今月初め お伊勢参りの遠い旅の際 コースに伊勢志摩の某高級ホテル内の見学もあった。疲労か二日酔いのせいか 朝のまったく集中力のないなか せっかくの説明も右から左へ筒抜けで ひたすら前列者の後ろを追う。
「え~ ちなみに…この絵は!購入時には二億円だったそうです…では次へ…」の終了間際の声で…しっかり目が覚めた。
たしか…FUJITAなんとかと云っていたような…帰ってきて調べて ビツクリ。なんか気になるな と流し撮りしていたが あ~あ シモタ~ここがイマイチ自分の弱点で 後の祭り…なのであった。
画家藤田嗣治の「乳白色の肌」を間近で確認できる絶好の機会を逃したのである。ググ。くやし。
そこで さらにググると 東京で展覧会が開催されているではないか。脇を見ると なんとフェルメール展も…ある。一生に一度あるかないかの絶好の観賞機会が 東京にはゴロゴロとあるのである。
東京近辺はこの点完全に有利。地方人は (個人レベルでは…)そう何度も遠出はできるものではないし 地震も災害も止むことが全く無い。潔く 悔し涙して ここは諦めよう…。
もうこうなったら 根こそぎ 二億円に相応しい「身近な絶景」に目を凝らして 撮りまくるぞ!…と 開き直るのでありました。(貧乏人のひがみに 極近似)
「やゝ寒むや日のあるうちに帰るべし:高浜虚子」