ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

泉南信長道を行く2

2018年05月26日 22時53分34秒 | ウォーキング

熊野街道を右折して北向きに入っていきます。

そこにあるのがこの街道の
始まり地点である「市場稲荷神社」です。



むかしこの辺りの正月の市場で
にぎわっていたあたりですね。



ここの神社に兵士を集めて

「さあ出陣じゃ!」

とかいいながら出発していったのかなあ。

立木の陰から
「あなた、頑張って来てね!」
とかいいながら見送ったり
したんでしょうかねえ。



doironも警備員に見送られながら



進んでいきます。

地図は大まかなものしか
ありませんでしたので、
自分で市販地図をコピーし、
それに経路を予測しつつ
書き込んでおきました。

市場稲荷神社から国道26号の
方へと北上していきます。

市場稲荷という名の交差点で



国道を渡り、一本海側の道を
西へと進んでいきます。



信長道とこういう名前がついていますが、
この辺から見ていても
あまり気持ちよく歩けるような
そんな環境にはなっていません。

狭い歩道が申し訳程度に
つけられている感じで、
車の量はかなり多いですから
注意して歩かないといけません。

ただ、かなり今の海岸線に
平行につけられた道路群から見て、
すこし斜めについているのが、
何となく古い道らしくて
面白いなあと思います。



あ、ここに変わったマンふたが
ありますよ。



「大阪府水道 あんしん給水栓」
と書いてあります。

大阪府の大口水道管に接続されていて、
地震等の災害時、飲料水・医療用水・
消火用水といった人々の生命と
生活を守るために必要な水を
確保できる応急給水施設です。

この泉南市には約10カ所に
この水道栓があるようです。

この水道管が地震等に強い
という特性を持っている
ことによる災害対策ですねえ。

わが市にも2カ所の設置が
可能とされており、
もうつけられているか
どうかはわかりません。

その道を進んでいくと、
地図作成時に「岡前神社」
というのがあるようなので
チェックしておきました。
そこに行ってみましょう。

図書館の横を抜け、





森のような感じになっているのが
神社です。



ここの祭神は「牛頭天皇」と
書かれた石ですねえ。



あまり歴史的な記述等も見つかりません。
そもそも牛頭天皇は農業に携わる
人の神様みたいなものですから、
地元の百姓たちでこの神社を信仰し、
守ってきたんでしょうねえ。



ではまたもとの道に戻りましょう。

しばらく歩いていくと、
前方に緑が見えてきました。



地図でじっくり見てみると、
あの緑は和泉山脈が
平地に出てくる先端部分。

あの山をずっと上部に
たどっていけば、
砂川の林昌寺の方へと
つながっていきますね。

山が何に使われているのか、
今も何なのかよくわかりませんが、
地名が「馬場」なのは、
馬なんかが置かれていた
ところかもしれませんね。

その山の末端部分にあるのが
泉南の千体地蔵です。

道がY字に分かれていくところに、
たくさんの地蔵があります。



実際見てみるとかなり古いものもあり、
昔戦で亡くなった人の
供養なんかもあったのかなあ。





山の斜面に散らばっていた
地蔵たちをここに集めてきたもので、
月に一回地元の人たちによる
御詠歌があげられるそうです。

実際のたくさんの地蔵が
上がっていますが、
近づいてよく見てみると、
段の裏側にもかなり古い石が
並べられていました。



doironが住む町にも地蔵があり、
年に一回きれいに掃除したりするのですが、
まあこれだけあったら
手入れもさぞや大変なんでしょうねえ。

こんなにきれいに祀られている
のを見たら、地元の人たちの苦労が
とてもよくわかりますね。

その先では道は川に沿って
くねくね曲がっています。
これはもう昔の道のつくり方ですねえ。

これに沿ってあと半分くらいでしょうか。
この辺は車も少なく快適です。
頑張って歩いていきましょう。

続く