フランスであんな大きな事件が起こっているというのに、テレビをつけると、グルメ番組、お笑い番組、どうでもいいようなくだらない番組のオンパレードだ。この感覚は、安保法案が騒がれているときも、同じようだった。
テレビというメディアに流れるものっていったい誰が操作しているのだろうか?もし、これがもし意図的にやられているとしたら、何か、とても恐ろしいことが起こっているような気がしてならない。
私たちは、テレビ、ラジオ、新聞、インターネットのサイト等々のメディアを通じて情報を得て、判断しているが、もし、流される情報に操作が加わっていたとしたら、私たちの判断も曲がってしまうことは往々にしてあり得ることなのだ。例えば、新聞。新聞で何をどう取り扱うかは新聞社の方針によって大きく異なっている。その方針に従って、ニュースが選択されて流されているわけだ。それを読んでいる私たちには、新聞社の思うように情報が植えつけられていく。それが偏っているかどうかはほかの新聞にも目を通してみないと分からないことなのだ。我が家は読売と朝日を3ヶ月交代で購読している。まあ、これは、契約時に景品がもらえるというメリットがあるから、そうしているわけなのだが、新聞が変わるたびに、ニュースの選択の仕方や社説の論調の違いに戸惑う。いったい何が真なのか、分からなくなるときがある。
こうした情報を無視することはできる。しかし、そうなったら、自分の置かれている状況すら掴めなくなってしまう。何が真の情報で、何が偽の情報なのかを判断していくのはとても難しいことなのだ。