この辺の「南部せんべい」由来は 諸説ある中で ひいき目採用ながら… 時代は建徳の大昔 長慶天皇(南朝)が陸奥にお出での際 日暮れて夕食の用意も出来ずお困りになられたおり 一行中の赤松某氏が そば粉を練って火にかけ胡麻をふりかけ奉ったところ その風味をことのほか愛でられた と云う伝説がある。
関連記事履歴(2018.11.5)
https://blogs.yahoo.co.jp/enjin1515/archive/2018/11/5
現代でもその原材料構成は いたってシンプル。小麦粉+胡麻+塩+ふくらし粉(膨張剤)…で 特にせんべい屋さん直売の手焼きモノは胡麻も香ばしくて 美味い!の一言に尽きる。それぞれの原材料も地産のものにこだわっていれば 茅ぶきの大きな屋敷の雰囲気や太陽の匂いがしてくるようで それが長く好まれてきている理由なのだろう。(一般家庭で作るのは やや無理)
それにつけても…頬張ったせんべいの 割れる時に発するバリバリ音や香りも味わいの大切な醍醐味なので…歯が丈夫でないと…この伝説にあるような風味の発見は なかった?カモしれない。ナ。(当時 歯医者があったのか…。ナ?)
「馬酔木咲く鹿のせんべい食べてみる:長谷川かな女」(「花寂び」より)