カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

ロッコーの青いケシ

2013-05-22 19:28:08 | 花だより
またまた花便りです。5/12日に六甲高山植物園に行ってきました。
六甲山には何度か行ってますが、ここに入るのは初めてです。



久しぶりの六甲山、表六甲ドライブウェイを走るべく、わざわざケーブル下から
入ったのに、アチャぁ!六甲有料道路?長~いトンネルに入ってしまった・・・
で、裏六甲ドライブウェイ、サンセットドライブウェイを通って到着。

駐車場は 土・日・祝日と夏休み期間、普通車は1DAYパーキングチケット制。
六甲ガーデンテラス、六甲オルゴールミュージアム、六甲高山植物園、六甲山カンツリーハウス、六甲山フィールド・アスレチックの駐車場がフリーパスになります。
詳しい営業案内はコチラ『ROKKOSAN.com』
ちなみに今回見逃してしまったのですが、こんなのもあります『アンケートクーポン』


で、今回の目的は。開園80年を記念し、期間中1000株も植栽したという・・・



秘境に咲く花「ヒマラヤの青いケシ」を見てみたいからでした。

初めての六甲高原植物園も楽しみ。






歩き回るにもちょうどいい広さかな、季節の花も咲いていました。



〈シャクナゲ〉




〈シロバナウンゼンツツジ〉


お天気も良くて、お散歩も楽しい♪


人間以外も陽気に誘われ、お散歩を楽しんでいるコが・・・いっぱい。(^_^ゞ



こちらは植物園のアイドルだそうです。




高山植物はちょっと置いといて(別な日にアップ予定)


いよいよ「ヒマラヤの青いケシ」とご対面。











「ヒマラヤの青いケシ」は「ブルーポピー」と呼ばれる青いケシの一種です。
1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」において秘境の花として紹介され、
一躍有名になりました。本種は標高3,000m~4,000mのヒマラヤの奥地に自生し、
独特な透明感のある青い花びらは、まるで和紙を透かしたような美しさがあります。
当園では青いケシの代表格である「メコノプシス・ベトニキフォリア」など
植栽いたします。(HPより引用)





まだ見に来るのが少し早かったようです。当日のHP開花情報でも
「5月12日現在 ガラス室内で7輪咲いています」だったかな。(^_^ゞ

19日現在ではガラス室内では見頃。屋外のロックガーデンでは5月末~6月上旬に
見ごろ予定です。 と言うことです。

またしても早とちりでしたが、見れただけでも良かったかな。



2013.5/12、六甲高山植物園にて。ヒマラヤの青いケシ。

なんじゃもんじゃ、あれからどうした?

2013-05-20 17:29:26 | 花だより
ゴールデンウィーク初めに、ナンジャモンジャ並木を見たくて洛西ニュータウンまで
足を運びましたが、花は全く見られず。行くのが早過ぎたようです・・・(^_^ゞ

今年は桜の時季が異常に早くて、他の花の開花時期が疑心暗鬼になっています。
この花も桜のように早いのかと思ったら、例年通り?今月の10日~15日くらいが
見頃だったようです。(地域によってかなり違うと思いますが)
もう見られないかもと思いつつ、ひと目確かめたくて、またしても洛西へ。









やはり見頃は過ぎていましたが、何本かの木が待っていてくれたようで・・・

新緑に雪が積もったように盛大に咲く白い花。それはそれで見に行くに値する
のですが、何と言っても「ナンジャモンジャ」ってユニークな名前に惹かれます。
見慣れない目立つ樹木につけられた呼び名?「何て物だろう」みたいな意味かな。
関西弁なら「ナンチュウモンヤネン」ってなりそうですが、ナンジャモンジャは
どうやら関東圏でつけられた俗称のようですね。語呂も良いし正解かも。(^_^ゞ

この名前、あくまで俗称なので特定の植物を指すものでは無いようです。
土地によってニレ、イヌザクラ、ボダイジュだったりクスノキ、カツラだったり。
千葉県の神崎神社の境内にある「なんじゃもんじゃの木」は、水戸光圀公が
「この木は何というもんじゃろうか」と言われたというクスノキにこの名が
残っていたりします。





最近では一般的に「ヒトツバタゴ」の別称扱いになっているようです。
ヒトツバタゴって言うだけでも充分印象的な名前なのにね。
この木は、タゴの木が複葉なのに対して一葉(ひとつば)なのでこの名前が
付けられています。モクセイ(木犀)科で、学名はChionanthus(チオナンサス)。
これはギリシャ語の「chion(雪)+ anthos(花)」が語源です。
英語の俗名でも「snow flower」や「snow blossom」と言われ、雪のように
見えるのは洋の東西を問わず同じようですね。





洛西ニュータウンでは高島屋洛西店、ラクセーヌの近辺で約80本の木があるとか。
秋には黄葉と深い藍色の実とのコントラストが大変美しく見られるそうです。


この日は「こども祭り」をしていたようで、賑やかだったこと・・・


私らは川辺で、ラクセーヌで買ったお弁当を・・・(^_^ゞ



おまけ。
久しぶりにラーメンを食べに行きました。
最近のラーメンはどうも口に合わないので、昔なじみの「新福菜館」。
と言ってもたかばしの本店とは違い「府立医大前店」です。


ちょっと前にやっていたTVドラマのでっかいポスターが貼られていて
主役・真矢みきさんの「新福菜館さんへ」とサインが書かれていたから
ロケでもあったのかな?それとも行きつけだったとか・・・。以前にも
「2時間ドラマの帝王」と呼ばれる某俳優が行きつけの店としてバラエティ番組で
紹介したとかで、本店より旨いとの噂も流れたことがあったようです。



本店と比べてどうかは分らないですが、見た目はまんま同じ♪ 
今でこそ黒いスープのラーメンって他にもあるようですが、私が初めて行ったのは
30年も前だから、元祖かもね。ここのは以前の本店の印象より喉が渇くことも無く、
マイルド?あっさり系で、とても美味しかったです。



もちろん焼き飯も頼みました「小」だけど。(^_^ゞ
これも黒いです。ついてくるスープも真っ黒・・・。ギョーザは初めてでしたが
中の具にスープが使われているようですね、具にその味が練り込んである感じ。

新福菜館、懐かしいのもありますが、この歳になると背脂ギトギトよりこんな
中華そば系の方がイイです。ここなら待たずに席に座れるしね。(^_-)


もうひとつオマケ、工事現場でキリンの群れを見ました・・・






2013.5/18、洛西ニュータウンにて。ナンジャモンジャの花。

京の遅咲き桜ご案内、定番「雨宝院」

2013-04-20 22:51:33 | 花だより
私が御衣黄桜を初めて見たのがここ「雨宝院」ってこともあり
遅咲きの桜を観に行くならココ!って、私的定番なところになっています。



小さなお寺で、境内も狭いのですがこの時季には特に花がいっぱい観られます♪






クルマが何とか通れるような狭い路地に面していて、境内も土塀に囲まれていますが
中は別世界のように百花繚乱←ちょっと大袈裟かな。
空をも覆い隠すほどの花盛り、これも大袈裟?・・・(^_^ゞ







すでに何度か訪れていますが、来るたびに人出が増えているような・・・
初めて行った頃は知る人ぞ知るって感じで、お寺の方も
「なんか有名になってきて、そうやってカメラ持って写真だけ撮って行く人が
多なりましたゎ。拝観料ももうてへんからお寺は苦しいんやけど・・・」
何ておっしゃってましたが、今年行ってみると境内のアチコチで改修工事。
結構繁盛?頑張ったはります。(^_^ゞ
ともあれ、あまり拝観者が増えたらココも並ばされて、立ち止まらないように・・・
何てことになったら困るなぁ。







サクラ以外も色んな花が競い合うように咲いていますが
やはりココを有名にしたのはこの「御衣黄」ではないでしょうか。







この不思議桜、植物学的にも珍しい?
あのシーボルトも自国に標本を持ち帰ったとか。


2013.4/13、雨宝院にて。


ここの桜を観た後、お決まりのように行くところが「白峯神宮」。
ちょうど帰り道ですし、ここでは同じ時期に鬱金桜が観られるので・・・



ところが今回はもう5時を過ぎてしまい、門が閉められていました。
いつもならクルマごと境内に入って行けるのですが・・・



横の道にクルマを停めて、私だけ降りて、何枚か写真を撮っていたら
完全に閉じ込められてしまい・・・お寺の方に言って出してもらう始末。(^_^ゞ


2013.4/13、白峯神宮にて。


これにて京の遅咲き桜情報はお終い。実はこの日(4/13日)京都で見られる
御衣黄を訪ね回ろうと、10ヶ所ほどリストアップしていたのですが、行けたのは
半分ほど、それも御衣黄が観れたのは「堀川の東遊歩道」「雨宝院」だけ。
京都御苑は見逃したし、「六孫王神社」はネットでは御衣黄と紹介されていたが
おそらく間違いで、あれは鬱金桜だと思われる。それとも見逃したか?
それと堀川丸太町にクルマを停め、南北は今出川~御池、東西は千本~烏丸と
一帯の道を往復、徒歩移動だったもので時間のロスが大きかった。
予定では嘉楽中学校、千本釈迦堂、平野神社、五智山蓮華寺、仁和寺まで
行ってみようと思っていたのですが・・・来年以降の宿題かな。




2013.4/13、雨宝院にて。

まだまだ、京の遅咲き桜「京都御苑」

2013-04-19 17:35:35 | 花だより
京都御苑にも「御衣黄(ぎょいこう)」が咲いていると聞いていたので、
堀川通からてくてく歩いて行きました。



下立売御門から入れば直ぐに見られるとのことですが・・・見逃した。(^_^ゞ



「京都御苑 サクラの見どころMAP」〈HPより引用〉
苑内には約1100本の桜があり、3月下旬から4月上旬にかけてシダレザクラ・ヤマザクラ、4月中旬にはサトザクラ・ヤエベニシダレ、4月下旬にはカスミザクラが見頃をむかえます。
≪中立売御門近く≫
[車還桜]後水尾天皇がその美しさに御車を引き返させたといわれるサトザクラの一品種“御所御車返し”があります。
≪学習院跡≫
[桜松]松の幹からヤマザクラがはえている、通称「桜松」。黒松の空洞にヤマザクラの種が落ち地中まで根をはり、地上十数㍍の松の梢で毎年花を咲かせていました。平成8(1996)年に松が倒れましたが、横たわった松から桜はそのまま咲き続けています。
≪近衞邸跡≫
シダレザクラやヤマザクラ、ヤエベニシダレが120本咲き、見頃には多くの人々で賑わいます。
≪出水の小川≫
3月下旬には御苑南部で唯一あるシダレザクラ、4月中旬には御衣黄(ぎょいこう)、閑山(かんざん)、市原虎の尾など数種のサトザクラが見頃を迎え、長期に亘り桜を見られる場所です。
≪母と子の森西側≫
他の桜より遅く、カスミザクラが見ごろを迎えます。


4/13日、出水の小川広場は、こんな状態。まさにお花見日和でした♪









京都御苑公園内は飲食OK♪(但しマナーは守ってね)
老若男女、市民も観光客も外人さんも・・・みんなの憩いの場です。

地面にまで着いているサトザクラは、まるで桜のテントかタープ。
さぞかしお弁当も美味しいことでしょうね。



子供たちはといえば、出水の小川で水遊び・・・



ここに来ると ほんま、ほっこりしますよってに。




けど、ここも戦場になったこともおすのえ。平和ってよろしおすなぁ~。



大河ドラマでもちょくちょく出てくる「蛤御門の変」、今やっている
「八重の桜」でも出てきましたね。長州 vs 会津藩の激戦場。



まだその時の弾痕を見ることができます。長州勢が撃ち込んだ弾の痕かな?
この後、敗走する長州兵の放った火が京の町、3万戸を焼き尽くす大火となります。
いわゆる京の三大大火のひとつ「どんどん焼け」ってやつですな。
蛤御門が残っているってことは、焼きハマグリにはならなかったってことで。(^_^ゞ
ちなみにこの蛤御門、正式名は新在家御門って呼ばれていたのですが、
京都最大の大火「天明大火(団栗焼け)」で御所が炎上した折に、
滅多に開かなかったこの門が、この時だけは開いたので「固く閉じていたのが
火にあぶられて開いた」=ハマグリのような門、転じて蛤御門という俗称が付いた。
今では正式名扱いのようですが・・・













先週の土曜日の時点で、ご覧のようにツボミも多く見られましたから
まだ今週末も充分楽しめそうですね。


こんな花も見かけました。皇室警察京都護衛署の向かいくらいだったかな




ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)


出水の小川広場の芝生には、たんぽぽが群れ咲いています。



「たんぽぽ」って可愛い響きの名前ですよね。そこでトレビア(豆知識)を・・・

語源は諸説ありますが、鼓の音からとか刀剣の手入れに使うタンポとか。
漢字表記の「蒲公英」は、漢方の「ホコウエイ」の原料となっているからそのまま
この字を宛てているようです。じゃあ、中国ではどう呼ぶかと言うと
「婆婆丁(ポポチン)」、古くは「丁婆婆(チンポポ)」とも呼んだそうで(^_^ゞ
それが訛ってタンポポに?とは考え難いようですが・・・

英語名は「ダンデライオン」(dandelion)、フランス語でも
「ダン・ド・リオン」(dent-de-lion)、ライオンの歯って意味ですね。
これはタンポポの葉っぱのギザギザがそう見えたからでしょう。
デンターライオンは、タンポポとは関係なさそうですが。(^_^ゞ

さて、タンポポといえば黄色い花のイメージですが白花もたまに見かけます。
シロバナタンポポって種類です。他にモモイロタンポポというのもあり、これは
ちょっと草丈が高いのかな、ヨーロッパ原産らしい。珍しいのはイタリアの
ダン・ド・リオン、実際に見たことは無いのですが薄青紫の花で、ちょっと
タンポポとは名ばかりの姿のような・・・

そんなタンポポ、ヨーロッパでは広く食用や薬用に利用されているようです。
フランスでの正式名は「ピッサリン」(pissenlit)。これってオネショの意味で
葉をゆでた湯が利尿剤になるからだそうです。
花や葉は野菜として、根は乾燥させてタンポポコーヒーなんて飲用にも。
面白い利用方法が、タンポポの茎を切ると白い汁がでますよね、あれ何かに似ている。
・・・ここで中国名を連想しないように!(18禁)
ゴムの木の樹液に似ています。実際、ゴム質の成分が含まれているのでロシアの
一部の地域ではタンポポを利用してゴムの生産をしているとか。

こんなところで、タンポポのトレビアは終了。中国名だけが印象に残らないようにネ。




2013.4/13、京都御苑にて。

京の遅咲き桜めぐり「堀川遊歩道」

2013-04-17 00:03:35 | 花だより
堀川通は京都市内の中央を南北に走る動脈のひとつ。
元離宮二条城の前を通っている道路です。数年前に「堀川水辺環境整備」が完成、
道路の東側、昔は水路だったところが遊歩道になっています。

「堀川」と言うのに、川が無い・・・ずっとそう思っていたのですが
平安京の時代には運河として存在していて、昭和20~30年代の浸水対策事業により
水源が断たれ、普段は水がなく、合流式下水道の雨天時の放流先としての機能をもつ
コンクリートで底張りされた空水路となっていました。

そんな堀川の今出川通から御池通までの2kmほどの区間に、水の流れを甦らせ
今では、そぞろ歩きができる遊歩道になっています。
堀川で竹と光と音楽の「京の七夕」なんてイルミイベントも行われるようになりました。
今年も8月3日(土)~12日(月)に、点灯時間は19:00~21:30です。


あまり知られていないようですが、この堀川遊歩道。遅咲き桜のお花見スポットでして
今がちょうど見頃です♪









見上げるようなアングルばかりでしょ・・・

それもそのはず、かつての川底が遊歩道になってますから。(^_^ゞ









街路樹の新緑も見上げればキレイ・・・




天気も良いので、ベンチでお弁当を食べられている姿もちらほら。
そう言えばもう2時、お腹空いたので丸太町通りに上って
280円ッ!の牛丼屋の看板を横目に、リッチな私たちは・・・
回らない寿司屋のカウンターに座るのでした♪



お昼のサービスAセット、これに赤だしが付いて750円也、安~ッ♪
充分満足のできるランチでした。

お腹も膨れたところで、本命の桜の花を・・・



「御衣黄(ぎょいこう)桜」です。
京都の仁和寺で栽培されたのが起源と言われている不思議な緑の桜。
その名の由来は貴族の衣服の萌黄色に近いため、そう呼ばれるように。
珍しい桜ですが、今では全国180ヶ所以上で見られるとか・・・




見逃してしまいそうなほど、地味。(^_^ゞ




ここ堀川遊歩道では、数本の御衣黄が見られました。いずれも見頃。
今ならほとんど緑色。もう少し日が経つと、赤い筋が入ります。




遅咲き桜マニア(?)としては毎年一度は見ておきたい桜です。
京都では数ヶ所で見られますが、一番本数が多いのはここでしょう。(^_-)v




サトザクラ3色コラボ。

もちろん、黄色い桜も楽しめます。


ならんだ ならんだ あか しろ きいろ どのはな みても きれいだな・・・



もともとは運河だった遊歩道、上には橋がたくさん架っています。





全行程で10本以上。何せ碁盤の目だもんで・・・京都の街は。


これまた見事な。オオシマザクラかな?

ちなみに遊歩道はバリアフリーで車椅子は降りれますが、自転車は禁止です。








2013.4/13、堀川遊歩道にて。

京の遅咲き桜情報「六孫王神社」

2013-04-15 18:15:48 | 花だより
京都もお花見観光シーズンが終わり、やっとゆったり桜を楽しめるシーズンが到来。
今年も有名お花見スポットは何処も人の波で狂乱状態?でした。
それでも楽しめるのでしょうが・・・
私はどうも他人と歩調を合わせるのが苦手で。やっぱ天の邪鬼w(^_^ゞ
早咲きの桜も好きですが、この時季の遅咲きの八重桜が大好き♪
気候もさすがに肌寒くなく、ぽかぽか陽気になるしね。

先週末13日の土曜日は絶好の日和だったので、何ヶ所か遅咲きの桜を訪ねてみました。

最初に行ったのは、南区壬生川通り八条角にある『六孫王神社』です。



[八条壬生]交差点の北西角にあり、参拝者駐車OKです。
あまり有名じゃないのか、観光地とも違うようなのでゆっくり見られます。



主祭神は源経基。経基は清和天皇の第六皇子貞純親王の子で、天皇の孫である
ことから「六孫王」と呼ばれていたのが社名の由来です。
嫡子であり、ここを創建した源満仲が清和源氏の武士団を形成したことから、
「清和源氏発祥の宮」を称しています。

多田神社(兵庫県川西市)、壺井八幡宮(大阪府羽曳野市)と共に
「源氏三神社」の一つとされます。








藤もぼちぼち咲き始めていました。




桜の品種を見分けるのはとても難しい。日本では固有種・交配種を含め
600種以上の品種が確認されているとも言われるほどですから・・・
それでも一応9種の基本種から品種改造されたり変異を起こしたりしながら多様に。
なにせバラ科ですから薔薇の花と同様、多種多彩バラバラ・・・(^_^ゞ

ちなみに日本では圧倒的に本数が多い「ソメイヨシノ」は、
オオシマザクラとエドヒガンをかけ合わせてできた園芸品種で、江戸時代に
染井村の植木屋さんが「吉野桜」という名前で売り出したことから
「染井吉野」という名前になったのだそうです。

ここでのお目当ては、鬱金(ウコン)桜。少し緑がかった淡黄色の八重桜です。


咲き出してから日が経つと徐々にピンクに染まってきます。



黄色い桜のカーテン♪

ここの神社の立札には「サトザクラ」と表記されていました。
無難な表記ですね、ほとんどの八重咲きは園芸種サトザクラに分類されますから。
レシピはオオシマザクラにヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラ、マメザクラ
などを掛け合わせたものとされています。
関山(かんざん)や普賢象(ふげんぞう)、御衣黄(ぎょいこう)までも
このサトザクラ群と呼べます。


鬱金桜(右)、色比べをしてみると黄色っぽいのが分りますね。













ピンク、白、淡黄色・・・三色入り交じってミックスジュース状態♪




この神社、境内の上を東海道新幹線の高架が通っていて、京都駅も直ぐ側。
ひっきりなしに・・・





境内中央には「神龍池」と呼ばれる小さな池があります。
六孫王(源経基)が臨終に「霊魂滅するとも龍(神)となり西八条の池に住みて
子孫の繁栄を祈るゆえにこの地に葬れ」と遺言されたとのこと。


池には鴨の番が飼われていました。高倍率カメラ SX50 HSの良いカモかも・・・







どアップで o[◎]_- )パチリ。手持ちだけれど条件良かったので、なかなかの写り♪







2013.4/13、六孫王神社にて。

続SAKURA便り 上賀茂神社

2013-03-26 18:32:06 | 花だより
東京は桜満開って・・・はて、京都は?と徘徊してみましたが
まだだよぉ~って感じでした。
とは言え、昨日今日で一気に咲き出したってところもあるようですが・・・




ぶらりぶらりと辿り着いたのが世界文化遺産『上賀茂神社』
正式名、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)です。ちなみに
同じく世界遺産の「下鴨神社」は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)が正式名。
京都が都になる100年以上前からある神社だから歴史も古いです。


摂社 須波神社            片山御子神社(片岡社)
他にも摂末社が全部で24社もあります。(摂社8・末社14)



細殿前に作られた立砂(たてずな)は、ここのシンボルかな。



楼門前で記念撮影。 縁結びのご利益もあるのかな?
ここではよく結婚式を見ます。世界文化遺産に登録された国宝本殿の前にある、
重要文化財御籍屋(みふだのや)にて結婚式・・・どうです?



玉橋


本殿は今、桧皮屋根葺替え中。参拝はできます。


ここの広々、まったりした雰囲気が好きなのだが・・・この日はやたら賑やか。





第4日曜は『上賀茂手作り市』だったようで。






ちら~っとスナップなんぞ・・・










そうそう開花情報(3/24)としては・・・



奥の御所桜(枝垂れ桜)は三分咲き程度、手前の斎王桜(紅枝垂れ)は、まだツボミ。



斎王桜は満開になると下の写真のようになるはず。
ここの桜の木は名前がついていることが多く、親しみやすい。たとえば他に
御幸桜、みあれ桜、賀茂桜(んッ女優さん?)、風流桜、むちうちの桜・・・
いずれもまだ咲いてません。

4月、5月は神事も多く主なもので賀茂曲水宴、賀茂競馬(くらべうま)、
そして5/15日は京都三大祭りのひとつ葵祭(賀茂祭)が行われます。



2013.3/24、上賀茂神社にて。


さて、帰り道の白川通、川端通の桜並木はチラホラ程度。
鴨川河川敷、五条より下流の紅枝垂れは見頃。

         宮川町はやっとツボミが膨らみ始めた程度ですね。

安心していると今週末には一気に咲いてしまうかもね。それにしても昨日今日は
肌寒くて、お花見モードじゃ無いです。

こんな日は部屋で和菓子でも・・・(^_^ゞ


ブログ『京男雑記帳』の管理人、京男さんが出版されたご本です。
オールカラー?360ページの厚みのあるずっしりした立派な本に仕上がってます。
もちろん内容もたっぷり、ブログに掲載されてきた四季の京和菓子と京都の風情を
美しい写真とエッセイで綴られています。
英訳もつけられているので海外出版も視野にあるようですね。
京男さんとは仕事の関係で20歳台からのお付き合い、ブログもほぼ同時期に始めてます。
つか、ブログをするように勧めて下さった師匠でもあり、当ブログの
ブックマーク最古参♪
この日、お訪ねしたら一保堂茶舗のティーバッグを添えてご本を・・・
和菓子を眺めてお茶でもどうぞって、京男さんの粋な計らい。
「血糖値もあがらへんし、ええやろ」って。
お気遣い、ありがとうございました。(^_^ゞ


和菓子
中村 肇
河出書房新社

SAKURA便り

2013-03-25 17:39:14 | 花だより
3月23日、土曜日。
河津桜(カワヅザクラ)はもう見頃だろうと、淀城跡へ行ってみました。

花の見頃を捉えるのは毎年難しい。ましてや休日しか動けないと、次の機会
一週間先はどうなっていることやら・・・



ま、早咲きの河津桜なら間違いなく咲いているだろうと、しかもこの伏見区淀周辺は
近隣の方が中心になってボランティアで「淀さくらを育てる会」って
伏見・淀水路の美化、河津桜並木を作っておられます。
今年も水路の方には行かなかったのですが、淀城跡公園の桜だけ楽しんできました。










5時半を過ぎると徐々に日が暮れて、夕陽が花を染め始めます。






染井吉野でしょうか、1本だけ満開のサクラが・・・










もうぼちぼち限界ですね、空にはお月さんも・・・


↑クルマのドアを開けてSX50 HSでヒョイと月を撮ってみました。
換算1200mm、半手持ちでノートリミング。お月さんを近くに引き寄せられます。







2013.3/23、伏見・淀城跡公園にて。


この後、宇治市植物公園へ向かいました。目的はこれ・・・



『枝垂桜夜間無料公開』
♪・・・どんだけ「無料」好きやネン!(^_^ゞ
今月下旬までやっているそうですが、今週中ってことかな?



街明かりの夜景も見えてキレイだったのですが・・・
今回はちゃんと三脚も用意して行ったのに、雲台が壊れていて使えず。(-_-;)
それでも何とか撮ったのですが、ほぼ全滅!
少しマシなのはこれだけ・・・(悲)









2013.3/23、宇治市植物公園にて。

気になる木~♪

2013-02-24 21:38:12 | 花だより
↑ブラウネア グランディケプス〈マメ科〉

温室に一歩足を踏み入れると、そこは別世界。

普段あまり見かけない摩訶不思議な植物や花が・・・それに
まるで恐竜や巨大昆虫でも出てきそうな、そんなワクワク感があって。
子供の頃は冒険心がそそられました。今もそんな童心に還れる気がします。


ブーゲンビリア〈オシロイバナ科〉



ドンベヤ セミノール〈アオギリ科〉

温室の植物はそのほとんどが訳の分らない長ったらしいカタカナ名。
丁寧に見ていくのも結構楽しい、何か研究者になった気分で。(^_^ゞ

ん? こんな名前も・・・



シジギウム〈フトモモ科・フトモモ属〉

この花は太ももにしては毛むくじゃら? 
印象的な名前なので覚えてしまいますが、フトモモ科はよく目にしますね。
何せ3000種もあるそうな。コレに良く似ているのはブラシノキ。
コアラの好きなユーカリもフトモモ科だし、香辛料の丁子(クローブ)もそうです。

ま、植物に興味の無い人は、ああそうかい・・・ってな話しでしょうが。


アアソウカイ〈キョウチクトウ科〉

あるんですよ、そんな名前の植物も。「亜阿相界」って字が充てられるようです。
ほんと、植物には奇想天外な名前があるものです・・・って!



キソウテンガイ〈ウェルウィッチア科〉

大変希少な植物で、生態も特異なようです。
ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属に属する1科1属1種の裸子植物で、学名は
Welwitschia mirabilis。Welwitschiaは発見者であるオーストリアの探検家の名前。
mirabilisは「驚異の」を意味するラテン語。
アフリカ中西部の海岸沿いの砂漠にのみ自生しており、ワシントン条約で厳重に
保護されています。日本ではこの京都府立植物園が管理していますが
2004年に2株、この温室から盗まれ大騒ぎになりました。


名前だけでは無く、カタチも生態も奇想天外な植物も多いですね。


サルオガセモドキ〈パイナップル科〉

空中に垂れ下がったこの植物、根なのか茎なのか?はたまた葉?花??
実はこれ茎でもあり葉でもある?根は無いそうです。れっきとした種子植物で、
花も咲くようですが全く目立たないとのこと。殖え方はこの一部が千切れて
風で飛んで行き、ひっかかったところでまた成長すると言うもので、
いわゆるエアープランツ、養分は雨水から取り込み寄生植物ではありません。



クレロデンドルム クアドリロクラレ〈シソ科〉
名前、覚えられそうにありません・・・(^_^ゞ


カクチョウラン〈ラン科〉
漢字では「鶴頂蘭」、これも絶滅危惧種ですが、まだまともに見えますね。


ツンベルギア マイソレンシス〈キツネノゴマ科〉
インド南部原産。何だかインドっぽい・・・



サラカ タイピンゲンシス〈マメ科〉
ムユウジュ※の近縁種です。

※仏教の3聖木のひとつです。
○ムユウジュ(無憂樹)〈マメ科〉 お釈迦様がその木の下で生まれたされる
○インドボダイジュ(印度菩提樹)〈クワ科〉 お釈迦様がその木の下で
 悟りを開いたといわれる
○サラソウジュ(沙羅双樹)〈フタバガキ科〉お釈迦様がその木の下で入滅された


写真を撮るには、湿度でレンズが曇りっ放し・・・


ヘリコニア ヴァグネリアナ〈バショウ科〉


2013.2/10、京都府植物園 観覧温室にて。

悲しき60歳?

2013-02-16 23:53:39 | 花だより
京都府立植物園は、日本で最初の公立植物園として大正13年(1924)に開園した
歴史のある植物園。左京区下鴨半木(なからぎ)町に広大な敷地を有しています。
そして、60歳以上は入園無料♪ 60歳の誕生日を過ぎて早々に行きましたよ。セコイ?
入園料は200円と高いものでは無いですが、今まで働いて納税してきたご褒美ってことで
何か嬉しいものです・・・ところがッ!
この特典、今年の7月まででして。無料で入れる年齢が70歳以上に引き上げられます。
何てことでしょ~、20年も続いていたこの料金体制、よりによって・・・(悲)
ま、その代わり小中学生の入園料が無料になるそうな。それはそれでイイかなと♪


園会館で洋ラン展をやっていたので覗いてみました。








カトレア、シンビジューム、胡蝶蘭・・・くらいしか私には分りませんが。
昔からマニアの多いジャンル、見た事も無いような花がいっぱい展示されていました。





何か顔が・・・


賞とかもあるようですね、
珍しいのでしょうね、真っ黒な洋ラン。私には木耳(きくらげ)に見えましたが。(^_^ゞ

さすがにこの時季、園内に花は・・・少ない。寂しい限りです。



それでも椿園は楽しめるかな。閑散としているけれど、思ったより人出もありました。
7~8割が60歳以上だったかな・・・タダの客ばっかり?







2011年度の実績では、小中学生は5%。一方、60歳代だけで40%だったとか。
そりゃ料金体制も考えるわな、しかしやっとの思いで60歳に到達した私にとっては
まさに「悲しき60歳」・・・坂本九さんの歌じゃないけど
ヤ ムスターファ、ヤ ムスターファ・・・今や悲しき六十歳、夢の破れたムスターファ。


ナルキッスス(水仙)カンタブリクス〔ヒガンバナ科〕


セツブンソウ(節分草)〔キンポウゲ科〕 スノードロップ(待雪草)〔ヒガンバナ科〕


セツブンソウ(節分草)


フクジュソウ(福寿草)〔キンポウゲ科〕  ミスミソウ(三角草)〔キンポウゲ科〕
フクジュソウは「元日草」、ミスミソウは「雪割草」とも呼ばれます。



2013.2/10、京都府立植物園にて。

ききょう園

2012-07-02 18:11:05 | 花だより
昨日は朝から雨どしゃ降り、梅雨空の今年後半スタートになりました。
計画していた巡礼21番札所「穴太寺(あのうじ・あなおじ)」とその近くにある
明智光秀ゆかりのお寺「谷性寺(こくしょうじ)」行きが危うい・・・

明智といえば桔梗の紋。それにちなんで門前に「ききょう園」がオープン。
その初日が昨日だったわけで・・・この時季の花は雨模様の方が綺麗に見える。
多少の雨なら行くつもりだったのですが、ちょっと降り過ぎ。(^_^ゞ

昼まで待ったものの止む気配無し、ま、小降りにでもなれば何とかなるさと
出発するもワイパー、最速!
・・・しかし、天は我に味方し、目的地では傘が要らない程度の空になりました。








桔梗(ききょう)〔キキョウ科〕英名:Balloon flower

万葉集に「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」として
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
と詠まれている「朝貌(あさがお)」は桔梗のことだという説に基づき
秋の七草のひとつとして数えられています。











英名の Balloon flower / Chinese bellfloweは、ツボミの形状から
きたものでしょうね。
日本在来種ではありますが、中国・韓国などにもあります。
「桔梗」の名は、乾燥した根が堅いところからつけられた漢名のようです。
その根は漢方で薬用されています。




美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られています。
「敵は本能寺にあり」「三日天下」、織田信長を討った明智光秀も
土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていました。

この花が武家に好まれたのは、五指を広げたような形で勢力を広げる。
それでいて桜や梅とは違い根元がひとつなので、散り散りになることなく
家系安泰を示している・・・何てことじゃないかなと私なりに解釈。(^_^ゞ

面白いのが、陰陽師、安倍晴明が五行の象徴として用いた五芒星(☆型ね)
あれは「晴明桔梗(せいめいききょう)」とも言われています。
桔梗の花を図案化したものなんですね、それで吉凶を占うとか・・・?


先日、充分見た紫陽花の花、ここでもたっぷり・・・












もうええんやけど・・・アジサイ。(^_^ゞ

ここでは他にも色々な花を見られましたが、いずれも花園といっても畑って感じ。
風情はありません。
やはり花は庭園で管理されたものか、野に咲くものの方が素敵ですね。



「風蝶草(ふうちょうそう)」クレオーメ。
♡見っけ♪


左「夏椿」(通称:沙羅双樹の花=本来間違い)
右「トルコ桔梗」(キキョウ科ではなくリンドウ科)


「ルドベキア」別名:松笠菊 〔キク科〕


「半夏生(はんげしょう)」〔ドクダミ科〕/「百合(ゆり)」


「アガパンサス」(紫君子蘭)〔ユリ科〕




フォトアルバム(スライドショー/フルスクリーン)で見られます。





2012.7/1、亀岡・谷性寺 ききょうの里にて。

京都・西山 あじさい寺。

2012-06-27 22:49:30 | 花だより
柳谷観音の後、あじさい寺としても名高い『善峯寺(よしみねでら)』にも
参りました。西国三十三所巡礼の21番札所でもありますから。









巡礼の記事は先送り、今回は紫陽花の話題だけにします。



宇治市三室戸寺のあじさい園も見事なようですが(まだ観に行ってません)
ここも1万株の紫陽花が咲き誇っていました。



何かえらいことになっているほどの咲きっぷり・・・












その様子が一望できる地蔵堂から観る景色は
こんなに植えんでもって感じ・・・(^_^ゞ









このお寺、境内の広さ3万坪。それも山を切り開いたたものだから
坂道の多いこと・・・
お蔭で眺望は素晴らしい♪ 東山三十六峰が一望に。大阪まで望めます。






ここ、桜と紅葉の名所でもあります。特に桂昌院お手植えのしだれ桜は
樹齢300年で見事だとか。
それに、天然記念物 遊龍の松。これは齢約600年以上の五葉松で
龍が遊んでいる様な姿が全長40数mにも及ぶとか。





フルスクリーンでどうぞ。




2012.6/24、善峯寺にて。

花盛り須磨離宮

2012-05-29 19:56:32 | 花だより
神戸市立須磨離宮公園、今は薔薇の花が見頃のようですが
私が訪ねた5月5日にはまだぽつりぽつり。そんな薔薇が咲き出す前の
園内の花たちです。
噴水広場を中心にした本園には薔薇が、連絡橋を渡って行く植物園には
牡丹園や花菖蒲園、観賞温室などもあります。
6月になると園内はアジサイの花で彩られるとか・・・



春紫苑(はるじおん)with アオスジアゲハ



大手毬(おおでまり)=Japanese snowball


まだ牡丹園は花盛り、このあと薔薇園に主役をバトンタッチ。


牡丹 with ミツバチ



牡丹 with 蜂かな虻かな?



牡丹



牡丹

品種名を記録するのを忘れましたが、白花には白王獅子、五大州なんて名前が
黄色い品種はハイヌーンかな。


和庭園の方にはモッコウバラが見事に花を咲かせていました。


木香薔薇(もっこうばら)



大手毬と木香薔薇



木香薔薇





観賞温室に入ってみました。












花の名前は・・・憶えてません。ほとんどがカタカナ。(^_^ゞ



躑躅(つつじ)、平戸躑躅ですね。



クリスマスローズはもう実が成っている状態。



アリッサム






・・・あとは、コチラで






2012.5/5、須磨離宮公園にて。

スプリング・エフェメラル

2012-04-22 18:49:01 | 花だより
先週の日曜(4/15)本命の目的地は、春の妖精たちが待つ
兵庫県丹波市『カタクリの里・清住』でした。

入園料が300円、駐車場は無料です。










カタクリは、ユリ科の多年草植物ですが、種子が発芽すると葉を1枚
出し、8年後にようやく2枚目の葉が出て、はじめて開花します。
3月下旬頃から4月中旬頃に花を咲かせますが、新緑の季節を迎える
頃には花も葉も枯れ、次の3月まで地上からその姿を
すっかり消してしまいます。
そんなところから、この花をヨーロッパでは
スプリングエフェメラル(春の儚い命)と呼ぶそうです。

春の妖精とも呼ばれるカタクリ以外にもこのような生態を持つユキワリ
イチゲや福寿草などもスプリングエフェメラルの代表格です。

カタクリは人工的に増やすことが非常に難しい植物で、春の早い時期に
活動を始める少数の昆虫達によって受粉し、種子が地上に落ちると
蟻が種子を運ぶ程度の小域にカタクリの群生地ができるようです。

ちなみにこの植物の地中の鱗茎から採れる良質のでんぷんが
片栗粉ですが、カタクリから採っていたのは昔の話。
今はほとんどジャガイモやサツマイモから作られているようです。





険しいという程ではありませんが、日当たりの良い斜面で咲くもので
足元はよくありません。
花を見に行くなら早朝、まだ人が少ない内に・・・と考えがちですが
この花はそうはいかず、朝9時や10時では開花してないことも
よくあるようです。気温が17度前後まで上がらないとダメなようで、
寝坊な私向きの花ですね。


「足元にお気をつけください」・・・写真撮ってる人を踏まないように(笑)


おいおい!なんちゅうことを!!多いのかなぁ、こんな常識知らずが。
少数だとは思いますが、情けないことです・・・w
何処にも三脚厳禁とは書いてなかったですが、柵を越えて三脚で
土を掘り返してどうするねんッ!カメラを持つ資格無しですね。
熱中できる趣味を持つことは良い事ですが、
そんなに土を掘り起こしたいなら家庭菜園でもしたらどう?
こんなことしてイイ写真はゼッタイ!撮れないと思うよ・・・








また、他の写真はフォトアルバムで。
※右下のアイコンをクリックでフルスクリーン・スライドショーが見られます。








カタクリの花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」ですが、
これだけ群生していると寂しさに耐えなくてもよさそうですね。



群生地を降りてくると、スルーできないものが目に入ってしまい・・・





地元の賑やかなおばちゃん連中が作られた手作りドーナツ、
山水でいれたご自慢の(?)コーヒーとしょうが湯をオープンカフェで♪

そう言えばこの日、近くの道の駅『丹波おばあちゃんの里』
クラシックカーフェスが開催されていたのですが
もう1ヶ所寄りたいところもあり、断念しました。
ドーナツ食べてる間があれば行けばよかったかな。(^_^ゞ




2012.4/15、丹波・清住カタクリの里にて。

さくら便り

2012-04-12 19:37:56 | 花だより
今更ですが、先の日曜日、滋賀県の岩間寺と石山寺に行った時の開花情報です。

岩間寺は、桜を見る事は出来ませんでした。ツボミもまだ堅かった。
ちょうど梅が見頃でした。

石山寺は、梅園がもう終りかけ。緋寒桜もキレイに咲いています。
桜は満開の木も多く観られましたが、まだツボミの木もあったので
しばらくは楽しめそうです。

フォトチャンネルにまとめました。
フルスクリーンのスライドショーでご覧ください。

花便り2012.4/8




本日、お昼過ぎ2時頃だったかな、ご近所の桜を観に回りました。
近くの小学校と公園です。
ソメイヨシノはもう散り始め、紅枝垂れがキレイでした。

ご近所さくら 2012.4/11


悪戯スズメの群れが、桜の花を千切っては落とし、千切っては落とし・・・
もともとスズメは花の蜜を吸う鳥ではありません。なのに近年、
メジロやシジュウカラの真似をして蜜を漁るスズメが現れ、
最近では、かなりよく見かけます。
クチバシの形状などがメジロとは違うので、蜜を上手く舐められません。
で、花ごと千切ってしまうことに・・・
止めさせなきゃ、その内、人間を怒らせてしまう。(-_-メ)


ついでに、庭の花たちも撮ってみました。
説明は写真下のテロップで・・・

今日の庭、2012.4/11


フォトチャンネル画面右下のアイコンをクリックで
フルスクリーンになります。スライドショーでどうぞ。

今日、写真を撮っている間中、東山上空では取材ヘリが複数機・・・
ミサイルの破片でも落ちたのかと思いましたが、どうやら
祇園方面で傷ましい事故が起きたようです。