2023年1月12日(木) 午前、午後
第29回 「高槻市内の環境保全活動団体の紹介」
場所 クロスパル高槻 視聴覚室
◇最初に、NPO法人 森のプラットホーム高槻 理事長小柿正武さんから
「ボランティア活動について」のお話を伺いました。
・ボランティア(Volunteer)とは? 篤志奉仕者、民間奉仕者、自発的無報酬で奉仕活動をする人
・ボランティア活動とは何か? 自主的な活動で、報酬を目的としない活動であり、同時に、
楽しい遊びの場、学びの場、そして出会いの場の活動である。
・ボランティアの心亀構え 活動に当たっては、家族の理解と協力は重要、無理の無い
活動を心がける。
小柿さんご自身は、現在5つのボランティアに所属され活動中です。受講生の皆さんもこれを機会に
是非ボランティア活動に参加頂きたいとのことでした。
◇「たかつき環境行動ネットワーク」について、市役所の環境政策課 藤本さんから説明がありました。
・ネットワーク参画団体:市民団体13と事業者3の合計16団体で活動目的が異なる団体が参画して
結成されているため、よく似た名前、よく似た活動があるが、活動のすみわけや統合は行ってい
ない。
本日は、その中から9団体について団体責任者の方々から活動内容の説明がありました。
◇ボランティア団体の活動内容説明 (説明の一部のみ紹介)
1.NPO法人 森のプラットホーム高槻 小柿さん
・「楽しさ7割、義務3割」をモットーに、高槻の森林をフィールドとして、‘‘里‘‘と‘‘まち‘‘の
架け橋となり、活動を通じて、人と森林の新しい関係つくりを目指します。会員約170名
定例活動:人工林、天然林、竹林の整備、薪作りや炭焼き
特例活動:森林整備事業の技術指導、竹垣・杭・門松つくり、植樹活動
その他 :1回/2年の研修旅行、芥川のBBQ など
2.たかつき環境市民会議 山崎さん
・「あなたのやる気やアイデアを、形にすることができます」高槻の豊かな自然や環境を私たち
の手で守り、育てていきたい。そんな想いを‘‘カタチ‘‘にしたいと、身近なところから活動
しています。 会員約100名
3.ネイチャーたかつき 西木さん
・「自然に親しみ、自然を愛し、自然を大切に」をモットーに会員相互の協力と親睦を
大切にして活動。 会員40名
活動:自然環境の理解と探求・調査・保護・保全、自然環境教育のお手伝い、自然の
大切さ・共生との大切さなどの啓発、工作指導(アクアピア芥川)、出前講座など
4.大阪植物観察会 市川さん
・何より植物や自然と触れ合うことが大好きという仲間が集まり、身近な自然や植物の観察
を行ったり、植物の生態などを知ることが自然環境の保全の第一歩と考えて活動しています。
活動:野外での植物観察会、室内での植物観察会・学習会、ボランティア活動や里山講座
植物紹介本出版、植物作品展(会員展)、会報誌発行など
人気のある「バスツアー」は残念ながら現在は中止中
5.芥川倶楽部 衣川さん
・みんなと一緒に体を動かし、生き物にふれあうことで健康や癒しにも役立ちます。調べる、
学ぶ、守る、伝える、そして楽しむ活動がいっぱい。
・1年を通して川つくりを行い、生き物とのふれあい、川に係る団体や人々との交流を通じて
街つくりにも貢献します。
活動:芥川流域の調査・研究、「魚みちづくり」「澪筋づくり」、芥川でのイベント開催・
環境学習、芥川に関する情報発信、アクアピアの指定管理事業
6.TKK自然観察会 田口さん
・「生き物を通して環境を知る」 自然を観る・見る機会を作る。 自然の面白さ・不思議さ
を学ぶ。Sence of Wonderをはぐくむ。
・活動内容:自然観察会、東海道自然歩道清掃登山、芥川水生昆虫調査、淀川鵜殿ヨシ原
保全関連、冬越しの生き物観察、芥川クリーンアップ、樫田の植物観察、里のクモ観察、
秋の虫観察、淀川の冬鳥観察 など
7.花と緑のまちづくり 高槻景観園芸クラブ 小林さん
・「自分たちの住むまちは自分たちで!」という思いから、活動を通じて生きがい、仲間
つくり、健康つくり、社会貢献ができることを目標に花と緑豊かなフラワーロード作り
を進めています。会員60名
・活動場所:高槻警察署、JR高槻駅前、阪急駅前、国道171号歩道、高槻城公園北玄関周辺、
花の小道など市内で10か所、15,000株ほどに広がり、市街地内でたくさんの花を観ることが
出来るようになった。
8.高槻里山ネットワーク 坂本さん
・‘‘安全を第一‘‘に楽しく 高槻の里山の保全活動を推進する。
人と里山の新たな関係づくりを構築するとともに、豊かな里山を保持し、次世代に引き継
いでいくため、活動を通じて里山周辺の住民と交流を図り、里山を守り育て、市民の憩いの場、
自然環境教育の場として活用。会員70名
・活動:竹林の保育・保全、小学生の里山体験学習支援、草木染・山野草園管理、生物観察、
七夕笹作り など
9.たかつき市民環境大学OB会 月森さん
・自然を愛し、学ぶ仲間が定期的に活動を同じくし、お互いの親睦を深めることを目的とする。
・活動:津之江公園の自然再生活動の実施、自然観察会を中心とした学習会(年2回)、親睦会、
環境大学開催の市民公開講座に率先参加。
*代表の方々、紹介説明有難うございました。
多方面に渡り活躍され、自然環境に対する熱い思いが伝わってきました。
受講生の皆さん、興味、感心を持たれた活動団体があったかと思います。是非とも
参加されることを期待いたします。
以上
次回 1月19日(木) 自主観察会
「大阪市立自然史博物館見学会」 9:30~15:30
次回講座 2月 2日(木) 第30回講座(最終回)
午前「これからの都市・まちづくりのあり方」
講師 近畿大学 総合社会学部教授 久 隆浩 さん
午後「ワークショップ」