おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

卒業式を振り返る

2014年03月15日 06時14分11秒 | 自分のこと
朝デニで一服していると、ぼくの方に近寄ってくる方がいた。次男坊と同級生のお父さんだ。

その方はもう何年もこの朝デニで顔を合わせている方だ。でもお互い、『朝デニ』の価値を知っているのだと思う。娑婆的な社交辞令をせず、ドリンクコーナーでかち合えば挨拶をする程度。座る場所もぼくは喫煙席、その方は禁煙席だからいつも離れている。今朝は、先に入っていたぼくがひとりきりの朝デニだった。

つかつかっと寄ってきて、(会話をしたのは初めてといっていい)

『おはようございます・・・・・。お礼が遅くなったんですが、、、、卒業式の謝辞、、、、、ほんとうにありがとうございました。その時にごあいさつしようと思っていたのですが、、、、。今朝はお会いできるかと思って来たんですよ。。。。実は私は教員を40年以上やっているのですが、あんな謝辞は見たことも聞いたこともない。自分の感情があふれて、、、感謝の気持ちでいっぱいです。妻も教員をやっているのですが、同じように言ってました。とにかくお礼を言いたくて・・・。』

三日前の次男坊の卒業式の謝辞のことだ。

ぼく自身もまたその時をフラッシュバックしてしまい、朝から熱いものがこみ上げてきた。

1000人の会場みんなでつくった卒業式だった。謝辞の時、1000人が一つになった実感があった。先生方、来賓、保護者、在校生。会場が『ありがとう』という無形の感情で満たされ、すすり泣きが響いた。

やらせていただいてほんとによかった。卒業式の後、見知らぬ保護者のお父さんから幾度も握手を求められた。メールもいただいた。スーパーでも保護者の方から感謝の言葉をいただいた。妻も多くの方から同じように伝えられたと。

きっと、あの卒業式の時の謝辞は、

こんな時でもなければ言えない、大切な大切な言葉を伝えられたのだと思う。



自慢話でなくって、伝わったらうれしいです。

ではまた。

おさむ