ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

添乗員の心得

2011年10月31日 22時37分07秒 | マラソン

昨日は大阪マラソンの
応援に行ってきた。
昨日も書いたが
最終的に15名(うち子ども2名)を
引き連れての
大応援ツアーであった。

それにしても
3万人はすごい。
次々やってくる選手、選手、選手。
そんな中から
皆さんそれぞれの
お目当て選手を
見つけるのは至難の業だ。
高速で混ざり合ってる
マージャンパイを
すばやく積み込みするほうが
たやすいかもしれない。

最近は目が回るほど
仕事も忙しいが、
せっかくの休みでも
沿道からの選手探しでここでも
目が回りましたぜい。

まず最初はスタート後300m地点。
それから10キロ地点に
移動しました。
あらかじめ調べておいた
地下鉄の出口番号の
情報がこのときとても
役に立ちました。

おかげで、こんな選手や



こんな選手も見つけましたが
(さてどれでしょう)



その時点での皆さんが応援の目当にしている
選手の通過には気づきませんでした。
後でわかったのですが、
あらかじめ予想していた
通過タイムより
ずいぶん早く通り抜けたようです。

最初2回はそんな風に
お目当て選手を見つけられなかったので
応援監督兼応援ツアー添乗員のdoironは
次第に焦り始めました。

このまま選手を見つけられなかったら・・・

「金返せ~」といわれるかも
(びた一文もらっとらんけど・・・)

かくなるうえは
23キロ地点の大国町では
必ず見つけなくてはと
ちょっと移動距離が長くなるので
気持ち急ぎながら
駅に向かいました。
天満から大国町へ
地下鉄で移動です。
しかし、こちらも15人をひき連れています。
これだけいるとなかなか一筋縄ではいきません。

あらかじめ地下鉄の時刻表を調べてあるので
少々余裕もあることはわかってるから
とたかをくくっていたら、

駅に着くたびに
「ちょっとトイレに行くわあ」と数人が離脱。

ぎょえ~、
あと一分で電車が来るのにぃ~
と、緻密な計算で動いている
doironの完璧計画が
ベルリンの壁のようにガラガラと
音を立てて崩れていくようだ。

さすがにチャック開けたままで
引きずり出してくるわけにもいかないので
仕方なく予定していた1台をスルー。

何とか次の電車で乗換駅へ。
するとそこでも
別の人が
「トイレ行くわあ」

え?さっき行かなかったの?
「行っとけよ~」と叫びたくなる
気持ちを抑えて
ここでも大人の対応だ。

「はいはい」と観念しました。

で、ここで添乗員の心得その1

トイレのご利用は計画的に!

です。行きたくなくても
いけるときには無理やり
済まさせておきましょう。

そうして何とか
通過予想タイム内に大国町に到着。
あらかじめ設定していた
応援ポイントに
歩いて100mほど移動しました。

まだ通過していませんように
と祈るような思いで
回る目を制御しつつ
必死で探していたら
予想タイムの1分35秒前でした。

「発見!」の声が・・・。
わあい
ようやく撮影も出来ました。

しかし「白線から出ないでください」と
注意されても、言うことを聞くのは
そのときだけで、
もう暴徒化しつつあるツアーの連中。

マラソンのため休業している
お店のショーウインドが
叩き割られるのも時間の問題です。
って、そんなことはないない

冷や汗をかきながら、その地点で
選手数人の応援を何とか無事に済ませて
次への移動のため
再びツアーを召集したdoironであった。

次は8キロ先の玉出に移動です。

「はーい皆さん、次は玉出に行きます~」
と説明をしたら
ツアーの中の一人が
「あら~、スーパーに行くの?」だと。

お願いだから~と言いつつ
ひざから崩れそうになりました。

そこで添乗員の心得その2

「ツアーは事前にしっかり確認させて起きましょう!」

です。

あらかじめ応援計画を冊子にして
配ってあったにもかかわらず
諦めにも似た、無力感を感じました。

とはいいつつも、再び気を取り直して
時刻表をチェック。

「次の電車まであと5分あるから
トイレにどうぞ~」と
親切に呼びかけたものの
そこでは一人も動きませんでした。

ぐすん

添乗員としてまたまたここでも
無力感を感じましたわ。

しかしマラソン、トライアスロン、
ウルトラマラソンで鍛えた精神力は
これくらいでは折れない。
再々度気を取り直して
「ではホームに向かいます~」と
呼びかけるdoironの頭には
ハロウィンのカチューシャが乗っていました。

最初の応援時につけてたこれね。



実は地下鉄では、さすがに恥ずかしいので
最初は車内ではそれをはずしていたのですが
みんなからブーイングが出て
ハロウィン目当てに必死について行ってるのだからと
再び無理やりつけさせられました。

そこで、添乗員の心得その3

添乗員の服装、装備品は派手に!
出来ればやはり旗を持ちましょう。

です。

もうこの時点で気疲れして
フラフラのdoiron。
何とか30数キロの地点である玉出で
いずれも予想タイムを少しオーバーして
通過していく選手のひとりを無事撮影しました。



(さてどれでしょう)

ここでも選手数人を見送って
ようやくこれで添乗員の
役割も終わりです。
あとはゴールに向かうだけですからね。

しかしなんとゴールに向かう
ニュートラムは超満員。
ホームに入場制限までされていました。

「はいはい2列に並んでください」
と呼びかけたりして
添乗員癖がすっかり染み付いてしまった
doironなのでした。

ゴールに着くと
そこには恐ろしい人数の
人がいました。
正月の住吉大社か
このゴール会場かってくらいです。

南港が人の重みで
沈むんじゃないかと心配したほどです。

疲れました。
走るより大変だったかも。
なあんていったら
走った皆さんに失礼ですね。
お疲れさんでした。
doironも燃え尽きましたわ。