松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

接ぎ穂採りに行く その2

2007-04-24 19:53:31 | 復活奮闘日記
荒木社長によると、
最近櫨を植える人も少しはいるそうですが、
どうやら櫨の品種が偏っているそうです。

例えば、和ろうそくでは
それぞれの品種は使う場所が違うので
有名どころの伊吉櫨や昭和福櫨ばかりが
一方的に増えてしまっても
他の品種が足りなくなっては
高品質の和ろうそくは作れません。
それぞれの品種がバランス良く使われてこそ
世界に名高い和ろうそくが作られるのです。

美しい色あいを生かした
和ろうそくの上掛けにぴったりな品種…。

そう、それこそ松山櫨の出番です!

江戸時代末期、最も和ろうそくが作られた時代、
和ろうそくの品質が一番高かった時代において、
松山櫨は「最上」との評価を得ました。
この評価は現代でも
十分に当てはまるものだったのです。

その松山櫨が一本でも復活できるのなら。
そう荒木社長も夢を持ったのでした。

(画像は荒木製蝋の和ろうそくの光です)

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