後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔537〕後期ゴシック彫刻を歩く〔番外編〕⑳ ナチの戦争犯罪を後世に伝える試み「躓きの石」「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」…

2022年11月19日 | 美術鑑賞
 ドイツはナチの戦争犯罪を後世に伝える努力を惜しみません。
  道路の至る所に十センチ四方ぐらいの 真鍮が埋め込まれています。「躓きの石」と言われて、強制収容所に送られたユダヤ人の氏名と日時、収容所名などが刻まれています。3,4個かたまっていることもあれば、1つだけのこともあります。



 9月9日(金)、ベルリンのホテルから徒歩で初めて森鷗外記念館を訪ね、さらにブランデルブルク門近くの「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」を訪ねました。2回目でした。様々な高さの直方体のコンクリートでできた記念碑です。写真の左奥に入り口があります。地下が様々な展示室になっています。持ち物チェックを受けて入場します。見学者は無料です。入館者は展示に見入っていてここでは常に沈思沈黙の世界が支配しています。









  9月11日(日)、ベルリンの壁の記念碑「イーストサイドギャラリー」に立ち寄った後、地下鉄を乗り継いでバイエリッシャー・プラッツ(ユダヤ人の禁止パネルのある町)を再訪しました。この町には数十箇所のパネルが掲げられています。実際に発見できたのは二十箇所ぐらいでしょうか。雨が降ってきたので見学は途中で断念しました。