松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

「刑事コロンボ」を観た

2009-01-09 23:33:04 | その他
録画していた「刑事コロンボ」のビデオを観ました。
ずいぶん昔に観ていたTVドラマですが、大好きなシリーズだったので、NHKでハイビジョン放映されるとあって嬉しさもひとしお。しかし今ではコロンボの話もすっかり忘れているし、当時は面白かったけど、今見ても面白いのかどうか…?

そんな不安を持ちつつ、刑事コロンボ「構想の死角」(1971)を観ました。なんとこれ、あのスピルバーグ監督の演出で、最初はちょっとタルかったけど、途中から俄然面白くなってぐいぐい引きこまれていきました。

コロンボのドラマで大きな特徴は、最初に殺人があって、視聴者が犯人をわかっていること。犯人は大抵上流階級の大金持ちで、そんな相手にヨレヨレのトレンチコートのコロンボが挑んでいくわけです。

最初はドブネズミみたいな雰囲気のコロンボに、犯人は明らかに軽侮の念を抱き、「そんなこともわからないのか、それでも刑事か?」とか上から目線の傲慢な態度でけなすのですが、別れ際にコロンボが「ああ、ちょっとだけいいですか?」と言って鋭い指摘を投げつけては犯人が答えに窮する様子が、見ている視聴者にとってなんと痛快なことか。やったぜ、コロンボ!って感じ。

昔の推理ドラマは、今のCSIとかと違って科学分析があまり進んでいなかったから、かえって犯人のいろんな完全犯罪トリックや、それを崩していく刑事の攻防を楽しめるドラマでもありました。

まだまだコロンボドラマが放映されるのでチェックされたい人はこちらをどうぞ。

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お知らせ

2009-01-06 22:29:48 | その他
いつも和ろうそくの夕べなどでお世話になっているNPO法人みのう地域デザイン循環センターが緊急募集をしているので、当ブログでもお知らせしておきます。

完熟柿を使った「くりちゃんコロッケソース」の完熟柿ペースト作り体験が行われます。

日時は1月11日(日)11時より、場所はちくご手づくり村で。…とここまで書いたところで私も初めて気がつきましたが、な、なんとエプロンだけ持ってくれば参加費無料なんだって!しかもペースト作りすれば作業後にはコロッケソース(525円)もプレゼントされるし、お昼は栗木商店の特製ラーメンが出るんだって。おいしすぎる~~。

このペースト作り体験、もともとソースの原料になる柿を集めるために地元農家の方に呼びかけたら、予想よりも多く集まったため、従業員さんの手が回らなくなったのだそうです。しかしこういう時こそ逆発想。労働じゃなくってお祭りにして、親子が地元の農産物や柿のことを学びながら、一緒に楽しい体験するという、とっても一石二鳥にも三鳥にもなる面白い企画なのです。

募集人数は30名。定員になり次第締め切るそうですので、お申し込みはお早めに。
公式サイトのブログはこちらです。

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田主丸の町史

2009-01-02 19:50:36 | その他
我が家には田主丸町史全三巻がある。
田主丸の歴史や民俗を調べるなら、大抵はこれを参照する。他の田主丸関連の本もまた、この町史をもとに作られている場合が多い。

先日、たまたま某町の町史をいただいたので、「某町のことなら何でも載っているだろう」と思い、ぱらぱらと読んでいたら驚いた。中身がほとんどないんである。もちろん古墳時代から中世・近世と歴史の項目はびっしりと揃っている。なのに肝心の某町に関する記述が異様なほど少ない。明治以降は町議会の記録があるせいか一通り書いてあるが、それより前の歴史なんか、どこかの教科書に載っているかのような文章ばかり。鎌倉幕府の形成は載っていても、同時代に町がどういう歴史を歩んでいたかという重要な部分はほとんど記述に乏しく、なんと全体の1割ぐらいしか町の歴史が記されていなかった。町史なのにである。

しかし驚いたのはそれだけじゃなかった。他の町の町史も似たり寄ったりで、他の資料からの引用でほとんど成り立っているんである。おまけに田主丸町史を手に取って読んでみると、客観的でありながら、その故郷への愛情をひしひしと感じることができるのに比べ、他の町の町史は冷ややかで表面だけを上滑りした文章で、しかも内容が空虚そのもの。

ここにきて、いかに田主丸の町史が他の町史と違うモノであるかを実感してしまった。田主丸町史は分厚い本全三巻という膨大な量以上に、綿密に田主丸の人々の歴史と民俗を調査した、信じられない程中身の濃いものだったのだ。

出版まで足かけ9年と6ヶ月。他の町と比べて特に傑出した豊かさを持つわけでもない田舎町の予算を圧迫しつつ、いつまで経っても完成しない事業にいらだつ人々もいて、様々に批判を浴びながらも出来あがった町史は、とても小さな自治体が作ったとは思えない出来で、他に類を見ない素晴らしい田主丸の歴史大辞典なのだった。

この田主丸町史は第51回(平成9年度)の毎日出版文化賞を受賞した。

私は今まで何気なく資料として読んでいたり、引用したりと、あまり完成への困難な過程を思いやることもなかったのだけれど、やはり他の町の町史と比べてみて、その雲泥の差に改めて愕然としてしまった。

自分の町の埋もれている歴史の発掘と理解は、故郷への愛を育むことに繋がる。田主丸の町史がこんなに素晴らしかったなんて、10年も経って言うのもなんだけど、今更ながら感謝したい。

この町史編纂の立役者・事務局長の日野さん、ありがとうございました。

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初詣と初射

2009-01-01 17:15:36 | その他
あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをどうぞよろしくお願いします。

…というわけで、今日は元旦なのでさっそく初詣に行ってきました。地元田主丸町内にある月読神社(上画像)です。この神社は月読命を祀っているのです。月読命と言えば、イザナギ神の右目から生まれ、天照、スサノオと共に三貴子と呼ばれており、月を神格化した神であり、また夜を統べる神なのはご存じの方も多いと思います。そーですねぇ、古事記・日本書紀の中でも、私好みのちょっと暗めなイケメン神…ゴホゴホッ。失礼。

ともかく読み=黄泉=ヨミ=ユミ=弓という連想によって、初詣はココにすることにしました。

目の神様でもあり、芽にも通じるという事から、田主丸の植木職人の神様でもあります。

それから弓道場へ行って、初射をすることにしました。途中から雪が降ってきて寒いのなんのって。


射礼(じゃらい)のつもりで、今年一年を占ってみることにしました。

甲矢は一時方向に逸れましたが、乙矢はなんとか端っこに入りました。ふ~む。おみくじでいえば末吉みたいな感じ?

………………………………。どうも納得いかない。
もう一回チャレンジすることにしました。

束中です!特に乙矢は的心に入りました。やった。大吉だぁ!

…ってことで、今年の射礼は(ムリヤリ)大吉になりました。
今年も良い年になりますように。

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大晦日

2008-12-31 23:34:08 | その他
今日は大晦日。
大晦日には定例の餃子の皮チーズ包みを作ります。画像の通り、結構大量に作ります。中学生の頃から作ってるので、餃子を包むのだけは早くて得意。全部包んだら油で揚げます。揚げたてがすごく美味しいので、それをつまみながら明日の雑煮の下準備をして、年越し蕎麦を作って食べる頃には、いつもお腹いっぱい。

紅白歌合戦を最初からしっかり観ました。
音楽にはさっぱりうとい私は、紅白で初めて見る人も多くて、へぇ~今はこういう人が人気あるんだ~と、なかなか新鮮です。アンジェラ・アキさんと森山直太朗さんが気に入りました。

今日は大晦日だから、それらしい名言でもないかなぁと名言サイトを見ていたら、こんな言葉がありました。

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人生を楽しむ秘訣は普通にこだわらないこと。
普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。
いたらお目にかかりたいものだ。
   アインシュタイン
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全く波風の立たない人生なんてないし「普通」と呼ばれる人生なんてない。
こんな調子で来年もマイペースでいってみますか。

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柿飴

2008-12-14 23:19:09 | その他
今日は井上果樹園で行われた「柿飴づくり」に参加してきました。

「柿飴」はいろんな新聞に取り上げられてから、どんな味だろう?と私も興味しんしん。さっそく作り方を見てみましょう。

まずは上の画像のように完熟柿を切ったりつぶしたりします。それを鍋に入れてしばらく煮ます。

焦げ付かないように時折混ぜていきます。薪で焚いていくので火加減にも気をつけます。


それから少し小川のなかに置いて鍋を冷まし、煮た柿をぎゅ~っと絞っていきます。


出てきた柿の水分を一時間ほどさらに煮ていき、柿のエキスが出来上がっていきます。糖度計では振り切れてました。甘さも十分な様子。


柿飴。美しい色ですね。それに甘い!蜂蜜みたいな甘さです。


できあがって、手作りパンを片手に柿飴を食べている様子。美味しかった!

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盆栽見てきた

2008-12-11 23:00:18 | その他
実は、山辺道文化館で櫨の写真展が今でも展示されてます。えっ!先月までじゃなかったの?という声も聞こえそうですが、え~、櫨の写真が好評だったもんですから、来週まで展示できることになったんですよ。…他に予定がないから?って声も聞こえてきそうですが、ま、それはおいといて、とにかく来週の初めまで展示できるとのことで、館長のご厚意に甘えることにしました。まだ未見の方はぜひ山辺道文化館へいらしてください。

さて、二階では見事な盆栽が展示されてました。染森さんという盆栽家が手塩にかけて育てたとのことです。


美味しそうな色なんだけど、渋柿なんだって。カワイイですね。


実がつくのって、計算してできるんですか?と聞いたら、いいえ、自然にできるんですよと言われました。
自然の力ってすごいですね。


息子さんは皮のバッグ製作を行っています。イタリアで修行したとのことで、独立したブランドを持っています。


オーソドックスな留め金。丁寧に作り込まれています。


盆栽とバッグという、なんだか不思議な取り合わせの展示でした。

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博多座で観劇

2008-09-25 23:04:19 | その他
今日は博多座でミュージカル「エリザベート」を観てきました。
実は私、博多座で過去2回(2001・2004)の上演時も観ているので、この「エリザベート」は三回目。さすがに今年はどうしようかな~?と思いましたが、NHK大河ドラマ「篤姫」に出演している山口祐一郎さんのトート役をまだ観ていなかったので、ついに三回目にして観ることにしました。ちなみに過去二回観たのは内野聖陽さんのトート役。

「エリザベート」は、19世紀、オーストリアのハプスブルグ家に嫁ぎ、皇后となったバイエルン貴族の娘シシー(エリザベート)の生涯を描くウィーンミュージカルです。日本ではドイツ語ミュージカル史上屈指のヒットとなりました。
この作品の魅力は、やっぱりなんといっても黄泉の帝王トート(ドイツ語で「死」)役の存在が大きいでしょう。自由を好み活発で美しいシシーを愛するトートは、シシーが皇后となり苦悩の人生を歩むかたわらを、常に暗い死と愛情で彩っていきます。
他のミュージカルではあまり観られないゴシック調の妖しく耽美的な雰囲気や独特の音楽も非常に魅力的です。

今日はもう公演が終盤になっていることもあり、フィナーレでは多くの人が立ち上がっては拍手して「ゆういちろ~~!」とか声が飛んでいました。あ、やっぱやまゆうファンが多かったのかな。

三回目の観劇とはいえ、そのたびにもらい泣きするシーンがあったり、やっぱこの歌はええわ~と思ったりして、舞台の持つ生の迫力に感動します。ただ…上演する度に、シシー(エリザベート)の歌シーンや皇太后ゾフィーのシーンが増えたり、三回目の今回、ますます追加された歌があったりして、しかもそれがどうでもいいシーンだったりするので、なんかちょっと??という演出も気になりました。それにトートの周りを常に妖しく踊るトートダンサーズたちの出番が、今回はさらに多くなっていて、ちょっとムダに踊りすぎの感もあったし、しかも途中からず~っと半裸。前は最後だけだったのに。いや別にいいですけど。やっぱり最初の時の演出の方がよかったなぁ。

またひさびさに「エリザベート」のCDを引っ張り出して聞いてみますか。

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