25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

テレビは世襲政治家に弱い

2019年08月08日 | 社会・経済・政治

  小泉進次郎と滝川クリステルとの結婚発表がテレビで何度も報道される。別に悪い男とも思えないが、どんな考え方をしているのかも自民党に所属しているのだから、だいたいはわかる。演説の歯切れのよさもあり、応援演説のオファーは多く、選挙にはいつも駆り出される。小泉純一郎の息子だというだけで、票が集まる。案の定、良い男で、演説も上手いので、喝さいを浴びる。いずれ総理になる人物だと評される。

 話は違うが、今日の朝日新聞で大阪府の吉村知事が「愛知県知事は辞任すべきだ」と言ったことが記事にあった。ぼくは即思った。いよいよ大阪維新の会は抑え込む政党であり、ファシズムに走りかねない政党である性格が見えてきた。

 ぼくは愛知県の大村知事が最初、「表現の不自由展」を中止する、と公言したときに、失望し、ダメな男だと思い、三日たって、今度は正当な憲法論を語り、河村名古屋市長を批判したときは、情勢に敏い、一本筋が入っていない政治家だと思っていた。で今も本当は思っている。なぜならば、主催者なのだから「表現の不自由展」をもう一度再開すればよいだけの話だ。愛知県警のトップなのだかから、警備体制をとり、「表現の自由」を守るのが仕事なのだから。それをやる胆力がないのだ。やってはいけない前例を作ることの重大さがまだわかっていないのだ。

 小泉進次郎はこういう場合、どういう考えをもつのか。わからないからなんとも彼を評価できない。ところは山本太郎はこういう場合、はっきりと言う。「お・も・て・な・し」などと言って東京オリンピック招致に担がれた滝川クリステルにしても、ぼくなどは「フン」と思っている方だ。なぜならオリンピックなどは維持費がたいへんな建物を建て、ホテルを建てで、本当に日本にオリンピックが必要なのか、と思うからだ。公共建築物が経済効果をもたないことはすでにわかっていることだ。彼女は思うから招致活動に参加したのだろう。

 だいたいが政治家は世襲などというのは日本はダメな証拠だ。不公平感がありすぎる。それを多くのコメンテーターは言わない。世襲政治家が議員の半分以上を占めるようになれば、もうこの国はだめだ。世襲政治家と有名芸能人、スポーツマンの国家となる。親の地盤で選挙をすることは許してはいけないとぼくは思う。小泉進次郎は父親を利用しまくっていることに涼しい顔をしている。フン、と思う。ましな政策を言えば、フンは取り消す。

 



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