街角風景～空木

　いつもより少し早めに梅雨入りした　模様…。この時期　長袖　半袖　チョッキ　開襟　時にセーターと　一日に何度も衣替えをしなければならない。じつに面倒なことながら　暑いのも寒いのも　いやで　変化に合わせてマメに動くしかない。
　仕方がないな…などと　ウットウしさにボヤきつつ庭を眺めると　ウツギ（卯の花）が咲いている。はて？今年は…遅いのでは？　それに　♪匂う～垣根ぇにぃ～♪の　上品な香りがしてこない。玄関の脇にあるのだが…そうか！…花粉症の鼻づまりで
気づかず　たまたま今になった…ということか。ややズレどころではない　この鈍さに感心？するのみ。
　この花の可憐で柔らかな白さに出会うと　まもなく夏だ…と　いつも思うのだが　ごく最近　真夏日があったことを思い出し　やっぱり！　今年は季節がズレている！…と　勝手に自信づくのでありました。(現在ナント　「低温」注意報発令中！ナリ）
　　　　　　　「世を隔て人を隔てゝ梅雨に入る：高野素十」

街角風景～紅白の印

　一見　アバンギャルドが出現か！？（ﾋﾟﾝﾎﾞｹ）の気配なのだが…小学校（わが母校）校庭に現れた造形物である。おそらく…運動会！の準備に入ったと推測。
　アンツーカーを眺めていると　遠～い昔…子供の頃の活気が　昨日の頃のように蘇ってきます。校舎も花壇も　樹木も運動用具も…全部風景は変わってしまったが　校庭の土の感触だけは　そのまんまである。ここにだけ　コンクリートの街並みの地面に　遠慮がちに地球の窓を開けているようだ。
　（今になって思えば…）よくまあこの狭い校庭に　団塊児童含む2000名ほど　ごちゃごちゃひしめき合っていたものである。運動会と云えば…まったく隙間がないので　今様のPTA連中や観衆はいなかったような…記憶で　指導の先生達の怒鳴り声？と　ガキども（失礼！）の歓声や熱気が　一帯に溢れていた…ような…気がする。（近所迷惑の極み？？）
　紅と白の組み合わせ…なんとなく縁起がよさそうで　明るい気分になるのは　その頃に原体験？かもしれない。
　空想の淡い気分から現実に戻ると…腰痛を抑制する薬のパッケージの色が…紅と白。歳相応で仕方はないが…やれやれとも　思うのであった。自宅筋トレと服薬で　もう少し（一ヵ月？）真剣に頑張ろう…と思うのであった。
　　　　　　　　　　　　「振れば鳴る紙の旗かな運動会：野村喜舟」

街角風景～窓の外は夏

　高気圧が張り出してきた。盛岡の気温は一気に真夏日。全国的に４日は　帯広34度　秋田大館で32.9度　札幌30.7度東京都心29.1度の記録…である。
　母の老人ホームの気温は常時適温で　窓から眺める青空は　まさにハ～ワ～イ♪なのである。この爽快感を本人がわかるようだと　こちらもいっしょになって　気分一層晴れ晴れなのだが…なかなか…なのである。
　ともかくも　せめて快適環境を準備することで　勘弁してもらおう…と思うのだった。
　ちなみに　おとなり青森の津軽弁では　ワイハ～は　あ・れ・ま！の意味なので　ワイハ～！でもぴったりの夏空…でした。
　　　　　　　　　　　「夏の山国母いてわれを与太と言う：金子兜太」