グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相記者会見に思う

2011年07月30日 | 日記
昨日の復興方針決定後、菅首相が久し振りに記者会見を行った。
前復興相辞任の際に内閣記者会が求めた会見には全く応じなかったが今回の記者会見は当初から首相側からの申し出によるものだそうでこれでは「首相は都合のよいときだけ記者会見する」といわれても仕方がないだろう。
今回の首相の発言も「原発に依存しない社会づくりに政府として取り組んでいく」「原発事故収束に向けて責任を果たすべくあらためて決意した」などこそ印象に残ったがその後の質疑応答は従来からの見解や抽象的な原則論を繰り返すのみだった。
どうも首相がいいたかったのは「脱原発は今や政府の統一指針」「退陣期限は考えずやっていく」ということではなかったか。
それにしても一国の首相が「都合のよい時だけ記者会見する」といわれ続けるのはいかにもマズい。
本来国民が知りたいことを適時に説明すべきなのだが都合の悪いときには逃げ隠れするようでは国民との距離が広がるばかりだ。