カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

そうだ泉涌寺にも行こう。

2012-06-03 22:56:45 | 京都徘徊記
泉涌寺(せんにゅうじ)は、東山三十六峰の南端にあたる月輪山の山麓にある
真言宗泉涌寺派総本山の寺院で、山号は東山(とうざん)または泉山(せんざん)。
本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏。
寺域には鎌倉時代の後堀河天皇、四条天皇、江戸時代の後水尾天皇以下、
幕末の孝明天皇に至る歴代天皇の陵墓があり、これらの皇室の陵墓に対して
香をたき、花を供える香華院(こうげいん)となり、「御寺(みてら)」と
呼ばれている。

トップ画像は「大門」重要文化財。慶長年間創建の御所の門を移した四脚門。

泉涌寺の塔頭のひとつ今熊野観音寺の駐車場から泉涌寺の駐車場へクルマを移動。
どちらも駐車場は無料です。観音寺は拝観料も無料でしたが、泉涌寺は
大門のところで拝観料を払って・・・ただその後、御座所、庭園、雲龍院など
別料金になっている。維持費も掛かるだろうから仕方ないだろうけど・・・
今回は全てパス、伽藍拝観だけにしました。

大門を通るとすぐ左手に「楊貴妃観音堂」があります。
本尊の聖観音像は中国の玄宗皇帝が亡き楊貴妃を偲んで造らせた像で、
楊貴妃観音と呼ばれています。湛海律師が寛喜2年(1230)中国より
持ち帰った美しい像です。(重文)

観音堂の前にはこれまた美しい花が・・・









楊貴妃桜と名付けられていますが、薄紫の石楠花ですね。




描かれているのは楊貴妃? 願掛け地蔵尊、
他に寺宝が展示されている「心照殿」がありました。


さて、玉砂利の参道を下って行くと



「仏殿」に至ります。泉涌寺もまた応仁の乱によりそのほとんどの伽藍を焼失。
現在の諸建造物はそれ以降建立のものです。この仏殿も寛文8年(1668)
徳川四代将軍家綱によって再建されたもので、現在伽藍の多くはこの時
整備されたもののようです。



「浴室」
この頃の浴室は仏前に仕える僧侶の身を清めるための施設で、古式の蒸し風呂です。


清少納言の碑、歌碑。その隣りには「水屋形」が建っています。

「夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ」
の清少納言の歌碑。清少納言は藤原定子(一条院皇后宮)が没した翌年に
宮仕えを辞去し、晩年は鳥辺野近くのこの泉涌寺の辺りに隠棲し、
定子の眠る鳥辺野の御陵を拝しながら生涯を終えたと言われています。

水屋形では寺名の起源となった名泉が、今も涌き出ているそうです。


「鎮守社」
参道をへだてた北側の森の中にあります。これより先には鐘楼もあるのですが
行く事はできませんでした。おそらく庭園側からなら行けるのかも。



「舎利殿」
釈迦の仏牙舎利を奉安する貴重な霊殿である。慶長年間、京都御所の建物を
移築改装したもので、仏殿と並んで建っています。


説明ばっかりではしんどいので、モノクロ写真を・・・
































写真を整理していたら何処を撮ったのか分からんようになったもんで。(^_^ゞ
霊明殿、御座所などです。








五月半ばの泉涌寺でした。







2012.5/13、泉涌寺にて。


12 コメント

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☆百聞は一見に >M氏さんへ (路渡カッパ)
2012-06-04 17:51:41
目で見るとのレンズを通して切り取られた風景とは多少違うかも知れませんが
真実を写していることには変わりありません。写、真。ですからね。
騙されたと思って行くのもまた逸興かと・・・
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知らないところが多いです (M)
2012-06-04 16:45:01
京都に長年おりましたが、知らない所って多いですね。写真で見ると行ってみたいなという気になるのですが、またまただまされるので見るだけにしときます。
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☆GoPro >aw@bitlogさんへ (路渡カッパ)
2012-06-04 15:09:32
買って良かったです!キレイに撮れますね。
その内、YouTubeに・・・
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★何でもあり >7駆さんへ (路渡カッパ)
2012-06-04 15:00:06
ご利益は言ったもん勝ち?
言い伝えもでっち上げれば・・・

フルコース、結構かかりそうです。ちなみに庭園の受付が留守の間に
何人か関所破りをしていたのを目撃しましたけど。(^_^ゞ
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★ご明察 >jimmy.さんへ (路渡カッパ)
2012-06-04 14:59:31
寺ネタが溜まってます・・・怒濤のテラねた更新しなくっちゃ!(^_^ゞ
どんどん溜まって行く一方のような気もするけど。
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★三大美人 >ピィさんへ (路渡カッパ)
2012-06-04 14:58:59
楊貴妃桜、ここだけの名前でしょうね。でも薄紫の石楠花は珍しいかも。
この色の石楠花って初めて見ましたよ。
世界三大美女の名前が付いた花は探せばありそうですが・・・
西大后は・・・毒草っぽいですね。
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★キレイでしょうね >京男さんへ (路渡カッパ)
2012-06-04 14:58:13
京都市民にもあまり浸透してないかもね、穴場ですね!
秋の東福寺は人混みの写真を見るだけでも行く気が無くなります。
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Unknown (aw@bitlog)
2012-06-04 14:45:35
Goproを頭に付けて、お散歩ムービーを撮影中との噂がありますが、期待していいんでしょうか?
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楊貴妃観音 (7駆)
2012-06-04 13:08:41
拝んだら、べっぴんさんになれるとか・・
そんな言い伝えはないのかな

フルコース回ったら拝観料はいかほどに?
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ブログ更新 (jimmy.)
2012-06-04 08:49:05
かなりネタをストックされていらっしゃるようですね。
小出しにするつもりじゃないけどネタが貯まっていく・・・ということは往々にしてありますが。
現在で5/13ということは・・・
まだまだありますな。
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Unknown (ピィ)
2012-06-04 08:30:09
薄紫の石楠花が楊貴妃ですか。
キレイですね。
たしか虞美人草というのもありましたね。
西太后の花はないのかな(笑)
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歩いていくとなると・・・ (京男)
2012-06-04 05:39:12
おはようございます。
ここも歩いて行くとナルト難易度の高いお寺です。
紅葉の季節は穴場ですよ。
少なくとも東福寺より人は圧倒的に少ないですね。
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