25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

権力の言うことなど

2019年09月20日 | 社会・経済・政治
 7月の末からまず息子家族が8日ほどいて、帰ると娘家族も10日ほどいた。大いにビールを飲んだ。しっかり美味しい物を食べたら、ダイエットのことをすっかり忘れていて、せっかく2kg痩せたのに、元に戻り、それ以上になってしまったようで体重計に乗るのが怖い。昔二十代まではどれほど食おうが太らなかったのに、代謝が悪くなったのだろう、つまり老化ということだ、飲み食いしたものは身体が完全消化できない。その分が脂肪になる。
 麦芽67%以上のものをビールといい、以下の物を発泡酒と言っていたが、この頃、発泡酒よりも安く、ビールと味はほとんど変わらないという「第三のビール」とやらが出てきている。これらはアルコール分が6%である。これが絶妙である。スーパードライは確か5%だった。
麦芽以外に穀物をブレンドしているらしい。だから税率が安くなる。いろいろな穀物からブレンドする技術はウィスキー会社が詳しいだろう。この技術が第三のビールに応用されているように思う。各社外国のウィスキー会社を買収している。
 例えば500ml缶のスーパードライと 同じ会社の「秋の宴」を飲んでみて比較すると断然 「秋の宴」の方が旨い、とぼくは思う。スーパードライとイオンのバーリアルはほとんど同じ味である。スーパードライは500ml で270円。バーリアル(紺色)は110円である。イオンの バーリアル(オレンジ色)は500ml 110円で、麒麟の「大麒麟」は150円だが、全く同じ味である。多分マックスバリューがOEMで麒麟に製造を依頼しているのだと思う。
 政府の高い税率が新しい商品を生み出すというのは皮肉な話だ。携帯電話を安くできると菅官房長官が言っても、結局は安くならない。

 政府が言い出す要求に巧妙な方法でくぐり抜ける。ビール類も同じようなものだ。
 この逞しさがあればよいと思う。
 昭和8年、ゴーストップ事件があった。赤信号を無視して軍人が横断歩道を渡った。それを警察官が注意した。軍人は怒った。警察官も軍人のその態度に怒った。これがその後大事になった。軍隊対警察の争いになった。この頃まだ警察官は軍人に物申したてる気概があったのである。この頃はまだ軍隊によるファシズムはまだ弱かったのである。しかし本格的日中戦争まであと4年。太平洋戦争までさらに4年である。我が身を振り返れば8年など、あっという間である。8年のあっという間にあっと死にたくないが。


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