
富士山麓のゴールデンウイークは、意外と盛況となっている。
震災の自粛ムードで心配された観光客だったが、
安・近・短でお出かけムードに転換、東西の近県からドッと押し寄せた。
それに合わせたかのように、富士五湖は絶好の花盛り。
山中湖畔・中の茶屋などのフジザクラ、
鳴沢・剣丸尾などのミツバツツジなど、今年は特に見事だ。
一方、宣伝活動だけは派手だった本栖高原のシバザクラは、未だに二分咲き。
今年で3年目を迎えたが、計画通りにいかないようだ。
標高1000m近い本栖高原では、無理なのでは??
ちなみに、その会場の周辺には、イチリンソウが多く繁茂している。
5月2日のお昼に、写真の中の茶屋に行ってみたが、お花見客はまばら・・・
しかも、もてなすコーナーも、土産をすすめる出店も1つしか出ていない。
これだけの、自然の宝を持ちながら、観光に活かせないのは、
残念としか言いようがない。
富士山には、まだまだ隠れた自然の宝が沢山ある。
よそから、人気のものを移植するのもいいが、
もともと富士山に根ざしている植物・地形を活かしてこそ、
真の富士山観光と言えるのではないか?