２０２２／０１／０５ クラリス「沈黙の終わり」

クラリス「沈黙の終わり」 現場を離れていたクラリスは、長官命令で復帰する。

クラリス　ＦＢＩ
エスキヴェル　クラリスの同僚
ポール　クラリスの上司
アーデリア　クラリスの友人
キャサリン　バッファロービルの犠牲者
司法長官　キャサリンの母

起：現場を離れていたクラリスは、長官命令で復帰する。
承：上司はクラリスを疎ましく思う。
転：クラリスは連続殺人とされる事件が陰謀だと気付く。
結：上司の命令に逆らい、陰謀説を公表する。

　バッファロービルは７人殺したが、ＦＢＩ訓練生クラリスはキャサリンを救った。
その事件から１年。
　カウンセラーは、訓練生時代から注目されたクラリスが、
同僚からは妬まれているのではと指摘。
クラリスは現場を離れ、データ入力の仕事をしていた。
バッファロービルの遺族とは交流しているが、救出したキャサリンとは話していない。
カウンセラーは、職場復帰は困難と診断する。
　だが、クラリスは司法長官から呼び出される。
長官はキャサリンの母親だ。
女性２名が殺される事件が発生。連続殺人を止めたいと言うのだ。
長官はクラリスを適任だと言う。
クラリスは１回限りとして承諾するが、長官は隠れているのは終わりだと告げる。

　クラリスは創設された特別捜査班に赴任。
上司ポールは、クラリスはお飾りだと告げる。
バッファロービルの件は幸運だっただけとし、彼女を評価していないのだ。
　クラリスは２人の遺体を確認する。
被害者はアンジェラとテス。どちらも頭部に被弾しているが、年齢も人種も異なる。
クラリスは、被害者への犯人の執着が感じられないと言う。整然とし過ぎているのだ。
判断には時間がかかると言うが、ポールは取り合わず、猟奇殺人だと発表させる。
　クラリスは、表面上は猟奇殺人に見えるが、裏があると感じていた。
犯人は冷静で、強い怒りを偽装しているようだ。だが、自信はない。

　アンジェラの夫から事情を聞く事に。
夫は、遺された子供たちに苦戦していた。息子の１人は自閉症だ。
一方、テスの娘はホームレスで、事情を聞くにも逃げ出す騒ぎに。
　新たな遺体が出るが、ポールはクラリスを待機させる。
クラリスを守る為だと言うのだ。
　クラリスは長官に電話するが、出たのはキャサリンだった。
キャサリンは、クラリスが避けていると言う。
あれが現実だったのか確かめたい。確かめられるのはクラリスだけだと。
そして、クラリスの理解者もキャサリンだけだと言う。
　新たな被害者はサンドラと判明。
クラリスは、３人の共通点が子供の問題を抱えていた事だと気付く。
アンジェラの夫は、彼女が片頭痛薬の治験に参加していたと話す。
それが原因となったか、子供は障害を持つようになったが、
治験の同意書にサインしている為、詳細は話せないと言う。
　クラリスは、アンジェラがレベッカと言う記者と接触したと突き止める。
アンジェラは沈黙を破ろうとしたのだ。

　クラリスはレベッカの家を訪ね、浴槽で倒れているレベッカを発見。
クラリスは覆面の男に襲われるが、何とか男を捕らえる。
レベッカは病院に収容。彼女は告発しようとしていたのだ。
　男は取引を求めるが、ポールは取り合わない。
クラリスに連続殺人犯を逮捕したと公表させ、陰謀説については触れるなと告げる。
だがクラリスは、連続殺人ではないと発表してしまう。。

　と言う訳で、シリーズ第１話。
現場を離れていたクラリスは、長官命令で復帰する。
舞台は「羊たちの沈黙」の後。
映画版「ハンニバル」との間か、あれはなかった事になってるのかはわかりません。
バッファロービルを倒したクラリスは、一躍有名人に。
事件は彼女の心にも影を落とし、現場を離れていたが
娘を助けられた司法長官の命令で引きずり出されると言う訳。
最初の事件は何やら陰謀がらみらしく、
ビルによく似た猟奇犯が出てくるのではないあたりは好感が持てる。
ただし、シリーズは第１シーズンで打ち切られたようです。