おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

ある職人の話

2009年10月11日 08時48分56秒 | Weblog
台風が吹き荒れた木曜日の出来事。

あるお客さまから、ソーラーパネルの周辺部材である鉄板が強風で外れてしまい、バタバタいっているので何とかしてほしい、との電話が入りました。

早速伺ってみると、たしかに大きな鉄板がバタバタとあおられ、いまにも吹き飛びそうな勢いです。その地は住宅街であり、後ろには数多くの車が並ぶ駐車場がありました。もしこの鉄板が吹き飛んだら、どんな被害になるか想像すらしたくない状況でした。

早速職人さんに電話をしたところ、すぐに駆けつけてくれました。

それからが問題です。

ものすごい風なんです。2階建ての屋根になんて、登れるような状況ではありません。しかし、放っておくわけにも行かない。

『やれるだけやってみっか』とその職人。

2連梯子を掛けるだけでも風にあおられてしまうような状況です。やっとの思いで梯子を掛け、滑って外れないようにベランダから梯子をしばりつけ、一歩一歩登っていく職人さん。『おっかねえなぁ~』と言いながら無事に屋根に到着。そして鉄板を切り離すことに成功しました。

このような状態のときの選択肢は他にもあったと思いますが、職人さんが必死な思いで取り組んでくれたために、なんとか難を逃れることができました。

感動してくださったのはお客様です。テレビでは『竜巻』のニュースが飛び交い、その後も激しい風が吹き荒れましたが、『おかげで安心して家の中にいることができるよ』とはお客様の弁。

仕事を終え、何も語らず現場を離れる職人さんを見て、『かっこいいなぁ』と感じた私です。

家づくりという仕事、ほんとにいい仕事です。

ではまた。

おさむ
コメント
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