ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

大和街道かつらぎ町5

2018年05月11日 21時33分04秒 | ウォーキング

その小田井用水のところに出たところで、
天満宮が現れます。

その後も小田井用水は
吉野川と平行に流れているので、
従来の河川とは直角に
交わることがよくあるわけです。

そんな時には水路をどうしているか。

実は従来の河川の下に穴を開け、
そこに水路をつくることで
交わらせているのです。

でも、そうなると小田井用水は
かなり低いところを
通ることになるのですが、
それでは30キロも下流に
水を流すのに支障が出てきそうです。

なのでこの立体交差には
サイフォンの原理を利用した
特別な水路が作られ、
用水の水路をできるだけ
低くしないようにトンネルが
作られているのです。



それがこれ。



中谷川と小田井水路の交差点です。

中谷川は画面の中のレンガの上の
水路を流れており、
下を小田井水路が流れる
という仕組みになっています。

これは藩政時代に作られた水路の仕組みで、
いまは国の登録有形文化財に
登録されているんだとのこと。

いやあ、昔からいろいろと
考えて作られたんですねえ。

この水路の開発を指示された
大畑才蔵さん、あなたはとても
苦労されたんでしょうねえ。

さあ、ここが今回の最終の目的地です。

ではここから「中飯降」の
駅を目指しましょう。

狭い道を通って北の方に上がっていきます。



これが国道24号ですねえ。

これも超えて進んでいきますと
駅に出るはずですよ。

あ、踏切がなっている。
電車来るのかなあ。
ちょっと乗り過ごしたかなあ
と思ったら、案の定
和歌山行きが駅の方へと
走って行ってしまいました。

ああ、これで30分くらい
待つのかなあ。

駅の方に行くと、
中飯降は高架下の方へ
降りていく感じです。



待合所で時刻表を見ると、

ガビーン!!!!

このあとほぼ1時間便がない
ではないですかあ。

どうしますかねえ。

近所を歩きますか。
う~んと考えつつ地図を見てたら
ああずっと川沿いを歩いてきたので、
今度は国道24号を歩きつつ、
一つ手前の「妙寺」の駅まで
歩いて戻りましょう。

さっそく国道に出て、
歩道のエリアしかない道を
てくてくと歩いていきます。



でもねえさすがにこんな
国道沿いには何もなく、
こんな看板に笑ったくらいでした。



15分くらいで妙寺に到着です。



まあ、電車台が少し浮いたから
いいとしましょう。



ホームで名所案内や、
藤の花壇を見ながら、



やがてやってきた電車に乗って
笠田まで帰ります。



頑張って歩いたけども
電車に乗ったら
あっという間に
帰っていきますねえ。

さあではここから車に帰る前に、
前回山の上の方なので
行かずに通り過ぎている
「宝来山神社」へと
向かって行きましょう。

笠田の村中を抜けていきます。

約1.5キロほど歩いたでしょうか。
山の上の方に鳥居が見えます。



あそこが宝来山神社ですね。



頑張って上がっていきましょう。

えっちら、おっちら
坂道を上がっていきますと、
途中で小さな橋を渡ります。

へえ、「宝来橋」だって、
そのままの名前の橋ですねえ。



川の名前はと思って別の面を見てみますと、
おお~なんとこの川が
「小田井用水路」なんだそうです。



ああここまで来てるんですねえ。

そして神社の方に入っていきますと、
境内のところに「南海道」という
案内が出ていますよ。



そこが万葉の道なんだそうです。

ちょっともう少し調べて
歩きがいがあれば
また行ってみましょう。

神社でしっかりとお祈りをし、
さあでは駐車場へと戻っていきましょう。





今日はまず最初に歩いたのが、
こんな感じで12キロ。



そして笠田から車までが
こんなこんな感じで約3キロ。



合計15キロを歩いた
散歩となりました。

次回は、中飯降から
小田井用水路の水取り入れ口
なんかが見れたらいいなあ。

高野口のあたりを
しっかり歩くことにしましょう。

今回は、田舎の伸びやかな道と、
水路の痕跡なんかを眺めながら
歩いたいい旅でした。

おしまい。