グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ユッケ食中毒事件のその後に思う(その2)

2011年07月09日 | 日記
先日鳥取県が生レバーの提供禁止などを含む県食品衛生法の条例改正を準備しているとの報があった。
改正案では生レバー以外の肉についてもトリミング前の加熱を義務付けており違反業者に対する罰則を盛り込んでいる。
本事件の背景には厚生行政の曖昧さがあったとされているがその後の厚労省の動きは鈍い。
鳥取県は「国の対応を待っていては県民の安全は守れない」として今回の措置に踏み切ったのだが厚労省の関係者はどう受けとめているのだろうか。
全国一律に鳥取県ルールを適用することの是非は別にして何らかの対策があっていいのではないかと思う。
今朝の新聞にはこの事件を引き起こした焼き肉チェーンが清算手続きに入ったとの記事が掲載されている。
あれだけの事件を起こしただけに廃業は止むをえないと思うが気になるのは事件被害者への補償問題だ。
見込まれる補償額が会社の売却見込み金額を上回るだけに会社が約束した補償が受けられるかどうか気がかりだ。