この日もきびしい状況が続きました。
ですが、前日よりは少し落ち着いていました。
昼食に冷凍した缶詰のみかんが出されました。
出されたのはほんの2きれでしたが、
「1きれ食べれた」ということでした。
その後の嘔吐もなく栄養士さんも喜んでおられました。
中心静脈栄養が今1番の拠り所ですが、
やはり口から摂取するのが1番なのです。
病室に着いたときは、ちょうど中心静脈挿入口の消毒をしていました。
2人の看護師さんが、やたら天使のように見えました。
そう文字通り、白衣の天使です。
天使さんたちは様々な姿をして私たちの前に現れます。
私たちが気がついていないだけです。
広い病院内を歩いていると、(!?)と感じるときがあります。
人とは違う波動の高さを感じます。
きっとそのときは忙しく働いている天使さんとすれ違ったのだと思います。
夕方、口腔外科外来に車椅子にて看護助手さんと行かれました。
口腔内が大変荒れているので受診しました。
1番の原因は栄養失調だということですが、
口腔内の粘膜を検査するということでした。
細菌の可能も考えられるということです。
金曜日にもう一度受診するとのことです。
病室に戻ってすぐ夕食となりました。
お昼と同じ冷凍みかんです。
しとりんは一切れをゆっくり食べ、
凍った缶詰の汁を4さじほど食べていました。
そして、その後の嘔吐はありませんでした。
とにかく食事として部屋に運ばれてくるということが、
私たちにはとても新鮮で大きな奇跡でした。
奇跡は毎日起きています。
小さな変化を喜び合い、
次への大きな変化につなげていきます。
感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思っています。
苦しくて辛いことの中に “贈り物” があります。
“祝福” と “恵み” があります。
私たちは今、尊い学びの最中なのだと思います。
皆様のお祈りに心から感謝します。
引き続きよろしくお願いします。