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小説「JR上野駅公園口」柳美里著を読了。滅多に〝小説〟は読まないので・・
いつもの気まぐれか 巣ごもりの影響か 自分でもよく解らないが 中身は面白か
った。ただ 頭の中はさらに一層混乱し 一言コメントがなかなか出てこない。
上野駅公園口は 博物館や美術館が効率よく観賞でき 若い頃からめったにない
上京時に あらかじめ時間に余裕を作っておいて よく乗降する駅である。しかも
なんとなく東北の玄関のイメージが自分に定着し 大江戸の雑踏を抜けて駅に戻る
と唯一ホッとできる陽だまりのような空間なのである。物語りはそこで展開し始め
るので つい手に取ってしまった のである。
契機に 取り留めも無くいろんな事を考えてまとまらなくなっていたが 過日
神社の軒下で束の間の晴れ間に しっかりと日向ぼっこしている猫姿をみて この
スタイルがベスト!と直感し なんとなく安堵したのであった。
1/30朝また雪が降った。降雪26センチ ただいまの積雪47センチ。最低気温 マイナス5度。
陽だまりがじつに恋しい。
「うとうとと生死の外や日向ぼこ:村上鬼城」
心に楽しいことを思って、どなたもが陽だまりに居る気分になりたいですね。
太陽は偉大ですね。何も云うことなく
誰もが求めています。
マスクの世界から離れ じんわり陽当りできる
場で ゆっく~りしてみたい・・のが 人類?の
いま 切望するところ と思います。
ホームレスを軸にしたお話でしたが WEBも小説も
イマイチ弱い点は 「におい」を伝えることで
自分が核心に接近するのには歯がゆいところが
ありました。ハイ(作者は多分相当頭がよく 怖さ
を感じる感性の持ち主だろう・・と思いました。)