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先週13日は 霞みが棚引いた。御山より上空に大気のフタがかかり雲がしばしビクともしない。風もほぼない。大陸の高気圧は強く 優位にあり放射冷却で この日の朝はよく冷え込んだ。
なんだか…外交における今の日本の立ち位置(サンドイッチ状態)…と だいぶ重なるような風景にも感じられた。
気象的には 御山の頂上付近から上にあるフタのような層を 安定した気象の層(逆転層)ではないか?と思う。とすると いま立っている地表は…不安定層?の中で 見た目では穏やかに見えるが 実態は あまりに短兵急でゴチャゴチャな状態かと?…きっとあの雲は 御油断召さるな! のサインでは…と思ってしまうくらい 地上世界は混乱している気がしてならない。
…お城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心(啄木)…的な 抒情性豊かな情況へたちもどることを もはや「人」は諦めてしまったのだろうか…もう間に合わないのかな?と 孫たちへの責任も感じ 寂しく自問自答するのでありました。
「初霞山に加へし齢かな:朝倉和江」