たった一人に振り回される日本の政治（その３）

昨日の首相の国会答弁にはガッカリしてしまった。
野党議員から「経産相はストレステストがなくとも原発再稼動は可能としているが原発相はそうではない。首相の考えはどうか。」と問われて「両大臣に聞いてくれ」と回答している。
原発再稼動方針はこれからの電力確保状況を左右する大きな決断でありしかも両大臣の考えに相違があるため首相に質問が向けられたのだがこれでは時局は混迷するばかりである。
経産相の辞意示唆も無理からぬことだ。
全く先月2日の両院議員総会以降首相の発言、行動にはあきれ返ってしまうことが多い。
野党はおろか政権内部からもこれだけ見放されている宰相はいまだかって見た記憶がことがない。
たった一人に振り回され続ける日本は最小不幸社会どころか最大不幸社会といってよい。