笑顔のピースサイン

阿見町に住むＯＢ施主様であるＥ様からお電話をいただきました。

『井戸のポンプのフィルターが詰まってしまったようで、掃除の仕方を教えてほしいんですが・・・。あと、父が最近亡くなりまして・・・・』

えええええええええーーーーッ！！！！！！！

ほんとにほんとに驚きました。

昨年の年末アフターサービスでお邪魔した時には、いつも通り元気だったんです。まさか、亡くなってしまうなんて。

いつも笑顔の絶えない方でした。いつもユーモアたっぷりの方でした。なにかいつもこころにゆとりをお持ちの方でした。いつもまわりを和ませてくださる方でした。。。。。。

１７日に葬儀は終わったとのことでしたが、ひとまず仕事をすべて中断し、何よりかによりまずはお伺いすることにしました。

車を飛ばして３０分。Ｅ様宅に到着。打ち合わせのとき、建築中のとき、そして引き渡してからこれまでの間、いろいろな思い出の詰まったお家です。インターホンも押さずに玄関引戸を開けると、お嫁さんと奥様が出迎えてくださいました。

　『・・・とにかくまあ、お線香をあげてやってください。さ、どうぞ・・』
Ｅ様のお家は、勾配天井の玄関と土間が一体となった広々としたお家です。その土間から縦に二間続きの和室が続いています。その最奥に祭壇が祀られていました。その厳粛な雰囲気の中心にある遺影・・・・

な、なんとぼくは、『大爆笑！』してしまいました。そして、涙が後から後からとめどなく溢れてくるんです。

こんなこと、４２年間生きてきて初めてです。

通常『遺影』は、喪服やスーツの合成写真が多いものです。そして優しげな表情の笑顔の写真・・・。ところがＥ様の場合、違うんです。

お孫さんに撮影してもらった時の写真だというその『遺影』は、開襟したポロシャツ、後ろ前にかぶった帽子、満面の笑顔、そしてなんと左手でおっきく『ピース！！！』

みーーーんな笑顔になっちゃうんです。大切な人が亡くなって、とってもとっても悲しいんだけれども、笑顔になっちゃうんです。葬儀の後、この場所に親戚一同が集まった時もそうだったそうです。『大宴会』だったんだそうです。ご近所の方が不思議に思うほど、でっかい声で笑い声が絶えなかったんだそうです。そして最後にその『遺影』と共に集合写真を撮る時には、みーーんなで『ピース！！』して撮ったんだそうです。帰るときには皆、『また来っかんな！』とピースして帰っていく。。。

Ｅさんは、いつも笑顔の人だった。Ｅさんはいつも帽子をかぶっていた。Ｅさんは右手に障害があったから左手でピース！だった。ぼくは、Ｅさんはきっとこんな風に語っているように見えた。『だいじょうぶだ。がんばれ』と。

人間の『存在』の素晴らしさを感じた。Ｅさんは『生きた証』をありありと残された。

ぼくもそんな生き方がしたいな、そう感じたのでした。

ではまた。

おさむ

うわッ！

また消えてしまいました。

昨日、もの凄く感動した出来事を７００文字ほど書き込んで、あともう少し、というところで・・・・・・・・

やる気失せますよ。

もう一度気持ちを入れ替えてから、チャレンジします。