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この街の 震災の追悼式のあとの夕刻には 祈りの灯火の一斉点灯活動が定着した。
今年は 目標一万個と少し気負い過ぎの感はあったが実績では7400個の参画があった
そうで 地域の高齢者から子供たちまでの幅広い協力者が なんとご苦労されたこと
かと想像し 心底から感心した。
この手作り(牛乳パックのリユース?)灯篭には 一個一個それぞれが大切にして
いるだろう文字が描かれている。これを読みながら・・どうやって取り組んだかを想
像し・・一個一個見ているうちに 若干熱くなってしまうのであった。二個と同じも
のがなくての7400個なので・・こちらの腰の方が持ちそうにない位の量なのである。
感染拡大の影響がジワジワ効き始めてきて 来年度の高齢者向け講座の中止・延期
が次々に告知され 企画者も講演者も受講者も計画が立てられず悩ましく逡巡するし
かない最近であろう。おそらく夏ころには高齢者も行き場を失ってストレスもピーク
に・・と想像。画一ではなく個別工夫しコミュニケーション?することが問われ 愁
眉の課題と思われる。
なんだか今年の灯篭は 集えない人々の哀しさも表現しているようで やけに寂寥
感に満ちていた気がする。その日の夕刻は 残念ながら小雨であったせいもあるが。
「病にも色あらば黄や春の風邪:高浜虚子」
丁寧にコメントありがとうございます。
心に引っかかっているのは 行方不明者の
方が 例えば岩手県内ですと1112名おられ
その対応を今後どうするのがよいのか や
東日本全体の「直接被災額」の試算で16兆
から25兆円と云われていることです。9年経っても
まったく回復した感じはなく(皆さん元気一杯ながら)
なぜ?・・と思っている人が結構多いと思います。
そしての・・今回の一斉休業騒動ですから・・またまた
なぜ?・・と不安になり 混乱してしまうのです。