好業績企業Appleに思う

米アップルの快進撃が止まらない。
同社が先日発表した第2四半期分の決算によれば売上高は前年同期比82％増の約2.3兆円、純利益は同2.2倍の約58百億円となり同社の株価は上場以来初の400ドル突破というオマケもついた。
アップルといえば1977年の創業当時から画期的製品を生み出してきたことでよく知られているが業績は長らく低迷が続いていた。
何といっても同社を好業績会社に脱皮させた要因は2001年以降のiPod,iPhone,iPadのヒット商品連発だ。
同社の戦略は単にハードだけに留まらずiPodでいえばiTunes、iPhoneなら膨大な数のアプリ、iPadであれば電子書籍の取り込みなどのようにソフト・サービスとの連動が図られていることだ。
もう一つ興味深いのは創業者の一人で現CEOのスティーブ・ジョブズの果たした役割である。
何と彼は1985年経営陣の内紛により同社から追放されたのだが1997年奇跡的にカムバックして今日の高収益企業を育て上げた。
彼がいなければ今日のアップルはなかったはずだ。
彼になら高額ストックオプションに異を唱える者もいないだろう。