カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

花戦さ?池坊いけばな展

2018-12-23 23:24:40 | 京都徘徊記
また1ヶ月以上前のイベントの話なんですが・・・いけばな展に行ってみました。
場所は六角堂・池坊会館、いけばな発祥の地と言われています。
池坊の師範でいけばな教室を開かれている方から招待券をいただいたのですが、以前も映画のチケットをいただき観に行ったことがあります。野村萬斎主演で池坊専好を描いた『花戦さ』って映画でした。
そういえば先日、「ボヘミアン・ラブソディ」を観に行きましたが、ほんと久しぶりだったな、招待券じゃなくお金を払って観た映画は。(^_^ゞ






六角堂(紫雲山 頂法寺)は何度も訪ねています。西国三十三所の十八番札所です。隣りの池坊ビルは“WEST 18”って名前になってます。1階はスタバになっていて六角堂の境内からも入れますよ。そのビルのシースルーエレベーターに乗って、上から六角堂の写真も撮りましたが、六角堂のまだ奥にある池坊会館へ入るのは初めて。



なかなか大したビルですね、建物の中に池はあるは、鯉どころか白鳥まで・・・
ちょっと驚いたのは、白い小鳥が囀りながらいっぱい飛んでいるじゃないですか!
白い文鳥かな何十羽も。もちろんガラスで仕切られたスペースですけど。






このいけばな展、正式には『旧七夕会池坊全国華道展』というものだそうで、江戸時代から続く最大最古のもの。池坊華道家による約1,500点の作品が高島屋と池坊会館の2会場に展示されており、入場料は高校生以下が無料、着物での来場者も無料ってことでした。着物姿はあまり見なかったけれど、インテリっぽい外国人は結構居られたかな。とにかく想像以上に盛況でした。









映画「花戦さ」で、野村萬斎が演じていた主人公・池坊専好は初代の専好。実は池坊専好というのは、池坊の家元およびその継承予定者が名乗る名跡。初代は華道家元三十一世で豊臣秀吉が登場する時代、二代目専好の時にそれまで七夕の日に宮中で催されていた大立花会を、後水尾天皇から池坊で七夕立花会を催す許しをもらって現代まで続いている。何故11月にするようになったかは分からなかったけど。
ちなみに今の池坊専好は四代目で2015年次期家元として襲名された池坊由紀さん。相撲協会評議員会議長としてニュース番組を騒がした池坊保子さんの長女ですね。






結構斬新な立花(りっか)もありました。伝統的な立花正風体に対して、今の家元池坊専永が発表された立花新風体ってやつかな。
プレバトで生け花査定をされている絢爛豪華大好きのアノ華道家の感性とは美意識がちと違うように思えますね。(^_^ゞ

同時開催で「花の甲子園」なるものをやっていました。地区代表校に選ばれたら“いけばな発祥の地”京都・六角堂へ!ってことのようで全国大会らしいです。
コンクール形式なのかな、技術点とか芸術点とかで競うのでしょうかね。







高島屋の会場にまでは行きませんでしたが、池坊会館だけでも5フロアーくらい使っていたかな。こんな大きないけばな展があることさえ知りませんでしたから、結構楽しめました。


2018.11/11、六角堂にて。