光のみちしるべ ~愛だけが現実~

私たちは皆、神様の子供。
内なる神の分光を輝かせましょう。
5次元の光のピラミッドがあなたを待っています。

しとりん入院日記(12/25)希望の光

2010年12月26日 22時22分09秒 | スピリチャル

 

結局、クリスマス・イヴの夜も38度2分の熱が出ました。

でも、私はもうこの熱を心配していませんでした。

しとりん自身はとても大変でしたが、これは浄化のプロセスであり、

一過性のものだということを感じていました。

何よりもIVH(中心静脈栄養)を必要としていないのだと確信していました。

 

25日クリスマスの朝、しとりんから電話が来ました。

熱が出てフラフラしながらトイレに行こうとナースステーションの前を通ったとき、

3人の夜勤の看護婦はペチャクチャお喋りして見向きもしなかったこと、

「こんなことならば一人暮らししているのと同じだよ」と訴えました。

特別養護老人ホームや有料老人ホームなどで夜勤の経験があるしとりんにとって、

夜1人でナースステーションの前を通る人に見向きもしないということは、

絶対にあり得ないし、考えられないことと言いました。

私自身も特養や老人保健施設での経験がありますので、

夜間1人でフラフラしながら歩いていたら必ず声をかけます。

 

「帰ろう!もう帰ろう!」

思わず私は携帯の向こう側にいるしとりんに向かって言いました。

「年末年始は家に帰ろう!」

「いい?」

「うん、だって少しずつ食べられるようになっているんだから」

「良かった」

ほっとして安堵したような声でした。

 

午後、大学病院へ行くと、しとりんは意外と元気でした。

「外泊でも家に帰れるという目標ができたから」

と少しずつ食べるようになってきました。

これは奇跡に等しいことでした。

IVHからの高カロリー液はもう期待できません。

自分の口から食べる以外、道はなかったからです。

食べられなかったら再びIVHを挿入するしかありません。

そうなれば、カテーテル感染を警戒しながらの入院生活となります。

 

私はポカリスエットとアップルティの氷をつくって持って行きました。

それらも少しずつ摂取できるようになっていました。

IVHが抜けたことは、マイナスに作用せず、プラスに転じて、

大きな転換期になったようでした。

 

「外泊がうまくいって、食べられるようになったら家に帰ろう!」

「うん!す~さんがそう言ってくれたから、気持ちがかわってきたみたい」

と、しとりんの表情はとても明るくなっていました。

クリスマスの夜、遠かった退院の二文字が目の前にあることを感じていました。

 

 

皆様のお祈りに心から感謝します。

私たちは退院に向けて次なる段階に進みました。

これからも、お祈りをどうぞよろしくお願いします。

 


しとりん入院日記(12/24)クリスマス・イヴ2

2010年12月26日 10時02分17秒 | スピリチャル

 

36度台まで下がっていた熱が、再び上昇に転じて37度5分まであがっていました。

そこへ主治医と研修医のお二人が病室に入って来られました。

 

「血液検査の結果、重大な感染は認められませんでした。

 考えられるのはカテーテル感染しかないですね」

「‥‥」と無言の私たち。

「そこで明日の土日でも外泊してみたらと思うんですが。

 そのほうが病院にいるより食べられるものがあると思うし、

 食べられなければ再び中心静脈を入れるしかありませんから。

 まあ、年末年始でも考えてみてください」

そういうと主治医たちは病室を出て行かれました。

 

しかし、それから30分もすると、しとりんの熱は37度9分になりました。

看護師さんが氷枕を持って来てくれたり、

主治医の指示で座薬を入れてくれたりしました。

「37度9分の熱があるのに、明日外泊なんて出来るわけがないでしょ!」

私がそういうと看護師さんが驚いて、

「それは今の状態ではとても無理ですね」

「外泊したらすぐ救急車で戻って来るようだよ!」

「そうですね‥」

看護師さんは主治医の言葉をフォロー出来ず、困っているようでした。

 

私は感情的になっている自分に気がつき、

 

(私はこれを違った目で見ることを選択します)

 

と心の中で何度もつぶやきました。

この方法は大内博先生の 安らぎのワークショップ で学んだことです。

自分の心にタイムをかけて、この状況の中に 贈り物 があるのではと探してみました。

 

すると、昨夜高熱が出たのは、カテーテル感染うんぬんではなく、

しとりん自身が熱をあげたのではないか、と思い始めました。

つまり、彼女の身体が中心静脈による高カロリー液はもう必要ないと判断し、

カテーテルを抜かざるを得ない状況をつくり出したのではないか、ということです。

私はこの考えを最優先にすることにしました。

この発熱の背景には天使さんたちのはからいがある。

そう信じることにしました。

 

しかし、IVH(中心静脈栄養)がない今、栄養を摂取するには口からしかありません。

病院が出してくれる食事には限界があります。

ベジタリアン向きの食事をつくることはほぼ限界に来ていました。

しかし、希望の光は見えていました。