第二次世界大戦で、米国は、日本に原子爆弾を落とし、一般市民を大量に殺害した。その事実を自国民にきちんと知らせないまま、また、原子爆弾投下の作戦に携わった人たちに何の攻めも負わせないまま、日本軍を裁く軍事裁判を行い、さも正義を行っているかの如くに、多くの人たちを処刑した。米国のやった原爆投下は、ナチの大量虐殺に匹敵するほど大きな戦争犯罪だったと思うのだが、それには何ら触れないまま、原子爆弾の数百倍、数千倍の威力を持つ水素爆弾も製造した。また、武器をどんどん開発し、そして、それを輸出することで、富を得てきた。これは単純に、事実なのだ。
敗戦国は反省を強いられ、戦勝国は何ら反省をしようとしない。そして、正義を振りかざし、他国を非難し、そして、横恋慕したり、利権獲得のため、一部の勢力に加担し、敵対する勢力に攻撃を加えてきた。その延長線上に、今回のテロのイスラム国があるといっても過言ではない。
トルコとロシア、緊迫した情勢が続いている。死の商人たちの餌食となった中東、それは石油という宝を持っているがための悲劇だ。最近ではレアメタルを持っている国がその標的となってきている。大国の利害がもたらす混乱は、大国が責任をもって沈めるべきだろう。そのためには、大国が率先して、武器製造をやめ、武器輸出をやめるという決断が欠かせないと思うのだが、いかがなものだろうか?