カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

ちっちゃな「ターシャの庭」

2009-11-01 22:15:45 | ふぉとスケッチ
花フェスタ記念公園まで行った最大の目的は、園内にある
「ターシャの庭」を感じに行くことでした。
これもピィさんのブログで知ったのですが、ピィさんの奥様はターシャの大ファンだとか。

ターシャ・テューダはアメリカの絵本画家であり、園芸家としてカリスマ的存在。
56歳でバーモント州の人里離れた30万坪の土地を開拓、ひとりで作り上げた
「コーギー・コテージ」と名付けられた庭は、世界のガーデナーの憧れ。
ただ素晴らしい庭作りだけでなく、ターシャのナチュラルでスローライフな
生き方に共感を覚える方が多いようです。
そんな方たちの集まりがターシャ・クラブを結成、
ここに日本版のターシャの庭を作られたとのことです。
それだけに雰囲気はバッチリ、ただ広さは超ミニですが。










私がターシャのことを知ったのは、いつごろだったろう・・・
ロハスな生き方をするお婆さんの作った庭の写真を目にした気がします。
それは日本庭園のように、植物を真ん丸に刈り込んだり、
枝ぶりをどうこうというものとは別物。イングリッシュガーデンを
もっと野に近いイメージでつくられた感じ・・・私の理想の庭。
はっきりその庭がターシャって方が作ったと分かったのは
去年だったかNHKでターシャの生き方、庭を紹介する番組を見てからでした。

ターシャの存在が宇宙のように広く、深い存在に思えました。






ターシャ・テューダー
1915年、アメリカ・ボストンに生まれる。
父親は飛行機やヨットの設計者、母親は肖像画家。
家にはマーク・トウェイン、アインシュタイン、グラハム・ベルなど
著名人が出入りする文化人の家だったようです。
しかし、ターシャはパーティ、社交界が好きになれず
乳母から裁縫や料理を習う方が楽しかったとのこと。
9歳の時に両親が離婚、預けられた父の親友からも影響を受けた。
15歳で学校をやめ、一人暮らしを始める。
22歳で結婚、絵本画家としてデビューするチャンスに恵まれます。
4人の子供にも恵まれ、30歳の時に田舎に引っ越し。
43歳で離婚。
56歳にして、さらなる田舎、バーモント州の山奥に18世紀風の農家を
忠実に再現、その家は自らが設計、家具職人の長男が一人でつくったそうです。
そこでターシャの一人暮らしが始まる。
コージー・コテージ。自ら楽園と呼び、多くの草花や樹木を見事に育てる。
こよなく愛するコージー犬のメギー、にわとりのチカホミニー、
片目の猫ミノー、2匹のインコや山羊たちとスローライフを楽しむ。

2008年6月18日、家族や動物たち、手塩にかけた庭の花たちに囲まれながら
永眠。(享年92歳) この家で、ロウソクの炎が燃え尽きるような、
ほほえみながら天国の扉を開けた、穏やかな最後だったと長男は語る。













ここ、岐阜のターシャの家は、ターシャの著書や写真集、
いろいろなグッズが売られています。













最近、近くの飼い猫が店番にやって来るのだとか、
当然ここではミノーって呼ばれてるみたいですが・・・






ガーデニングのバイブルともされる写真集
ターシャの庭づくり
ターシャ テューダー,リチャード・W. ブラウン
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ガーデニングに興味がない人も、人生の言葉
生きていることを楽しんで (ターシャ・テューダーの言葉 (特別編))
ターシャ テューダー
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DVDです。
NHK 喜びは創りだすもの ターシャ・テューダー四季の庭 永久保存ボックス〈DVD 愛蔵本〉

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DVDや本、他にもいっぱい出てます。






2009.10.25、花フェスタ記念公園、ターシャの庭にて。
(こちらの写真もよろしければ)