北日高晩秋の一座・・樺司山(1111m)
エバ夫婦鬼門の地域か?また沢ルートミスで1時間40分のロスタイム・・・
■ 山 行 日 2014年10月11日(土) 日帰り
■ ル ー ト ヌモトル林道~厚別川右股西面直登沢ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №24
■ 登 山 形 態 登山靴で沢登り&藪漕ぎ
■ 地 形 図 1/25000地形図 「貫気別山」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名 「樺司山 カバシヤマ」
■ コースタイム 登り 3時間 下り 2時間
<登り>
09:00再出発 登山口ヌモトル林道C340付近P
09:25 395二股 (右へ)
09:35 430二股 (左へ)
10:20 700沢源頭
11:35 1035付近尾根上
12:00 樺司山頂上
<下り>
12:20 下山開始
12:35 1035付近尾根上
13:10~15 休憩 700沢源頭
13:45 430二股
14:00 395二股
14:20 登山口P
★ 気になる山ようやく・・・
「樺司山カバシヤマ」は、1100m級の三等三角点を持つ山であるが、地形図に山名は載っていない。
2007年10月、かつて登山道のあった里平大滝コースからリビラ山1291mに登った時の事。
そのルート上に里平大滝の上流源頭部から急峻な南東斜面を登り、飛び出た尾根上左に1111m峰
があり、右約1㎞先にはリビラ山があった。
飛び出た尾根から1111m峰つまり樺司山まではほんの200mなのに、当時はまだ1000m超峰を
目指していない時でもありスルーしていた山だった。
そして恐らく樺司山まで登山道と言える鹿道か踏み跡も確認していたから尚更悔しさが募る一座となり
気になる存在でそのチャンスを伺っていた次第だ。
その後、HYMLの仲間を始めとする山行報告の中に1111m峰が「樺司山」と呼ぶ山名で登られて
いる事を知る。そのルートも、今や廃道化している里平大滝コースからではなく貫気別川の支流リビラ沢
北西面直登沢や今回のヌモトル林道を使用して厚別川右股西面直登沢を詰めるルートであり未知な
るルートに興味津々だった。
これまで何度か挑戦する機会もあったが、この地域の「貫気別山」を始めとし「リビラ山」も「ピウ岳」も
一度で登頂した山は無く、何故か道迷い、沢迷いで再訪を繰り返しての登頂で鬼門の地区だった。
そんな苦い経験も忘れて快晴の樺司山に向かったエバ夫婦・・・やはり順調には登らせてくれなかった。
★ 触発されて・・・
今回の計画は、HYMLの先輩ご夫婦の報告に触発され背中を押されました。
札幌在住のYOSHIOさんは、先月の末にご夫婦で樺司山を登頂していました。
早々HP「YOSHIOの北海道山情報」にお邪魔して、そのルートやタイムなどをチェックさせて頂き
プリントアウトして更に検討です。非常に参考になりました。ありがとうございます。
★ アプローチ・・・
国道237号線から道道71号線に入り(貫気別経由)、三和で公団幹線林道と記された舗装された
林道に左折します。左折してから約1.4㎞で左にゲートのある「ヌモトル」林道がある。ゲートの
鍵№は、日高北部森林管理署に申請書を提出して許可を貰う。ゲートから約3.8㎞進むと厚別川
右股沢に架かる橋(奥ヌモトル橋)がある。(地形図のヘアピンカーブのところ)
橋は渡らずに沢の左岸沿いの少し細い林道に約900mほど進み駐車。地形図にあるその先の林道は
完全に崩壊して人も通る事は出来ない状態だった。ただ、ここから沢を跨いで新しい林道が付いていた
(地形図には載っていない林道)が荒れていた。
エバ夫婦の実際の登行予想ルートです。GPSログではありません。
★ 秋晴れの悪夢・・・
出発 7:20
駐車場所からすぐに沢沿いに降りて歩き始める。足元は登山靴である。
早々地形図を出して読図も・・・最初から現在地を微妙に誤っていた。そのため沢の本流を進むところ
支流の小沢に入ってしまう。それでもすぐに間違いに気付き駐車地点まで引き返した。
何度も何度も読図をして現在地を特定する。そして間違えた小沢を限定すると本流の沢を発見。
本来の林道が完全に崩壊し跡形も無く、本流は崩壊した林道に隠れるように流れていた。
一瞬の悪夢がよみがえる。
自分の未熟な読図が原因なのに、この地域の沢に来ると必ずミスをしていた鬼門の場所。
ついついそう思い込んで「山行中止」が脳裏をかすめたが思い止まった。そして・・・
再出発 9:00
沢自体は非常に狭く水量も少ない。荒涼とした河原歩きが主流で沢の中を歩く事は無い。
渡渉は何度もあるが靴を濡らす事無く渡る。沢らしき雰囲気の場所も一部あったが滝も無いブタ沢の
遡行と言うところだった。(ただし、魚影はありオショロコマではなくニジマス?に見えた)
395二股は右へ進み、430二股手前で涸れ沢になる。
430二股は左へ進み以後は広い河原歩きとなる。
ところどころ紅葉を楽しみながら徐々に高度を上げながら涸れたガレ沢を登って行く。
間違えた支流沢は二股になっていて左に本流があった・・・
荒涼としたガレ沢を歩く・・・
395二股はまだ水量がある右へ進む
広い河原を歩きながらこの地形を作った増水時の激流を想像すると怖い
徐々に高度を上げながら時々振り返り見下ろす紅葉を楽しむ
天候にも恵まれてまぁまぁの紅葉である・・・
★ 核心部へ・・・
C700 沢源頭部 10:20
ところどころに巨岩が堆積している源頭部。
山肌を大きく削り取ったようなV字形で斜度もある。
源頭は苔むして伏流し冷たい清流がたまらなく美味しかった。
沢形もここで突然消え、樺司山への急な西斜面となる。
YOSHIOさんの山行メモにも記されたここからが核心部と言えよう。
所々にピンクのテープがあり、ありがたく参考にさせて頂く。
晩秋のせいか藪は薄く、縦横無尽に付いている鹿道を使いながらもほぼ直登で急斜面を登る。
自分たちのテープも加えつつ、C850付近から笹薮に突入した。
間もなく700mの源頭部だ。
源頭部の先に急斜面は、まだ藪が薄い・・・
鹿道や紅葉も楽しみながらセッせと急斜度を登る・・・
★ 藪の選択・・・
藪に突入する前にもう少しルートを吟味すれば良かったと後になって後悔する。
突入した笹藪は背丈以上で非常に濃くプラス急斜面なので、なかなか高度は稼げなかった。
少しでも早くこの藪から逃げたいと左に寄ってしまったようだ。上部が明るく尾根が近づくのが分かる。
笹薮との格闘は20分位だったろうか?急に笹が低くなり崩壊した急斜面の脇を笹を掴みながら登って
尾根に出る。高度計は1035mを示しいた。11:35だった。
結果として、700の源頭部から早めに左に寄りながら斜面を登り
低い笹の中に鹿道を探して登るともっと楽だったのかも知れない。
笹薮の突入・・・
★ 500mズレた西尾根へ・・・
C1035の尾根上は、頂上から約500mも西にズレテしまった場所だった。
しかし、尾根上には登山道と言えるほどの鹿道が続き非常に歩き易い。
頂上の少し手前で一度だけダウンアップがあるが再びはっきりとした鹿道に出合うと頂上はすぐだった。
樺司山頂上 12:00
YOSHIOさんの辿ったルートとはかなりずれてしまい読図の難しさを痛感する。
それでも登り3時間は上々なのかも知れないと勝手に納得していた。
頂上は、広く笹刈りされていたが視界はほとんど利かない。
三等三角点もその真ん中では無く端っこに隠れるように埋まっていた。
一旦、リビラ山方向の踏み跡を辿り視界の良い場所から懐かしいリビラ山を望む。
頂上から少し踏み跡を辿って視界の良い場所からリビラ山を望む
三角点は、笹刈りされた頂上広場からリビラ山方向への踏み跡出合にある
10月11日初登頂の樺司山。YOSHIOさんと同じアングルで撮って見ました・・。
★ 往路を下山・・・
下山開始 12:20
復路は頂上から直接急斜面の笹薮を降りようと思ったが、テープの回収や楽をした鹿道の尾根が
良いと言うパートナーの意見もあって往路を辿る事にした。
約500m、登りで25分掛かった尾根も下りは15分で着く。
途中で大きなカバノアナタケを発見するも道具が無く諦めた。(残念)
取付いた尾根から急斜面を降りて低い笹薮を発見。
鹿道がずっと下まで続きあっという間に笹の切れた850付近まで降りる。
1035尾根取付き 12:35
C850付近 12:55
尾根上で発見したカバノアナタケだったが・・・
850~700までは急斜度も快適な薄い藪。
源頭700mの苔むした清水
登頂の後の紅葉がやけにきれいに見えるのは何故?
登って来たガレ沢を淡々と降りる・・・
小沢に落ちた枯葉がアートに見えた・・・
★ 無事下山・・・
駐車地 14:20
そう言えば10月1日からこの山域では狩猟が解禁されていた。
朝の林道では何頭もの鹿を確認していたが、登行中は一度も銃声は聞こえなかったのでホッとする。
無事降りて見れば、「あの沢ミスはなんだったのか」と、間違いの検証を自分なりに考えて見たくなる。
① 駐車した場所の正確な現在地が特定出来なかったこと。
② 地形図に無い新しい林道の存在と崩壊した林道に惑わされたこと。
③ 増水時に崩壊した本流の上にあっただろう林道が、沢沿いを遡行する私たちの目上にあり
二股がある事に気が付かなかった。
④ 地形図、コンパスは嘘をつかない。それを疑ったこと。(ロスタイムの延長)
・・・こんな原因を上げて見た。
出発前にもっと冷静に、もっとしっかりと読図していれば・・・と、まぁ度々の教訓でした。
ゲートから4.7㎞入った林道に駐車
帰路の道道71号線からリビラ山(左)と樺司山を望む・・・
★ 帰路は札幌へ・・・
大きなロスタイムのせいで下山後の温泉はパスとなる。
汗臭い体のまま一路札幌へ向かう。
明日は、北海道神宮で孫の「七五三」祈願祭を予定。
明るい内に着きたかったが、娘宅には18:30過ぎの到着になってしまった。
未踏峰登頂に大満足の下山とその余韻に浸りながらも、明日の七五三も楽しみで車中の話も
飛び飛びで山と孫の話で交差する始末。
そんな一日でした・・・。
エバ夫婦鬼門の地域か?また沢ルートミスで1時間40分のロスタイム・・・
■ 山 行 日 2014年10月11日(土) 日帰り
■ ル ー ト ヌモトル林道~厚別川右股西面直登沢ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №24
■ 登 山 形 態 登山靴で沢登り&藪漕ぎ
■ 地 形 図 1/25000地形図 「貫気別山」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名 「樺司山 カバシヤマ」
■ コースタイム 登り 3時間 下り 2時間
<登り>
09:00再出発 登山口ヌモトル林道C340付近P
09:25 395二股 (右へ)
09:35 430二股 (左へ)
10:20 700沢源頭
11:35 1035付近尾根上
12:00 樺司山頂上
<下り>
12:20 下山開始
12:35 1035付近尾根上
13:10~15 休憩 700沢源頭
13:45 430二股
14:00 395二股
14:20 登山口P
★ 気になる山ようやく・・・
「樺司山カバシヤマ」は、1100m級の三等三角点を持つ山であるが、地形図に山名は載っていない。
2007年10月、かつて登山道のあった里平大滝コースからリビラ山1291mに登った時の事。
そのルート上に里平大滝の上流源頭部から急峻な南東斜面を登り、飛び出た尾根上左に1111m峰
があり、右約1㎞先にはリビラ山があった。
飛び出た尾根から1111m峰つまり樺司山まではほんの200mなのに、当時はまだ1000m超峰を
目指していない時でもありスルーしていた山だった。
そして恐らく樺司山まで登山道と言える鹿道か踏み跡も確認していたから尚更悔しさが募る一座となり
気になる存在でそのチャンスを伺っていた次第だ。
その後、HYMLの仲間を始めとする山行報告の中に1111m峰が「樺司山」と呼ぶ山名で登られて
いる事を知る。そのルートも、今や廃道化している里平大滝コースからではなく貫気別川の支流リビラ沢
北西面直登沢や今回のヌモトル林道を使用して厚別川右股西面直登沢を詰めるルートであり未知な
るルートに興味津々だった。
これまで何度か挑戦する機会もあったが、この地域の「貫気別山」を始めとし「リビラ山」も「ピウ岳」も
一度で登頂した山は無く、何故か道迷い、沢迷いで再訪を繰り返しての登頂で鬼門の地区だった。
そんな苦い経験も忘れて快晴の樺司山に向かったエバ夫婦・・・やはり順調には登らせてくれなかった。
★ 触発されて・・・
今回の計画は、HYMLの先輩ご夫婦の報告に触発され背中を押されました。
札幌在住のYOSHIOさんは、先月の末にご夫婦で樺司山を登頂していました。
早々HP「YOSHIOの北海道山情報」にお邪魔して、そのルートやタイムなどをチェックさせて頂き
プリントアウトして更に検討です。非常に参考になりました。ありがとうございます。
★ アプローチ・・・
国道237号線から道道71号線に入り(貫気別経由)、三和で公団幹線林道と記された舗装された
林道に左折します。左折してから約1.4㎞で左にゲートのある「ヌモトル」林道がある。ゲートの
鍵№は、日高北部森林管理署に申請書を提出して許可を貰う。ゲートから約3.8㎞進むと厚別川
右股沢に架かる橋(奥ヌモトル橋)がある。(地形図のヘアピンカーブのところ)
橋は渡らずに沢の左岸沿いの少し細い林道に約900mほど進み駐車。地形図にあるその先の林道は
完全に崩壊して人も通る事は出来ない状態だった。ただ、ここから沢を跨いで新しい林道が付いていた
(地形図には載っていない林道)が荒れていた。
エバ夫婦の実際の登行予想ルートです。GPSログではありません。
★ 秋晴れの悪夢・・・
出発 7:20
駐車場所からすぐに沢沿いに降りて歩き始める。足元は登山靴である。
早々地形図を出して読図も・・・最初から現在地を微妙に誤っていた。そのため沢の本流を進むところ
支流の小沢に入ってしまう。それでもすぐに間違いに気付き駐車地点まで引き返した。
何度も何度も読図をして現在地を特定する。そして間違えた小沢を限定すると本流の沢を発見。
本来の林道が完全に崩壊し跡形も無く、本流は崩壊した林道に隠れるように流れていた。
一瞬の悪夢がよみがえる。
自分の未熟な読図が原因なのに、この地域の沢に来ると必ずミスをしていた鬼門の場所。
ついついそう思い込んで「山行中止」が脳裏をかすめたが思い止まった。そして・・・
再出発 9:00
沢自体は非常に狭く水量も少ない。荒涼とした河原歩きが主流で沢の中を歩く事は無い。
渡渉は何度もあるが靴を濡らす事無く渡る。沢らしき雰囲気の場所も一部あったが滝も無いブタ沢の
遡行と言うところだった。(ただし、魚影はありオショロコマではなくニジマス?に見えた)
395二股は右へ進み、430二股手前で涸れ沢になる。
430二股は左へ進み以後は広い河原歩きとなる。
ところどころ紅葉を楽しみながら徐々に高度を上げながら涸れたガレ沢を登って行く。
間違えた支流沢は二股になっていて左に本流があった・・・
荒涼としたガレ沢を歩く・・・
395二股はまだ水量がある右へ進む
広い河原を歩きながらこの地形を作った増水時の激流を想像すると怖い
徐々に高度を上げながら時々振り返り見下ろす紅葉を楽しむ
天候にも恵まれてまぁまぁの紅葉である・・・
★ 核心部へ・・・
C700 沢源頭部 10:20
ところどころに巨岩が堆積している源頭部。
山肌を大きく削り取ったようなV字形で斜度もある。
源頭は苔むして伏流し冷たい清流がたまらなく美味しかった。
沢形もここで突然消え、樺司山への急な西斜面となる。
YOSHIOさんの山行メモにも記されたここからが核心部と言えよう。
所々にピンクのテープがあり、ありがたく参考にさせて頂く。
晩秋のせいか藪は薄く、縦横無尽に付いている鹿道を使いながらもほぼ直登で急斜面を登る。
自分たちのテープも加えつつ、C850付近から笹薮に突入した。
間もなく700mの源頭部だ。
源頭部の先に急斜面は、まだ藪が薄い・・・
鹿道や紅葉も楽しみながらセッせと急斜度を登る・・・
★ 藪の選択・・・
藪に突入する前にもう少しルートを吟味すれば良かったと後になって後悔する。
突入した笹藪は背丈以上で非常に濃くプラス急斜面なので、なかなか高度は稼げなかった。
少しでも早くこの藪から逃げたいと左に寄ってしまったようだ。上部が明るく尾根が近づくのが分かる。
笹薮との格闘は20分位だったろうか?急に笹が低くなり崩壊した急斜面の脇を笹を掴みながら登って
尾根に出る。高度計は1035mを示しいた。11:35だった。
結果として、700の源頭部から早めに左に寄りながら斜面を登り
低い笹の中に鹿道を探して登るともっと楽だったのかも知れない。
笹薮の突入・・・
★ 500mズレた西尾根へ・・・
C1035の尾根上は、頂上から約500mも西にズレテしまった場所だった。
しかし、尾根上には登山道と言えるほどの鹿道が続き非常に歩き易い。
頂上の少し手前で一度だけダウンアップがあるが再びはっきりとした鹿道に出合うと頂上はすぐだった。
樺司山頂上 12:00
YOSHIOさんの辿ったルートとはかなりずれてしまい読図の難しさを痛感する。
それでも登り3時間は上々なのかも知れないと勝手に納得していた。
頂上は、広く笹刈りされていたが視界はほとんど利かない。
三等三角点もその真ん中では無く端っこに隠れるように埋まっていた。
一旦、リビラ山方向の踏み跡を辿り視界の良い場所から懐かしいリビラ山を望む。
頂上から少し踏み跡を辿って視界の良い場所からリビラ山を望む
三角点は、笹刈りされた頂上広場からリビラ山方向への踏み跡出合にある
10月11日初登頂の樺司山。YOSHIOさんと同じアングルで撮って見ました・・。
★ 往路を下山・・・
下山開始 12:20
復路は頂上から直接急斜面の笹薮を降りようと思ったが、テープの回収や楽をした鹿道の尾根が
良いと言うパートナーの意見もあって往路を辿る事にした。
約500m、登りで25分掛かった尾根も下りは15分で着く。
途中で大きなカバノアナタケを発見するも道具が無く諦めた。(残念)
取付いた尾根から急斜面を降りて低い笹薮を発見。
鹿道がずっと下まで続きあっという間に笹の切れた850付近まで降りる。
1035尾根取付き 12:35
C850付近 12:55
尾根上で発見したカバノアナタケだったが・・・
850~700までは急斜度も快適な薄い藪。
源頭700mの苔むした清水
登頂の後の紅葉がやけにきれいに見えるのは何故?
登って来たガレ沢を淡々と降りる・・・
小沢に落ちた枯葉がアートに見えた・・・
★ 無事下山・・・
駐車地 14:20
そう言えば10月1日からこの山域では狩猟が解禁されていた。
朝の林道では何頭もの鹿を確認していたが、登行中は一度も銃声は聞こえなかったのでホッとする。
無事降りて見れば、「あの沢ミスはなんだったのか」と、間違いの検証を自分なりに考えて見たくなる。
① 駐車した場所の正確な現在地が特定出来なかったこと。
② 地形図に無い新しい林道の存在と崩壊した林道に惑わされたこと。
③ 増水時に崩壊した本流の上にあっただろう林道が、沢沿いを遡行する私たちの目上にあり
二股がある事に気が付かなかった。
④ 地形図、コンパスは嘘をつかない。それを疑ったこと。(ロスタイムの延長)
・・・こんな原因を上げて見た。
出発前にもっと冷静に、もっとしっかりと読図していれば・・・と、まぁ度々の教訓でした。
ゲートから4.7㎞入った林道に駐車
帰路の道道71号線からリビラ山(左)と樺司山を望む・・・
★ 帰路は札幌へ・・・
大きなロスタイムのせいで下山後の温泉はパスとなる。
汗臭い体のまま一路札幌へ向かう。
明日は、北海道神宮で孫の「七五三」祈願祭を予定。
明るい内に着きたかったが、娘宅には18:30過ぎの到着になってしまった。
未踏峰登頂に大満足の下山とその余韻に浸りながらも、明日の七五三も楽しみで車中の話も
飛び飛びで山と孫の話で交差する始末。
そんな一日でした・・・。
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