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映画を見た時の感想を入れときます

2019/09/14 「Necessary Evil/DCスーパー・ヴィラン」

2019-09-14 00:00:00 | 日記
「Necessary Evil/DCスーパー・ヴィラン」

起:悪役は物語の要である。
承:いろんな悪がいる。
転:悪役が手を組んだり、ヒーローが悪役になる事もある。
結:悪役がいなければ、ヒーローは存在しない。

 極悪人と言われる悪役たち。
悪役は物語の要だ。悪役抜きでヒーローは語れない。
悪役もまた、ヒーローがいなければ悪事を働かない。互いに大事な存在だ。
ヒーローがいなければ、様々な危機は訪れなかったかも知れない。
 悪役には、悪に堕ちたきっかけがある。
ヒーローの動機は単純明快だが、悪役の動機は様々だ。
トゥーフェース、Mrフリーズ。
ジョーカーには動機がなく、自分が異常だと自覚している。
レックス・ルーサーは一番でありたいと望み、尊敬されていた。
だが、スーパーマンの登場に怒りを抱いたのだ。
悪役は本質的部分では共通している。追及が目的だ。
例外的にリドラーはヒントを残す自滅型だ。どこかで捕まえてほしいと思っている。
 ゾッドはスーパーマンの宿敵だ。
どちらがヒーローでどちらが悪役かは、視点次第だ。
ルーサーは自身を悪だとは思っていない。
人類の平和を守る為に、超人的な力と戦っているのだ。
一方でバットマンは、悪に取り込まれないように戦っている。
悪役にも信念がある。ラーズ・アル・グールのように、例えねじ曲がっていても。
 悪役にはヒーローに似た面がある。ヒーローの心が読めるのだ。
ヒーローを上回る力を持つ悪役もいる。
試練が大きいほど、ヒーローは偉大になるのだ。
ヒーローにも負ける時がある。
ロビンがジョーカーに殺され、バットマンは復讐を誓った。
バットマンはベインにも完敗した。
だが、悪役が勝つのは一時的だ。長い目で見ればヒーローの勝利が上回っている。
 悪役にはいろんなタイプがある。
典型的な怪物、ソロモン・グランディ。科学不信の象徴、マッドサイエンティスト。
権力を握る暴君、ゾッド。犯罪者集団の黒幕、ペンギン。
魔性の女たち、キャット・ウーマンやポイズン・アイビーは誘惑で男を誘い込む。
ハーレイ・クインは異質な存在で、ジョーカーに利用される。
キャットウーマンは善悪双方の面を持つ。
人気のある悪役はヒーローを支えるが、毎回は出せない。
だから新しい敵が登場するのだ。
 ヒーローがチームを組むように、悪役たちも手を組む。
数で圧倒し、脅威も増すが、多くの場合は悪役同士の内輪もめで問題が解決する。
敵が強大すぎる場合、ヒーローと悪役が手を組む事もある。
 一線を越えて、ヒーローが悪役になる事もある。
ロイスが殺された際、スーパーマンは絶対的な存在にならねばと言い出した。
ヒーローが暴走する事もある。力に溺れて自滅するのだ。
一方で、悪役をヒーローとして描くと、悪役としての魅力を失ってしまう。
 2011年には、DCユニバースの世界観が再スタートされた。
アニメや映画、ゲームなどにも進出し、登場人物の違う顔を見せる。
悪が支配する世界が描かれる予定だ。
悪役は、人々が恐れて世界を破壊する存在だ。
ヒーローがいなければ悪は生まれず、悪がいなければヒーローは生まれない。

 と言うわけで、DCコミックの悪役たちを紹介するドキュメンタリー。
と言っても、知ってるのは映画に登場したバットマンの悪役たちと
スーパーマンのレックスルーサーくらい。
その他のコミックやアニメにしか出てこない連中はよくわからず。
当然ながら、マーベル系の悪役は紹介されない。
コメント
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