おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

名古屋思風塾 3月例会

2014年03月05日 20時03分19秒 | 自分のこと
今日は会議のため名古屋に来ました。その会議の後『名古屋思風塾』があるということで参加させていただきました。メモしましたので、よろしかったらご覧ください。いつもながら長いですが。。。

名古屋思風塾 3月例会
テーマ『人間的魅力の形成』

 「人間力」とよく言われるが、具体的に曖昧な場合が多い。
哲学的に人間力とは、内的人間力と外的人間力に分けることができる。
内的人間力とは、人間が本来持ち合わせているもの。
(知力・気力・体力・愛の力・意志の力)
外的人間力とは、現実の社会を生きるために身につけてきたもの。
(政治力・経済力・教育力・文化力・軍事力) ※軍事力⇒危機対応能力

これらが成長することによって人間的魅力が増し、『人間力』がある人物となる。

魅力⇒人を感動させる力。感動すること、感動できることは素晴らしいことだが、人間的魅力を増すことで人を感動させられる人物たりえる。人間としてほんもの、といえる。感動させられる人間になれ!!
人間的とは、理性・感性・肉体の有機体であるから、その魅力も、理性的魅力・感性的魅力・肉体的魅力の三つの領域があるといえる。

理性的魅力とは ⇒①並外れた知識の量 ②いのちから湧き上がる智恵 ③生まれながらにもつ天分

感性的魅力とは ⇒①意志の力・不撓不屈の意志 ②愛の力 ③人間性の魅力

肉体的魅力とは ⇒①美しさ・容姿 ②目つき・表情・態度 ③立ち居振る舞い・行動の美学

どうしたらそのような人間力を養うことができるか。感性論哲学は実践哲学であるから、方法論が明快である。

理性的魅力
① 知識の量 外の世界を意識化するもの。仕事においてお客様から『流石!』と言われて初めてプロ。職業における知識を伸ばす。
② 湧き上がる智恵 理性的意識的ではなく湧き上がってくるもの。どうやったらその知恵者になれるか。理性能力とは、他人がつくった知識や技術を真似したもの。いまもっている知識や技術を出し尽くし、限界を超えるギリギリのところまでいかないと『いのちから湧いて』こない。万策尽きた時に、潜在能力が顕現する。談・プロジェクトX
③ 天分・使命 天から分け与えられた能力。我々は等しく母なる宇宙の愛によってその役割を持って生まれた。ひとり一人に天分があることを証明するのは『顔』である。顔が違う、ということは他の人にできない、おれにしかできないものがあるといことだ。
どうしたらそれをつかめるか。天分の発見五つの方法。
1. やってみたら好きかどうか。思風先生曰く『能力とは物質である!』とはびっくり!!だから、理性的に好きだ嫌いだでは天分と言えない。肉体を使ってやってみることでしか判断できない。
2. やってみたら興味関心が湧いてくるか
3. やってみたら得手かどうか
4. 他人とやったらいつもうまくいってしまうかどうか。
5. 真剣に取り組んだら問題意識が湧いてくるかどうか。
5は、『現実への異和感』という講義に出てくるもの。問題の中にこそ大いなる存在からのギフトが込められている。成功者と言われる人は、上記五つの中に必ずあてはまる。実践から証明されている。

松下幸之助『成功した人は、成功するまであきらめなかったんや』

感性的魅力
① 意志の力・不撓不屈の意志 理性社会におけるこれまでの意志の強い人間とは、我慢のできる人間のことであった。自分のしたいことをせず、やらなければならないことを完遂する人間をいった。ほんとうに強い人、不撓不屈の意志とは、理性で考えたものではなく、いのちから湧き上がるもの、抑え難き『欲求』のことをいう。湧き上がってくるものだから、わくわくする。楽しい。我慢する人生とわくわくする人生。180度違う人生。幸せとは、したいことをする人生のこと。我慢するために生まれてきたのではない。しかし社会生活であるから、なるべく人に迷惑を掛けないように理性を手段能力として使って、自分の欲求を実現する。
※そもそも、『ほんとうにしたいこと』を見つけ難いのが現代だとおもう。だからおれは叫ぶ『旅に出よ、熱く生きよ』と。
いのちとは、燃えたい。燃え尽きたい。完全燃焼したい。その生きたい生きたいといういのちが『このためなら死ねる、死んでもいい』と思える対象と出会った時に、最も激しく燃える。死んでもいいと思える対象と出会っていないいのちは『不完全燃焼のいのち』だ。⇒この後の『決断』のお話し『問題の意味と価値』のお話しは、いつもいつもほんとうにすばらしい。
② 愛の力 愛の実践的原理は他者に働きかける『努力』である。他者中心的、自己犠牲的『努力』である。
③ 人間性 性格と人格の絡み合い。性格とは、自分ではどうしようもない、自然にできてくるもの。つくるものではなく、なっちゃうもの。人格とは生まれてから努力して得ていくもの。人格を磨くことによって性格のマイナス面をカバーしていくことができる。人格とは高さ・深さ・大きさをいう。(来月以降の講義)


肉体的魅力
① 容姿 いのちのカタチを整える。プロポーションのみならず、外側から見た美しさを追求する。その美しさで感動させる。
② 目つき・表情・態度 『目はこころの窓』『目は口ほどにものをいう』というが、それどころではない。『目は口以上にものをいう』『目は口以上に真実を語る力がある』。いつも目に愛の光りを。
③ 立ち居振る舞い・行動の美学  近年の複雑な社会、功利主義、合理主義が『美学』を失わせた。西洋化によって社会が渇いている。古来日本の伝統的な立ち居振る舞いや行動の美学に学び、現実に生かしていかなければならない。


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以上でした。何度うかがっても、深いです。







コメント
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