おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

ひとりであること。

2009年10月28日 07時08分20秒 | Weblog
平日夜明け前のデニーズはとっても静か。ぼくはこの時間がとっても好きで、仕事の段取りをしたり、会社の構想を練ったり、読書をして楽しんでいる。店内には懐かしのオールディーズが流れ(今は20年前に大ヒットした美声ホイットニーヒューストン!)コーヒーとタバコのいっぷくも欠かせない。せわしない日常の中での、珠玉の時間と言っていい。

そんな『朝デニ』ですが、ほとんどいつも一足先に、それもいつも同じ場所に、席についている人が二人いる。

一人は、一番奥の隅にパソコンを開けている中年の男性。ヘッドホンを掛け、分厚い本を横に携えている。デニーズの店内には3ヶ所コンセントのある客席があるが、彼はいつもその場所でパソコンを広げ、同じ様相で静かに作業をしている。

もう一人はやや年配の男性で、軽トラックに乗ってやってくる。右手にスーパーのビニール袋を下げて入ってくる様は店内を歩く歩数まで同じ。その中にはタバコと新聞紙が入っている。毎回その姿があまりにも一緒なのがおもしろい。

今朝の『朝デニ』はぼくを含めてこの3人だった。それぞれがほとんど毎回同じ時間に顔を合わせるのだが、まだあいさつすら交わしていない。たぶんこれからもしない。これっておもしろいと思う。

それはたぶん、それぞれが『自分の時間だけを愉しんでいる』ことを暗黙の了解のうちにしているからだと思う。ここに娑婆っ気のあるミョーな人間関係を持ち込みたくない。どこどこのだれべぇとか、知られたくないし、そう思いたくない。せめてここだけ、この時間だけは自分自身とだけ対話していたい。

例えば、ここは地元のお店だから、たまたま知り合いのお嬢さんがウエイトレスだったりするかもしれない。そのお嬢さんがもし『北澤さんいつも朝早いんですね。奥さんとか、大丈夫なんですか??』とか好意的に接してくれたとしても、ぼくは青ざめてしまうだろう。とっとと帰る支度をするに違いない。ここはぜひ、デニーズのウエイトレスさん役を演じ続けてほしい。ぼくをたった一人の存在としてだけ見つめていてほしい。

まだ空は真っ暗。水曜日の今日は会社も定休日。現場が忙しくなり社員は出勤する様子ですが、ぼくはたっぷりとココロとカラダに栄養を与えたいと思います。

ではまた。

おさむ