ワンデーシェフの楽しい時間からアタマを切り替えて、つくば市のH様邸の引渡し式に向かう車の中。
H様と出会った頃からのことを思い出していました。
初めて事務所に来られた時のこと。遠距離であるから工事やその後の対応に無理があると伝えた時のこと。それでも他社を断り北澤工務店を選択してくださった時のこと。初めてプランを提出した時のこと。そらと君といっぱい遊んだときのこと。東京のショールームや現場を一緒に巡ったこと。契約をした時のこと。
いよいよ建築工事が始まった時のこと。白紙に線を引いただけの『家』の骨格が初めてこの世に姿を現した時のこと。ここには書けないような問題が発生した時のこと。その時のH様の応対に感動したこと。六ヶ月間があっという間に過ぎたこと。いろんな職人がいろんなアイデアを出してくれたこと。そして完成・・・・いろんなことが、いろんなことが、いっぱいいっぱい頭を巡りました。
ハンドルをにぎりながら、涙があふれてくるんです。どうしようもないくらいに。いまもキーボードを打ちながら、胸が熱くなってくる自分がいる。
その時、確信をしたんです。
それは、『自分の娘に振り袖を着せたような家づくり』
この引渡し式は、娘の結婚式なんだ、って。
まさにそうなんです。
上棟は、初めてこの世に姿を現した『赤ちゃん』でした。
建築中に起こった様々な出来事は、娘の『成長の記録』でした。
いろんな問題も起こしてくれたけど、いろんな楽しい思い出もたくさん体験させてくれました。
いろいろな人たちの手によって、娘は成長し、『晴れ着』を着る日がやってきました。
それが今日、この引渡し式。
ほんとうに、ほんとうに、いいお家が完成しました。みんなで手塩に掛けた自慢の娘です。いっぱい写真を載せますので、観てやってください。
昔々の棟梁から弟子へ、代々言葉で伝えられてきた家づくりの本質。『ヤロぅ、家っていうもんは、娘に晴れ着を着せてやるような気持ちで造るんだ、いいか、わかったか、、、、』
ぼくは、とてつもなくすごい財産を引き継いでいるような気がする。理屈では語りつくせない無形の財産。
引渡し式が終わって、がんばってくれた監督の長澤とスタバでお茶をしました。
暗くなった外のテーブルで、タバコをふかしながら、、、ふたりとも無言なんです。
ふたりとも、その余韻に、ひたりきっていた。同じものを見つめていた。
すごく、いい時間でした。
ぼくのやっている『家づくりの仕事』の価値が、もっともっと深まっていく。すごい仕事だと、改めて感じました。
ではまた。
おさむ
H様と出会った頃からのことを思い出していました。
初めて事務所に来られた時のこと。遠距離であるから工事やその後の対応に無理があると伝えた時のこと。それでも他社を断り北澤工務店を選択してくださった時のこと。初めてプランを提出した時のこと。そらと君といっぱい遊んだときのこと。東京のショールームや現場を一緒に巡ったこと。契約をした時のこと。
いよいよ建築工事が始まった時のこと。白紙に線を引いただけの『家』の骨格が初めてこの世に姿を現した時のこと。ここには書けないような問題が発生した時のこと。その時のH様の応対に感動したこと。六ヶ月間があっという間に過ぎたこと。いろんな職人がいろんなアイデアを出してくれたこと。そして完成・・・・いろんなことが、いろんなことが、いっぱいいっぱい頭を巡りました。
ハンドルをにぎりながら、涙があふれてくるんです。どうしようもないくらいに。いまもキーボードを打ちながら、胸が熱くなってくる自分がいる。
その時、確信をしたんです。
それは、『自分の娘に振り袖を着せたような家づくり』
この引渡し式は、娘の結婚式なんだ、って。
まさにそうなんです。
上棟は、初めてこの世に姿を現した『赤ちゃん』でした。
建築中に起こった様々な出来事は、娘の『成長の記録』でした。
いろんな問題も起こしてくれたけど、いろんな楽しい思い出もたくさん体験させてくれました。
いろいろな人たちの手によって、娘は成長し、『晴れ着』を着る日がやってきました。
それが今日、この引渡し式。
ほんとうに、ほんとうに、いいお家が完成しました。みんなで手塩に掛けた自慢の娘です。いっぱい写真を載せますので、観てやってください。
昔々の棟梁から弟子へ、代々言葉で伝えられてきた家づくりの本質。『ヤロぅ、家っていうもんは、娘に晴れ着を着せてやるような気持ちで造るんだ、いいか、わかったか、、、、』
ぼくは、とてつもなくすごい財産を引き継いでいるような気がする。理屈では語りつくせない無形の財産。
引渡し式が終わって、がんばってくれた監督の長澤とスタバでお茶をしました。
暗くなった外のテーブルで、タバコをふかしながら、、、ふたりとも無言なんです。
ふたりとも、その余韻に、ひたりきっていた。同じものを見つめていた。
すごく、いい時間でした。
ぼくのやっている『家づくりの仕事』の価値が、もっともっと深まっていく。すごい仕事だと、改めて感じました。
ではまた。
おさむ