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7日の朝 寝坊しながらラジオを聴いていたら 「応仁の乱」の著者 呉座勇一先生がインタビューに答えながら話をされていた。なんでも活字業界では珍しいくらいの部数が売れているとのこと。中身のことよりも その訳をアナウンサー氏は聞き出そうとしている。
半分眠っているので…ぼんやりながら「読者は現代と重ねて読んでいるのではないか?混乱と先の見通しの無い状況は 当時と似ているから…」という趣旨だったような…。が そのことは日中には忘れていた。
その後 ふらり本屋さんに立ち寄った時 山と積まれた新書版の中にそれを見つけ 単純な好奇心から立ち読み。すると「はじめに」の文章(約8ページ)が 最近稀なる名文!…で 即買いしてしまった。
ところが問題は 本編がえらく面倒かつ難解至極なのである。こちらは折り紙つきの単細胞で記憶容量が極小につき…やむなく ベタベタとマーキング さらに図解をしながらのページめくり。そしてしばらく進むと再度書き出しへ戻るという塩梅。
大概はこのへんでギブアップして脇へつん読 になるのだが…なぜか先が気になって ページを捲ろうとする。遂には PCを開けてエクセルにノートしながらの 本格的な熟読態勢に入ったのであります。
読み終わり理解するまで…若干余命時間の不安を持ちながらも…行けるところまで行ってみよう…としている自分がいます。なぜあの時代の人々は しつこく しぶといのか?と 不思議の世界に取りつかれているようだ。
(大丈夫です!病気ではありませんので…少々お暇を。長文ご容赦)
「どこまでが雲どこまでが蜃気楼:上野たかし」