昨日の朝、しとりんから泣きながら電話がありました。
完全安静の寝たきり状態にあるので、
「朝食をテーブルに置いていかれても食べられない」
というものでした。
しとりんの状態を産科スタッフ全員が共有しているわけではなく、
看護助手さんは知らないままでいます。
ですから、これまで通りにテーブルに置いて行こうとされます。
「すみませんが、ベッドサイドに置いてくれませんか」
とその度に声をかけなければなりません。
寝たままの状態で食前の内服薬を飲み、
こぼさないようにゆっくりと食べます。
そして、食べ終わっても食事を下げに来られない限り、
そのままの状態を余儀なくされます。
そして、歯磨きが出来ません。
看護助手さんによって歯磨きの準備までしてくれる人と、
そうでない人と分かれています。
スタッフが入れ替わることでケアの質が低下してはいけないのですが、
(それは私が介護現場にいたときの絶対的ポリシーですが)
残念ながらそういう現実が存在します。
しとりんは私よりももっと優秀な介護福祉士(ケアマネも)でしたから、
自分が絶対にしないケアを受けるのはとても辛いのです。
(それはケアというものではなく、ただ放っておかれている状態というものでしょう)
こういうことは患者さんの勇気を挫く行為になってしまいかねないので、
乗り越えて行かなければならないエネルギーを削がれてしまうのです。
でも、4/4で29週目に入りました。
寝たきりになって1週間が過ぎ、日に日に体力が低下しています。
主治医が来られてしとりんの状態を見て、
点滴の流量(14)を一つ下げて13にされたということでした。
予想以上の低下に少なからず驚かれていたとのことでした。
入院していても毎日ドクターが診に来るわけではありません。
看護師も状態を詳しく報告しているわけでもないようです。
さて、今日は検診の日。
ひーちゃんはどのぐらい大きくなっているでしょうか?
また子宮口はまた開いてしまっているでしょうか?
複雑な思いを胸に今日も面会に行って来ます。
検診にも立ち会います。
私のすべてをもって、しとりんを支えていきます。
皆様のあたたかいお祈りに心から感謝します。
(写真は病院の中庭に咲いた桜)