ウルトラの記憶①
[個人的ウルトラブーム第1期]
1965年(昭和40年)生まれなので、
66年「ウルトラQ」「ウルトラマン」
67年「ウルトラセブン」は生まれた後だけど、1~2歳なので本放送時に観た記憶はない。
ただし、当時は今で言うゴールデンタイムに普通に再放送をしていた時代なので、マンもセブンも観ていた。
Qも観たけど、白黒でヒーローがいないというハンデがあり、再放送回数は少なかった気がする。
70年~71年が幼稚園で、自分の友達の間ではウルトラセブンごっこが流行っていた。
何となくマンよりセブンの方がかっこいい(つまり、ちょっと大人)と感じていたようだ。
中心になりたがる子供だったはずの自分だけど、この時はセブン役を他の友達に譲り
名前に「い」がつくという理由で、イカルス星人役をする事になっていた。
何回も観た訳ではないので、知識はもっぱら雑誌や図鑑で
イカルス星人のフォルムは知っていたが、その背景やどういう攻撃をするかは知らず、
さながらゾンビのようにセブンに襲いかかり、毎回セブンにやられ
翌日は再び甦ると言う事を繰り返していた。
他にどんな星人がいたかは覚えていない。
時期的には、70年にスペル星人騒動があったようなので、
ひょっとしたらギリギリで放送を観てたかも知れないけど、他の星人にスペル星人がいたかは覚えていない。
と言うか、友達の名前もほぼ覚えていない。
ある時、メンバーの中の誰かの、別のクラスの友達が近付いてきて
ウルトラセブンごっこを面白がり、自分たちも加えろと言った。
そして出しゃばりな1人が、「じゃあ、俺ウルトラマンね」と言い出したので
いやいや、それは禁じ手やろと理不尽なものを感じたが、彼らが参加したのはこの1日だけだったはず。
雑誌の通販で、ソフビ人形をセットで買ってもらった事もあった。
普通のソフビよりやや小さめだが何十種類もあって、今も持っていたらお宝になったはず。
[個人的ウルトラブーム第1期]
1965年(昭和40年)生まれなので、
66年「ウルトラQ」「ウルトラマン」
67年「ウルトラセブン」は生まれた後だけど、1~2歳なので本放送時に観た記憶はない。
ただし、当時は今で言うゴールデンタイムに普通に再放送をしていた時代なので、マンもセブンも観ていた。
Qも観たけど、白黒でヒーローがいないというハンデがあり、再放送回数は少なかった気がする。
70年~71年が幼稚園で、自分の友達の間ではウルトラセブンごっこが流行っていた。
何となくマンよりセブンの方がかっこいい(つまり、ちょっと大人)と感じていたようだ。
中心になりたがる子供だったはずの自分だけど、この時はセブン役を他の友達に譲り
名前に「い」がつくという理由で、イカルス星人役をする事になっていた。
何回も観た訳ではないので、知識はもっぱら雑誌や図鑑で
イカルス星人のフォルムは知っていたが、その背景やどういう攻撃をするかは知らず、
さながらゾンビのようにセブンに襲いかかり、毎回セブンにやられ
翌日は再び甦ると言う事を繰り返していた。
他にどんな星人がいたかは覚えていない。
時期的には、70年にスペル星人騒動があったようなので、
ひょっとしたらギリギリで放送を観てたかも知れないけど、他の星人にスペル星人がいたかは覚えていない。
と言うか、友達の名前もほぼ覚えていない。
ある時、メンバーの中の誰かの、別のクラスの友達が近付いてきて
ウルトラセブンごっこを面白がり、自分たちも加えろと言った。
そして出しゃばりな1人が、「じゃあ、俺ウルトラマンね」と言い出したので
いやいや、それは禁じ手やろと理不尽なものを感じたが、彼らが参加したのはこの1日だけだったはず。
雑誌の通販で、ソフビ人形をセットで買ってもらった事もあった。
普通のソフビよりやや小さめだが何十種類もあって、今も持っていたらお宝になったはず。
あと、我が家には8ミリ映写機があって、
8ミリでは後のビデオ感覚でウルトラマンのフィルムが発売されていた。
いくつか作品があったけど、全部と言う訳には行かず、ジラースの回を買ってもらった。
なぜジラースを選んだかと言うと、ゴジラに似てるからという理由。
似てるだけではなくて、着ぐるみが流用されたと知ったのは大人になってから。
白黒で、音声はなく、全編収録している訳ではなくて
収録されているのは、ジラースとウルトラマンが戦う所だけ。
8ミリは逆再生がスムーズに出来るので、それも楽しんだ。
すると倒れたジラースが立ち上がり、吐いた血をすすって
ウルトラマンがエリマキを首に取り付ける動きになっていた。
年長組の71年は「帰ってきたウルトラマン」が放送された年だが
なぜか自分たちは、ほとんど話題にしなかった。
芸術家の作品が死後評価されるように、「まだ評価するのは早い」と考えていた気がする。
では、観ていなかったかと言うと、毎週ちゃんと観ていた。話題にしなかっただけで。
序盤は、ウルトラマンと同じ存在なのか別人なのかよくわからず(1本ラインが余分に入ってるので別人ぽいけど)、ちょっと困惑していた。
大人になって分かった情報だと、当初は初代ウルトラマンが帰ってきた事にするつもりだったが
新しいおもちゃが売れないと言う大人の事情で、似たフォルムの別人と言う事にされたらしい。
数話進んだ所で、次週の予告で宇宙怪獣ベムスターと言うのが登場すると知らされ
さらに「ウルトラセブンも出るよ」と付け加えられた。
これは自分にとって大事件だったが、結局仲間内で話題にはしなかった気がする。
それよりも問題なのはその翌週、雫石衝突事故と言う大きな航空事故があり、
19時からの放送は、臨時ニュースに差し替えられた。
それはそれで仕方がないんだけど、
困ったのは、知らない内に放送しちゃうんじゃないかと言う不安が生まれたのだ。
20時くらいまで待ち続けたが、今日は放送しないと家族に言われて断念した。
それでも、それで安心したかと言うと、全然してなくて
知らない内に放送していて、翌週になると次の話に進んでいるのではと言う心配は残った。
ネットもない時代で、新聞に「あれは来週やるよ」と記事になる訳でもなく
その心配は1週間続いたが、
翌週の最初に、主演の団次郎の声で「ベムスターの回は今週やります」と説明され
ここでようやく安心したのだった。
新マンの終盤には初代ウルトラマンも助けに来て、ようやく別人だと確定した。
小1の72年は「ウルトラマンA」の年で、新マンで好評だったウルトラ兄弟という設定が確立。
ちょいちょい兄弟が助けに来る展開に。
なぜか、「自分はこのAをひいきのウルトラマンとする」と決めて観るようになった。
Aは男女で変身すると言う変わり種で、変身ごっこがしづらいと言う難点があった。
5兄弟が全滅すると言う派手めのヒッポリト星人の回があり
その翌週に、Aに変身する女の方の南隊員が実は月から来た人で、月に帰ってしまうと言う意外な展開に。
それはそれで構わないんだけど、男女が揃って初めて変身できるのだと聞いていたので
これからどうするんだろうと思ったら、男の北斗隊員だけで変身できるように。
だったら最初から1人で変身しろよと思ったもの。
さらには、Aの歌には「北斗と南」という歌詞があるのでこれも心配したが
翌週からもその歌詞は維持された。
と言うか、劇中で子供たちがこの歌を隊員たちの前で歌うシーンがあって
正体バレてんじゃんと思ったもの。
南隊員の降板はてこ入れだったのかも知れないけど、その後に面白くなったとは感じなかった。
小2の73年は「ウルトラマンタロウ」だが、Aの後半で飽きていたので
もうウルトラは卒業かなと感じていたが
第1話で篠田三郎扮する主人公が怪獣に喰われると言う奇想天外なシーンもあり
ちょっと面白いと思ったが、その気持ちがシーズン最後まで維持される事はなかった。
タロウの時期に、小学館の学習雑誌の付録に、ウルトラ兄弟のランクが記載されていて(何のランクか知らんけど)
1位がゾフィ、2位がタロウ、以下セブン、新マン、A、初代マンとなっていた。
一応まだひいきとしているAが下から2番目と言うのは残念だったが
何となくこういう順位になった大人の事情を察してしまった。
1位のゾフィは絶対的な存在、2位は今年やってるやつを据えて
以下登場順だけど、初代マンはゼットンに負けたので最下位と言う訳だ。
初代マンは助けに来る人もいなかったので負けたが
後の奴らは、兄弟に助けられた事もあった気がする。
この法則で進めば、いずれAも相対的に上位になるだろうと思った。
タロウはシーズン最後まで観る事はなく、小3のレオを観るかどうかで迷う事はなかった。
小4年の年長になると、近所の小さな子に、
「今年のウルトラは何?」なんて話題で先輩感を出そうとしたが、「もうやってない」と言われた。
そんなはずはないと思ったが、実際にシリーズは(一時的に)終わっていた。
個人的ウルトラブーム第2期が到来するのは、ちょっと後の話。
8ミリでは後のビデオ感覚でウルトラマンのフィルムが発売されていた。
いくつか作品があったけど、全部と言う訳には行かず、ジラースの回を買ってもらった。
なぜジラースを選んだかと言うと、ゴジラに似てるからという理由。
似てるだけではなくて、着ぐるみが流用されたと知ったのは大人になってから。
白黒で、音声はなく、全編収録している訳ではなくて
収録されているのは、ジラースとウルトラマンが戦う所だけ。
8ミリは逆再生がスムーズに出来るので、それも楽しんだ。
すると倒れたジラースが立ち上がり、吐いた血をすすって
ウルトラマンがエリマキを首に取り付ける動きになっていた。
年長組の71年は「帰ってきたウルトラマン」が放送された年だが
なぜか自分たちは、ほとんど話題にしなかった。
芸術家の作品が死後評価されるように、「まだ評価するのは早い」と考えていた気がする。
では、観ていなかったかと言うと、毎週ちゃんと観ていた。話題にしなかっただけで。
序盤は、ウルトラマンと同じ存在なのか別人なのかよくわからず(1本ラインが余分に入ってるので別人ぽいけど)、ちょっと困惑していた。
大人になって分かった情報だと、当初は初代ウルトラマンが帰ってきた事にするつもりだったが
新しいおもちゃが売れないと言う大人の事情で、似たフォルムの別人と言う事にされたらしい。
数話進んだ所で、次週の予告で宇宙怪獣ベムスターと言うのが登場すると知らされ
さらに「ウルトラセブンも出るよ」と付け加えられた。
これは自分にとって大事件だったが、結局仲間内で話題にはしなかった気がする。
それよりも問題なのはその翌週、雫石衝突事故と言う大きな航空事故があり、
19時からの放送は、臨時ニュースに差し替えられた。
それはそれで仕方がないんだけど、
困ったのは、知らない内に放送しちゃうんじゃないかと言う不安が生まれたのだ。
20時くらいまで待ち続けたが、今日は放送しないと家族に言われて断念した。
それでも、それで安心したかと言うと、全然してなくて
知らない内に放送していて、翌週になると次の話に進んでいるのではと言う心配は残った。
ネットもない時代で、新聞に「あれは来週やるよ」と記事になる訳でもなく
その心配は1週間続いたが、
翌週の最初に、主演の団次郎の声で「ベムスターの回は今週やります」と説明され
ここでようやく安心したのだった。
新マンの終盤には初代ウルトラマンも助けに来て、ようやく別人だと確定した。
小1の72年は「ウルトラマンA」の年で、新マンで好評だったウルトラ兄弟という設定が確立。
ちょいちょい兄弟が助けに来る展開に。
なぜか、「自分はこのAをひいきのウルトラマンとする」と決めて観るようになった。
Aは男女で変身すると言う変わり種で、変身ごっこがしづらいと言う難点があった。
5兄弟が全滅すると言う派手めのヒッポリト星人の回があり
その翌週に、Aに変身する女の方の南隊員が実は月から来た人で、月に帰ってしまうと言う意外な展開に。
それはそれで構わないんだけど、男女が揃って初めて変身できるのだと聞いていたので
これからどうするんだろうと思ったら、男の北斗隊員だけで変身できるように。
だったら最初から1人で変身しろよと思ったもの。
さらには、Aの歌には「北斗と南」という歌詞があるのでこれも心配したが
翌週からもその歌詞は維持された。
と言うか、劇中で子供たちがこの歌を隊員たちの前で歌うシーンがあって
正体バレてんじゃんと思ったもの。
南隊員の降板はてこ入れだったのかも知れないけど、その後に面白くなったとは感じなかった。
小2の73年は「ウルトラマンタロウ」だが、Aの後半で飽きていたので
もうウルトラは卒業かなと感じていたが
第1話で篠田三郎扮する主人公が怪獣に喰われると言う奇想天外なシーンもあり
ちょっと面白いと思ったが、その気持ちがシーズン最後まで維持される事はなかった。
タロウの時期に、小学館の学習雑誌の付録に、ウルトラ兄弟のランクが記載されていて(何のランクか知らんけど)
1位がゾフィ、2位がタロウ、以下セブン、新マン、A、初代マンとなっていた。
一応まだひいきとしているAが下から2番目と言うのは残念だったが
何となくこういう順位になった大人の事情を察してしまった。
1位のゾフィは絶対的な存在、2位は今年やってるやつを据えて
以下登場順だけど、初代マンはゼットンに負けたので最下位と言う訳だ。
初代マンは助けに来る人もいなかったので負けたが
後の奴らは、兄弟に助けられた事もあった気がする。
この法則で進めば、いずれAも相対的に上位になるだろうと思った。
タロウはシーズン最後まで観る事はなく、小3のレオを観るかどうかで迷う事はなかった。
小4年の年長になると、近所の小さな子に、
「今年のウルトラは何?」なんて話題で先輩感を出そうとしたが、「もうやってない」と言われた。
そんなはずはないと思ったが、実際にシリーズは(一時的に)終わっていた。
個人的ウルトラブーム第2期が到来するのは、ちょっと後の話。