつけ、「自然保護大事!!動物保護超大切!!」といったようには、ずっと思ってきました。でも、今「途上国」と呼ばれる国の多くが、先進国と肩を並べるくらい経済成長を果たすとしたら――その過程で人類っていうのは自分で自分の首を絞める形で滅びゆく道を辿ることになるのではないだろうか……といった意味で、地球の自然破壊を止めるというのは無理なんじゃないかな……と、悲観的なことを思っていたのです(^^;)
でも、そうじゃないんですよね。近ごろよく「SDGs」、「エスディージーズ」……といった言葉を聞くのですが、どうも聞くところによると、こうした「持続可能な社会のために」ということに関して何か発言すると、「何気取ってんだよ」的にネットなどでは叩かれやすいそうです。たぶんわたしが思うにそれは、「SDGs」ってなんか言葉が格好いいからっていうのがあるんじゃないでしょうか。「じゃあそれでおまえ、持続可能な社会のために具体的に何やってんだよ?志だけはなんかやたら高そうだけどさあ」、「え~っと、エコバッグ使ってみたりとか……」、「そんなん、みんなやってることだろ?大したこと実行してもいねえのに、SDGsとか言ってカッコつけんなよ」的な、そうしたことなのかな~なんて思ったり。。。
でも、新型コロナウイルスっていうのは見方を変えてみると、地球の悲鳴のひとつだという言い方も出来、そうした意味では自然保護といったことや経済発展といったこととも全部繋がってるんだなと思いました。>>「マールブルク病は、突然ドイツに現れた。ポリオのワクチンをつくるため、ウガンダから輸入されたミドリザルの腎臓を扱っていた人らに発生し、確認された患者31人のうち7人が死んだ。旱魃や飢餓、人口爆発に加え、航空網の発達で、本来人間が接する機会のなかった、限られた地域に潜んでいたウイルスまでが、簡単に地球を一周できるようになった」……大体動物を媒介にしてこうしたウイルスというのが人間世界で流行るということは、「えっ、なんで、どうして!?」って考える以前に、やっぱり人間の側に問題があるっていうことなんだなって思わされたというか。
>>それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。……私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。
(ローマ人への手紙、第8章20、22節)
これは新約聖書のパウロの言葉ですが、旧約聖書の一番初めの書、創世記には神さまが全天全地、世界のすべてを創造され、それから最初の人間であるアダムを形造ったとあります。そしてその次にアダムの奥さんであるエヴァを造られたわけですが――誰もがご存知のとおり、サタンの化身である蛇に騙されて、ふたりは善悪の知識の実を食べてしまったことにより、エデンから追放されることになってしまいました。
これが説明するまでもなく、超有名な「失楽園」ということですが、以前、ある本の中で面白い文章を読んだことがあります。つまり、楽園から出ていくようにされたのはアダムとエヴァの人間だけであり、神さまが形作ってアダムに名前をつけさせた動物などは、楽園から追い出されなかった……それゆえに、人間以外の動物は原罪を背負っておらず、ただ人間だけが自分の罪を背負って悩みうめくという宿業を与えられているのだ――ということだったと思います。
個人的に、この考え方がものすごく気に入って、ずっと覚えていたのですが、新型コロナウイルスといったものが、人間の、というか、先進国の人間の傲慢な振るまいによって自然や動植物、あるいは地球そのものを傷つけ続けた結果として起きたということなら……「人間よ、ここで立ち止まってよくよく考えよ」という、そうした部分もあるのだろうかと、アエラの記事を読んでいて初めて考えさせられたといった次第ですm(_ _)m
それではまた~!!
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