恋する力
2011-12-20 | 本
藤本ひとみ「恋する力」
法律事務所のパラリーガル(って職業は初めて知りました。下調べとかするスタッフみたい)、30歳の美冬が主人公。
何をやっても長続きをしない、ボンボンの身勝手な彼と4年付き合っている。
ひょんなことから、日本を代表する企業の常務と知り合い、付き合うように。
最初はメールのやりとりだったのが、付き合うようになるとメールも電話も一切禁止で、ホテルで逢うだけの関係に。
彼は別れた途端ストーカーになって、常務との関係を嗅ぎつけ、親や会社にバラしたりする。
味方がどんどんいなくなる中、それでも彼が好き、という気持ちで司法試験にまでチャレンジする美冬。
「恋する力」って、確かに凄いと思う。最初、関係を持つまでの2人の様子は確かに恋が始まるまでの空気が丹念に描かれていて読んでて楽しかった。でも、数か月に一度、ホテルで数十分逢うだけの関係を「恋」と呼ばなきゃいけない関係って悲しいんじゃないのかな。それでも好きなら、何もないよりはいいのかな。生きる力になるのかな。
と、いろいろ考えました。
ストーリーは文句なく面白かったし、結末も「これ以外仕方ないか・・・」と思えるし、結構清々しかった。
なので満足度90
法律事務所のパラリーガル(って職業は初めて知りました。下調べとかするスタッフみたい)、30歳の美冬が主人公。
何をやっても長続きをしない、ボンボンの身勝手な彼と4年付き合っている。
ひょんなことから、日本を代表する企業の常務と知り合い、付き合うように。
最初はメールのやりとりだったのが、付き合うようになるとメールも電話も一切禁止で、ホテルで逢うだけの関係に。
彼は別れた途端ストーカーになって、常務との関係を嗅ぎつけ、親や会社にバラしたりする。
味方がどんどんいなくなる中、それでも彼が好き、という気持ちで司法試験にまでチャレンジする美冬。
「恋する力」って、確かに凄いと思う。最初、関係を持つまでの2人の様子は確かに恋が始まるまでの空気が丹念に描かれていて読んでて楽しかった。でも、数か月に一度、ホテルで数十分逢うだけの関係を「恋」と呼ばなきゃいけない関係って悲しいんじゃないのかな。それでも好きなら、何もないよりはいいのかな。生きる力になるのかな。
と、いろいろ考えました。
ストーリーは文句なく面白かったし、結末も「これ以外仕方ないか・・・」と思えるし、結構清々しかった。
なので満足度90