盛岡藩最後の筆頭家老 楢山佐渡さま(1869.6.23処刑 於:報恩寺)の命日に 菩提寺で法要がとり行われ参加した。100名を超える多くの人々の参加に 主催側(菩提所は聖寿寺)も 相当面食らった模様。予定時間も大幅にズレた。
作家の平谷美樹氏の講演もあった。当時の社会状況の説明と解釈を詳細に一通り述べてから 締めくくりに 「佐渡没後150年(本質的に…この社会は)なにか変わったでしょうか?」という問いかけ…当方の脆弱な脳みそが 完全に瞬間凍結してしまったのである。
氏曰く 「ある人が…政治家は 国民のレベルを超えることはない…と云っています。実に意味深い表現と思います。」と 追い打ちをかけてきて…もう完全に思考停止で困ってしまった。なにしろ 歴史から何か学び取ろうという気持ちはあったが 雑な性格で 出来事に対する緻密な整理も正面切った視点もなく まったく右往左往の茫然自失。困った事態 となったのでありました。
(この問いかけには このご時世 自分に都合よく受け取る御仁も きっとたくさんいるだろうなぁ…と思いつつも 当方いまだに答えが見つからないまんま…なのである。…無味乾燥な写真多用と長文御容赦)
「いくとせも国安かれと祈るらんただひとすじに武士(もののふ)の道」
楢山佐渡さま辞世の歌(直筆は盛岡先人記念館蔵)
註:ここでは国すなわち藩=地域 という解釈が一般的。
ムムッ!それぞれにとって それぞれの瞬間の今とは…『・・・つまり 未来は 今なんだ。:平和の詩作者 相良倫子』 …ということか!そうか!…まことに まことに ありがたく 充実した一日なり。