光のみちしるべ ~愛だけが現実~

私たちは皆、神様の子供。
内なる神の分光を輝かせましょう。
5次元の光のピラミッドがあなたを待っています。

しとりん入院日記(12/9)

2010年12月10日 08時09分01秒 | スピリチャル

 

9日(木)午前中は、畑ボランティアを行っているデイサービスセンターへ行き、

カリフラワー、ブロッコリー、白菜、聖護院大根、青梗菜の手入れをしてきました。

すでに収穫は始まっていて、カブ、カリフラワー、ブロッコリーなどを食べたそうです。

作業をしていると必ず利用者さんが外に出て来られ、

私の仕事ぶりをチェックしています。

 

それを終えるとセンター長さんから、

「27日にクリスマス会を開くので、ぜひ来て歌っていただきたい」という依頼がありました。た。

しとりんが入院しているので難しいなあと思いつつ、返事は後日にということにしました。

 

お昼に帰宅すると、すぐ洗濯物を取り込んで病院へ持っていくものを準備し、

昼食を素早く済ませて、しとりんが待つ大学病院へ行きました。

移動途中でしとりんからメールが続けて届きました。

昨夜、喉が痛くて一睡も出来なかったこと。

朝、シャワーを浴びたこと、

神経内科の外来へ行って受診したこと、

中心静脈栄養の説明が研修医からあったことが書かれてありました。

 

西武池袋線の快速電車に乗って池袋に到着。

クリスマスでにぎわう人並みをかき分けながら、

すぐバスに乗り換えて大学病院に着きました。

 

病室に入ると、昨日よりかなりぐったりしている しとりん がいました。

昨夜から喉が痛いこと、

夜間何度も看護師さんが巡回に来て一睡も出来なかったということでした。

喉が痛いのは風邪ではなく、栄養不足からくるものだという説明があったそうです。

朝、シャワーを浴びてぐったりしているところへ神経内科の受診の知らせがあり、

車椅子で移動したものの30分も待たされて、さらにぐったりしちゃったとのことでした。

医師からは「手のふるえは栄養不足からくるものでしょう」と言われたそうです。

 

それから病室に戻ると、担当医師と研修医が来て、

中心静脈栄養を行ううえでの説明があったということです。

その説明書と同意書が置いてありました。

説明書はあらかじめ予想されるリスク(危険性)が箇条書きされていて、

それが万一起きた時の対処法も書かれてありました。

それを読んでしとりんに署名捺印してもらいました。

明日、中心静脈栄養を行なうとのことです。

 

しかし、この日のしとりんは産婦人科へ入院した日(10/27)のように、

肩をふるわせながら何度も嘔吐しました。

4種類(500cc×4本)の点滴に嘔吐止めの点滴(100cc)が加えられていました。

でもその効果は、この日に限ってはあまりなさそうでした。

看護師さんが何度も見に来られ、

状態チェックと点滴の流れ具合を見ておられました。

 

「すーさん、すーさん」と、しとりんは何度も私の名を呼びます。

「私、頑張っているよね。大丈夫だよね。赤ちゃんを産めるよね」

と言います。

転院前の産婦人科へ入院した時、ベッドに横になる前からいきなり婦長さんから、

「つわりは気持ちの問題よ!」と言われたことが、まだ頭から離れないのです。

「この大学病院の看護師さんたちは、誰も気持ちの問題だよ、なんて言わないだろう。

栄養士さんだって、あれだけ親身になって一緒に考えてくれているんだから、

大丈夫、必ず乗り越えられる」と私は言いました。

(栄養士さんは午前中に一度顔をだしてくれたそうです)

 

前の産婦人科に入院中のときは、

「つわりで入院してきても、皆1週間で退院していくのよ」とか、

食事を指差して「食べたくならない?」という看護師さんもいて、

挙句の果ては「どうして良くならないか日記を書いて、自分の気持ちを分析してみたら?」

とも言われ、私は内心これが専門職の言う言葉だろうかと思っていました。

しとりんも私も介護の仕事をしていましたから、

医療職の方々とは常に近い関係におりました。

だから、(この産婦人科に任せていいものだろうか?)と思っておりました。

決定的なのは、しとりんに点滴の注射を打てなくなったことでした。

しとりんは何度も針を刺す看護師さんたちを見て、

この産婦人科ではもう限界だと悟ったと言いました。

大学病院の看護師さんたちは一発で見事に点滴も採血も済ませます。

 

そんなこんなを思い出していたら研修医が来られて、

私のために明日の中心静脈栄養の説明をわかりやすく話してくださいました。

いよいよ明日から中心静脈栄養が始まります。

天使さんたちよろしくお願いします。

 

皆様のお祈りに心から感謝します。

今後ともよろしくお願いします。

 

 

 


しとりん入院日記(12/8)

2010年12月10日 03時28分48秒 | スピリチャル

 

病室は個室でした。

点滴はすぐに大学病院のものに変えられました。

私はすぐに入院の手続きをしたり、

不足している物を売店に行って購入したりと、

広い院内を走り回りました。

同時に博美は診察や採血などの検査を行っていました。

 

「ごめんね、すーさん。私、どうしても産みたいから」

と申し訳なさそうにしとりんは言います。

「いいんだよ。ここまで頑張ってきたんだから」

私はベッドの傍らでしとりんの手を握りました。

 

その後いったん大学病院から自宅に戻りました。

これまで入院していた産婦人科は自転車で10分程度でしたが、

大学病院はバスと電車を乗り継いで行かねばなりません。

そして入院していた産婦人科に車で行き、

救急車に乗せられなかった荷物を引き取り、

受付で退院の手続きをしました。

 

それから再び自宅に戻り、洗濯をしている間に昼食を取り、

衣類などの荷物を再度まとめて大学病院へ急ぎました。

午後5時半頃、しとりんが待つ病室に戻りました。

不安そうなしとりんは私の顔を見てほっとした様子でした。

そして間もなく、後担当医師と研修生の二人が病室に入って来られました。

 

「え~、血液検査の結果、ギリギリの数値でして、飢餓状態です。

点滴をしていてもこのままでは死んでしまいます。

それで今後の治療なのですが、中心静脈栄養を行うということでよろしいですか?」

「もちろんです。私たちはその覚悟で転院して来ましたから」

と私が答えると、しとりんも頷いていました。

「わかりました。中心静脈栄養を行えば、この点滴よりも一気に栄養状態は改善されていくと思います。

ですが、口から摂取するのが一番ですから、どのようにすれば口から食べられるようになるか、

あとで栄養士が来ますから相談しましょう。」

その他、全身状態をチェックされて、神経内科と皮膚科の診断も受けることになりました。

そして6時半頃、栄養士さんが来てくださり、30分ほど話を聴いていかれました。

きびきびした栄養士さんで、どのようにしたらたべられるようになるか、

具体的な方法を一緒に探ってくれました。

まずは氷一口、飴一個ぐらいから始めましょう、ということでした。

今はそれ以上無理しても40日以上食べていないので胃腸が働らいておらず、

嘔吐を繰り返してしまい、ますます食べることが苦しくなってしまうということでした。

 

さすが大学病院です。

医師、看護師、栄養士とがチームを組んでしとりんの治療に当たってくれます。

医師の診断名は 重症妊娠悪阻 でした。

 

ふと気がつくと、1人の大きな天使さんが窓のところに立っていました。

先端に水晶がついた大きな杖のようなワンドを持ち、

安らかな優しい目をしていました。

しとりんの守護天使であり、同時に赤ちゃんのサポート役のようでした。

もしかしたら転院したことで守護天使さんが交代したのでは、と感じました。

 

「何も心配ありません。大いなる保護の下でゆっくりお休みください」

 

そんな声を感じました。

私は病室にあらためて5次元のピラミッドをつくりました。

多くの天使さんたちが来てくださいました。

その天使さんたちに見守られながら、しとりんは眠っていました。

そして、そのお腹の中に宿った新しい光は、ますますその輝きを増していました。

この光は私たちの光だけでなく、人類と地球の希望の光のように感じていました。