来年6月に中世ドイツの彫刻についての本を連れ合いと出版する予定でいます。これが実現すると久しぶりの共著ということになります。『男の家庭科先生』(冬樹社、1989年)、『ヨーロッパ2人旅、22日間』(私家版、2000年)以来3冊目になります。
10月15日(金)、神保町にある丸善プラネット株式会社に出版の打ち合わせで都心に出かけたのでした。
用事が済んでから神田の本屋を見て回りました。街の佇まいはあまり昔と変わらないのですが、店内に入ってその変貌に唖然としました。
1970年代に教師になった私は高島平の団地に住んでいました。休日にはしばしば都営三田線一本で神保町まで行ったものです。お気に入りの本屋は書泉グランデでした。教育初め社会科学の本が充実していて見るのに飽きませんでした。ところが今はなんと教育コーナーはなく、社会、思想、哲学の本も無くなろうとしていて本棚はすかすかでした。若者向けに変貌しているかのようでした。
書泉の独特のデザインの栞がお気に入りでストックしていて、人に差し上げたりしたものです。それも今は何処にも見当たりませんでした。
実は最初にコーヒーを飲みに東京堂に入ったのですが、ここは逆に以前とは見違えるような品揃え豊富な書店になっていて、ある感動を覚えたのです。様々なコーナーに分かれていて、書籍も充実していて時間があれば何時までも「探検」したいような気分でした。
かつての東京堂も老舗書店の趣があり好きでしたが、洗練された今の東京堂にはまた足を運びたいと思いました。
はてさて、この10月15日(金)は「原発いらない金曜行動」の日でした。毎月第3金曜日(19日の場合は総掛かり行動と重なるので第4金曜)ということで、今回が5回目です。
夜の6時30分からなので少し早めに国会議事堂前の駅に着きました。2015年9月から始まった集団的自衛権反対の19日行動は衆議院会館前ですが、そこから少しのところが集会の場所、首相官邸前でした。
私たちにとっては久々の国会前行動でしたが、コロナ禍でも運動を持続している人たちが200人も集まっていました。横断幕や手作りのプラカードで賑やかです。
まずは和太鼓演奏からスタートです。落合恵子さんのスピーチの後は延々7時45分までおそらく30人以上の人がマイクを握ったことでしょう。コールにはすかさず小太鼓であいの手が入ります。元気よく歌う人もいました。シンガーソングライターの人の名前は失念しましたが。
コロナが下火になって、原発反対運動にも足を運ばなくてはと思った次第です。
ところでこの「原発いらない金曜行動」はどうして始まったのか、「レイバーネット」のサイトに次のような記事が出ていましたので転載させていただきます。
■新たな「原発いらない金曜行動」が始まります!
投稿者: 木村雅英
【案内】「原発いらない金曜行動」
日時:2021年6月18日(金)18時30分~19時45分
場所:首相官邸前
主催:(仮名)「原発いらない金曜行動」実行委員会
発言予定:鎌田慧さん、落合恵子さん、佐高信さん、古今亭菊千代さん、神田香織さんほ
か
参加のお願い:
3・11後から10年間毎週金曜日に首相官邸前や国会正門前で反原発・再稼働阻止の抗議の「場」を提供してきた首都圏反原発連合(反原連)が本年3月末に金曜行動を休止しました。
そこで私たちは、政府に原発ゼロの実現を迫る新たな行動の「場」を首相官邸前に設け
る決意をしました。月に一度(第3金曜日)ですが、首都圏の反原発運動を結集するとと
もに、全国で今も「金曜行動」を闘い続けている仲間たちと連帯し、東京で「原発いらな
い金曜行動」を多くの皆さんとともに訴えていきます。
ぜひご参加下さい。創意工夫のプラカードなど大歓迎です。
コロナ蔓延の折、蜜を避け、マスク着用・消毒にご留意願います。
「原発いらない金曜行動」呼びかけ人(あいうえお順):
青山晴江(詩人)、市原みちえ、落合恵子(作家)、鎌田慧(ルポライター)、神田香織
(講談師)、菊地輝子、木村雅英(経産省前テントひろば)、久保清隆(再稼働阻止全国
ネットワーク)、古今亭菊千代(落語家)、佐高信(評論家)、志田文広(とめよう!東
海第二原発首都圏連絡会)、下山保(パルシステム連合会初代理事長)、新居弥生(原子力
規制委員会毎水曜昼休み抗議行動)、橋本輝之(ピースサイクル全国ネットワーク)、武
笠紀子(反原発自治体議員・市民連盟)、柳田 真(たんぽぽ舎)、横田朔子(たんぽぽ舎)、
乱鬼龍(川柳人)、渡辺マリ(市川市在住)
主旨説明:
3.11東電福島第一原発事故後11年目に入り、反原発の闘いも新たな局面を迎えて
来ています。
東電福島第一原発事故は全く終わっていません。「廃炉」の姿が見えず、30年~40
年とされていたロードマップを誰も信じず、「廃炉」まで300年近くかかるかも知れな
いと予想されています。汚染水対策も破綻していて、菅政権が「海洋放出」を関係閣僚会
議で決定しましたが、全漁連のみならず福島県内・国内・海外からの反対の声が燃え上が
っています。また、未だに数万人の被害者は帰還できず、賠償も不十分で、被災者はAD
R仲裁和解案を拒絶している東電に対して30もの賠償請求裁判を起こしています。
一方で、事故原因の検証もしないまま、「緩やかに過ぎ合理性を欠く」新規制基準によ
る審査で原発の再稼働が進み、六ヶ所再処理施設まで審査「合格」し、地層処分の候補地
が名乗り出るなど、現菅政権はあたかも3.11以前の原発推進社会に戻そうとしている
かの様です。大阪地裁・水戸地裁などの裁判所で稼働差止の判決が出されたのも当然です。
そればかりか、菅政権は、原発稼動を優先させて再生エネルギーを押さえつけ、40年
超えの老朽原発の再稼働を目論み、小型原発の研究開発まで持ち出して、原発を推進して
います。現在策定中の第6次「エネルギー基本計画」では、地球温暖化対策を口実に原発
を残すばかりか、第5次「エネルギー基本計画」にあった文言「原発への依存度を可能な
限り低くする」をカットするべきとのひどい意見が出たり、リプレース・新増設が提案さ
れています。
3.11後早々に脱原発を決意したドイツは、本年3月11日に「脱原子力完了のため
の12項目ードイツ連邦環境省の基本姿勢」を発表しました
(http://sayonara-nukes.org)。
広島・長崎・福島を経験した日本でも原発ゼロを実現するべく、月に一度(第3金曜日)
の行動の「場」を生かして闘い続けましょう。
10月15日(金)、神保町にある丸善プラネット株式会社に出版の打ち合わせで都心に出かけたのでした。
用事が済んでから神田の本屋を見て回りました。街の佇まいはあまり昔と変わらないのですが、店内に入ってその変貌に唖然としました。
1970年代に教師になった私は高島平の団地に住んでいました。休日にはしばしば都営三田線一本で神保町まで行ったものです。お気に入りの本屋は書泉グランデでした。教育初め社会科学の本が充実していて見るのに飽きませんでした。ところが今はなんと教育コーナーはなく、社会、思想、哲学の本も無くなろうとしていて本棚はすかすかでした。若者向けに変貌しているかのようでした。
書泉の独特のデザインの栞がお気に入りでストックしていて、人に差し上げたりしたものです。それも今は何処にも見当たりませんでした。
実は最初にコーヒーを飲みに東京堂に入ったのですが、ここは逆に以前とは見違えるような品揃え豊富な書店になっていて、ある感動を覚えたのです。様々なコーナーに分かれていて、書籍も充実していて時間があれば何時までも「探検」したいような気分でした。
かつての東京堂も老舗書店の趣があり好きでしたが、洗練された今の東京堂にはまた足を運びたいと思いました。
はてさて、この10月15日(金)は「原発いらない金曜行動」の日でした。毎月第3金曜日(19日の場合は総掛かり行動と重なるので第4金曜)ということで、今回が5回目です。
夜の6時30分からなので少し早めに国会議事堂前の駅に着きました。2015年9月から始まった集団的自衛権反対の19日行動は衆議院会館前ですが、そこから少しのところが集会の場所、首相官邸前でした。
私たちにとっては久々の国会前行動でしたが、コロナ禍でも運動を持続している人たちが200人も集まっていました。横断幕や手作りのプラカードで賑やかです。
まずは和太鼓演奏からスタートです。落合恵子さんのスピーチの後は延々7時45分までおそらく30人以上の人がマイクを握ったことでしょう。コールにはすかさず小太鼓であいの手が入ります。元気よく歌う人もいました。シンガーソングライターの人の名前は失念しましたが。
コロナが下火になって、原発反対運動にも足を運ばなくてはと思った次第です。
ところでこの「原発いらない金曜行動」はどうして始まったのか、「レイバーネット」のサイトに次のような記事が出ていましたので転載させていただきます。
■新たな「原発いらない金曜行動」が始まります!
投稿者: 木村雅英
【案内】「原発いらない金曜行動」
日時:2021年6月18日(金)18時30分~19時45分
場所:首相官邸前
主催:(仮名)「原発いらない金曜行動」実行委員会
発言予定:鎌田慧さん、落合恵子さん、佐高信さん、古今亭菊千代さん、神田香織さんほ
か
参加のお願い:
3・11後から10年間毎週金曜日に首相官邸前や国会正門前で反原発・再稼働阻止の抗議の「場」を提供してきた首都圏反原発連合(反原連)が本年3月末に金曜行動を休止しました。
そこで私たちは、政府に原発ゼロの実現を迫る新たな行動の「場」を首相官邸前に設け
る決意をしました。月に一度(第3金曜日)ですが、首都圏の反原発運動を結集するとと
もに、全国で今も「金曜行動」を闘い続けている仲間たちと連帯し、東京で「原発いらな
い金曜行動」を多くの皆さんとともに訴えていきます。
ぜひご参加下さい。創意工夫のプラカードなど大歓迎です。
コロナ蔓延の折、蜜を避け、マスク着用・消毒にご留意願います。
「原発いらない金曜行動」呼びかけ人(あいうえお順):
青山晴江(詩人)、市原みちえ、落合恵子(作家)、鎌田慧(ルポライター)、神田香織
(講談師)、菊地輝子、木村雅英(経産省前テントひろば)、久保清隆(再稼働阻止全国
ネットワーク)、古今亭菊千代(落語家)、佐高信(評論家)、志田文広(とめよう!東
海第二原発首都圏連絡会)、下山保(パルシステム連合会初代理事長)、新居弥生(原子力
規制委員会毎水曜昼休み抗議行動)、橋本輝之(ピースサイクル全国ネットワーク)、武
笠紀子(反原発自治体議員・市民連盟)、柳田 真(たんぽぽ舎)、横田朔子(たんぽぽ舎)、
乱鬼龍(川柳人)、渡辺マリ(市川市在住)
主旨説明:
3.11東電福島第一原発事故後11年目に入り、反原発の闘いも新たな局面を迎えて
来ています。
東電福島第一原発事故は全く終わっていません。「廃炉」の姿が見えず、30年~40
年とされていたロードマップを誰も信じず、「廃炉」まで300年近くかかるかも知れな
いと予想されています。汚染水対策も破綻していて、菅政権が「海洋放出」を関係閣僚会
議で決定しましたが、全漁連のみならず福島県内・国内・海外からの反対の声が燃え上が
っています。また、未だに数万人の被害者は帰還できず、賠償も不十分で、被災者はAD
R仲裁和解案を拒絶している東電に対して30もの賠償請求裁判を起こしています。
一方で、事故原因の検証もしないまま、「緩やかに過ぎ合理性を欠く」新規制基準によ
る審査で原発の再稼働が進み、六ヶ所再処理施設まで審査「合格」し、地層処分の候補地
が名乗り出るなど、現菅政権はあたかも3.11以前の原発推進社会に戻そうとしている
かの様です。大阪地裁・水戸地裁などの裁判所で稼働差止の判決が出されたのも当然です。
そればかりか、菅政権は、原発稼動を優先させて再生エネルギーを押さえつけ、40年
超えの老朽原発の再稼働を目論み、小型原発の研究開発まで持ち出して、原発を推進して
います。現在策定中の第6次「エネルギー基本計画」では、地球温暖化対策を口実に原発
を残すばかりか、第5次「エネルギー基本計画」にあった文言「原発への依存度を可能な
限り低くする」をカットするべきとのひどい意見が出たり、リプレース・新増設が提案さ
れています。
3.11後早々に脱原発を決意したドイツは、本年3月11日に「脱原子力完了のため
の12項目ードイツ連邦環境省の基本姿勢」を発表しました
(http://sayonara-nukes.org)。
広島・長崎・福島を経験した日本でも原発ゼロを実現するべく、月に一度(第3金曜日)
の行動の「場」を生かして闘い続けましょう。